さあ今日こそ、『マゾヒズムに花札』連動・万葉噺。萩の歌を俎上にあげねば

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赤いツブヅブがわかりますか?
これが我が家が代々長い事、迷うことなく萩と称して、微塵も疑う事のなかった雑草です。
いえね、折角Grokくんが一般開放されたもので、こうして写真撮って添付し(正式にはなんという植物なのか)照会を掛けてるとこなんですが、なんせこのとおり、夏場は実が痩せてて判読困難!
秋口になって、もっと良質なのが撮影できるまでお預けになるかもしれませんね。
幸いにして相手は機械です。
何度同じ事訊いても、人間のやってる店員様等の神様と違って、嫌な顔される事がないので、それが頼もしいとこです。

さあて、日曜万葉噺の日。
今日こそ覚悟決めて、花札連動の萩の歌をやることにしましょう。
えー、萩の歌は季節の明示されてる巻八巻十に集中してるといいました。
なら、それ外して、季節明示のない他の巻から拾ってみましょう。
先ずは巻二120から入りましょう。

吾妹子に 戀ひつつあらずは 秋萩の 咲きて散りぬる 花にあらましを


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作者・弓削皇子 は、献歌こそは取り上げた事があったものの、当人に触れるのは初めてですね。
天武天皇の第六皇子です。
同じく天武帝の皇女・紀皇女と恋仲にありました。
彼女を思って詠った四首の二番目に出てきます。
これまた随分と万葉調!
思って添い遂げられないなら、花の様に咲いて散っちまえばよかったなどとは、すっかり恋愛下手になった現代人には理解が難しいとこでしょう。

同じく巻二の231と233には、よく似た歌が並びます。

高圓の 野邊の秋萩 いたづらに 咲きか散るらむ 見る人無しに

高圓の 野邊の秋萩 な散りそね 君が形見に 見つつ偲はむ


似てて然るべき、233は231の『或る本の歌に曰はく』、云ってみれば別バージョンなんです。
もっと詳しく噺しましょう。
230番歌は、志貴皇子がなくなった時に笠金村が詠んだ挽歌で、その長歌には反歌が二首付いてます。
第一反歌が231ということで、別バージョンが1つ置いて出てくる訳です。
高円山は奈良市の東で、春日山の南方に連なってる山です。

もう一首みましょうか。
巻三の455は大伴旅人が亡くなった折の余明軍の5連作の一つです。

かくのみに ありけるものを 萩の花 咲きてありやと 問ひし君はも


余明軍…
百済の王族である帰化人です。
資人…
付き人みたいなものをイメージすればいいのでしょうか?
にも拘らず、左注には旅人に与える歌、と与えるという文字が使われてます。
これは、家持の、父の資人に対する尊敬の念とみていいでしょう。

百済の王族って、何かありましたよね?、あはっ!

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