読売新聞さん。ちっちゃな三面記事ですので全文引かせてもらいますよ。時に『鶏が鳴く』というのは?
読売新聞 鶏が鳴く 万葉集 万葉の人々 万葉のこころ 犬養孝 勝鹿の真間娘子を詠む歌一首 并せて短歌 高橋虫麻呂 鳰鳥 シャモ虐待疑い 柏の養鶏場捜索=千葉 鬼平 五鉄 軍鶏鍋 動物愛護団体 齋藤杏花 (さいとうあんな) 齋藤杏花 齋藤杏花facebook Facebook 葛飾 真間 手児名 柏
日々は過ぎ去り、また日曜日が巡ってきました。
本日は恒例によって万葉集の日、話に行く前に先ずは新聞記事の切り抜きをお読み頂きましょう。
限定記事で皆さんにお読みいただけないので全文引きます。ま、商業利用でありませんので目つぶってやってください。
シャモ虐待疑い 柏の養鶏場捜索=千葉2022/01/21
闘鶏に使うシャモのくちばしを切るなど虐待した疑いがあるとして、柏署は柏市内の養鶏場を動物愛護法違反容疑で捜索し、関係者から事情を聞いている。同署や動物愛護団体への取材でわかった。
同署は13日、沖縄と東京の動物愛護団体の情報に基づき捜索し、傷ついたシャモ38羽とくちばしを削る機器などを押収した。闘鶏の練習用とみられる施設もあった。シャモは愛護団体が保護した。養鶏場の男性は取材に対し、くちばしや爪を切ったことを認めた上で、「餌やりなどの際に人間をけがさせないように切った。虐待という認識はない」と話した。
いつも思うんですけど、動物愛護って面々は頭は確かなのでしょうか?
一体、人の為の社会なのか?畜生の為の社会なのか?、こうした輩がいる限り、生類憐みの令の昔を笑うことはできません。
いうまでもなく養鶏場の言い分に一片の誤りもありません、言いがかりも良いとこです。
可哀想って、アータ、なら自分がエサやってみなさいって。
鶏というのはひよこのイメージからは想像がつかない程に、獰猛且つ残酷な生き物でね。
血を流してる仲間がいると、よってたかって突いて殺してしまうのです。
これが繁殖期になればさらに気の立った雄鶏が。
うっかり吠え掛かったイヌがやられて血だらけにされたって話はよく聞きます。
増してやですよ。
件の鶏は闘鶏用なんだ。そしてくちばしを切る道具というのが存在するのですよ!
それが虐待なら、軍鶏鍋なんてのはどうなるんでしょう?
ああ、冒頭画像。
鬼平名物・五鉄の軍鶏鍋。実際に現存するのですね。
さてはて、件の愛護団体なるものの御仁はどのような見解を示すのか、少々は興味がわきます。
えーっと、件はおらほうの柏の話ですか。
西の方の方言で鶏肉の事をカシワというって話はさておいて、地理に触れるなら。
葛飾だね、ここ。
んと、『鶏が鳴く』って枕詞は勝鹿の歌で聞くぞ、と思って試しに"勝鹿の枕詞""鶏が鳴く"で検索を掛けるに…
これって、東国の枕詞なんですね、そうでした。
でもね、必ず勝鹿とセットで出てるんですよね。うーん、勝鹿の枕詞…
さんざっぱら調べて、正解を見つけたのは、なんとてめえの書いた記事!
再びそうでした、そうでした。鳰鳥じゃないですかよ!
てな訳で本日は、あの折に割愛した長歌を含め、巻九・高橋虫麻呂の歌を全編披露です。
勝鹿(かつしか)の真間娘子(ままをとめ)を詠む歌一首 并せて短歌
鶏(とり)が鳴く 東(あづま)の国に いにしへに ありけることと 今までに 絶えず言ひける 勝鹿(かつしか)の 真間の手児名(てごな)が 麻衣(あさぎぬ)に 青衿(あをくび)着け 直(ひたさ)麻をを 裳(も)には織り着て 髪だにも 掻きは梳(けづ)らず 履(くつ)をだに 穿(は)かず行けども 錦綾(にしき)あやの 中に包(つつ)める 斎(いはひ)子も 妹(いも)にしかめや 望月(もちづき)の 足れる面(おもわ)に 花の如(ごと) 咲(ゑ)みて立てれば 夏虫の 火に入るが如(ごと) 水門(みなと)入りに 船榜(こ)ぐ如く 行きかぐれ 人の言ふ時 いくばくも 生けらじものを 何すとか 身をたな知りて 波の音(おと)の 騒(さわ)く湊(みなと)の 奥つ城(き)に 妹が臥(こや)せる 遠き代に ありけることを 昨日(きのふ)しも 見けむが如ごとも 思ほゆるかも(9-1807)
反歌
勝鹿の 真間の井見れば 立ちならし 水汲ましけむ 手児名し思ほゆ(9-1808)