今日から2月。本日の万葉噺は非『マゾヒズムに花札を!』連動で行きます

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月が明けてまたが巡って参りました。
今日から2026年も二番目の月です。
また国税庁の所得税申告システムを見ると時節になりました。
正月っちゃ案外長くに感じるものですわ。
そうそう、お雑煮頂いたのなど、もうずっと遠い昔って思いがします。
これに対し、これからは、2月は逃げる、3月は去る、と申しまして、あっと言う間に年度末を迎えてしまうものです。
ささ、締めて行きましょう。

といっても…

いきなり日曜なんだわ。
そうなれば恒例の杏花のまんにょう講釈です。
はい、今日は『マゾヒズムに花札を!』に連動せず歌を見繕います。
って、洒落くせえ!前週までに引き続いて松の歌を見繕うってことですよ。
そうそう先週。
川島で嬉しがって一首しか噺しませんでしたもんね。
大分ネタ余りになってしまったという舞台裏です。
ですので先ずは、割愛してしまった同歌の小異歌から入りますか。

巻九1716は山上憶良です。

白波の 濱松の木の 手向草 幾代までにか 年は經ぬらむ


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あれだけしゃべったんだから、別にどってことないですよねえ。
それこそ割愛して、別の歌に振りましょう。

さてまあ、流石に松の歌は多いわ!
本BLOG未収録も多数、てか、済ました歌の方が少ないわ、これ。
何で絞るか?未だ寒中…
遠くの地方は深刻な積雪とか。
これで行こう!
松に雪を組み合わせた歌から見繕いましょう。

先ずは、巻六1041にこんな歌があります。

わが屋戸の 君松の樹に 降る雪の 行きには去かじ 待にし待たむ


題司に、十六年甲申の春正月五日に、諸の卿大夫の、安倍虫麻呂朝臣の家に集ひて宴せる歌一首〔作者審らかならず〕とあります。
詠まれた背景は詳らかなのに、作者は不詳と。今までになかったパターンです。
歌とすれば、雪に行きを掛けた定番の恋歌と云えましょう。

似たような趣向が巻八1650にあります。

池の邊の 松の末葉に 降る雪は 五百重降りしけ 明日さへも見む


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題司は、西の池の辺に御在せる肆宴の歌一首、左注が付いてて、右の一首は、作者未だ詳らかならず。ただ、豎子阿倍朝臣虫麻呂伝誦せり、とこちらで作者不詳を伝えてます。
恋歌でない、純然たる叙景歌ですね。

もう一首見よう、巻十冬の雑歌の部に、柿本人麻呂歌集に出づ、の歌、2313も松雪セットです。

あしひきの 山かも髙き 卷向の 岸の小松に み雪降りくる

卷向が出てきましたねえ、これで場所は特定です。
み雪のみは みよしの と同じの美称、20年前の齋藤杏花(さいとうあんな)が最初に名乗ったHNではありません、
って何を云ってんでしょう?

とまあさてはて、松と雪ってフィルター掛けただけで、これだけの歌が出てくる訳です。
万葉集ってのが群を抜いて歌数の多い歌集と言うことがこれで分るでしょう?
そういえば、って全然カンケーねえんですけど、その昔。

松雪泰子って人がいなかったけか?、あはっ!

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