今日の万葉噺は雷の歌を行きます。ん?季節感が湧かない?その文句なら花札に云っておくんなさい。だって『マゾヒズムに花札を!』連動でお贈りしてる昨今ですもの
万葉集 万葉のこころ 万葉の人々 犬養孝 『マゾヒズムに花札を!』連動 花札 かみなり坊やピッカリ・ビー 雷の歌 鳴る神 齋藤杏花facebook Facebook 柿本人麻呂歌集に出づ 鳴る神の 音のみ聞きし 卷向の 檜原の山を 今日見つるかも 檜原 桧 天雲の 八重雲隱れ 鳴る神の 音のみにやも 聞き渡りなむ 作者不詳 齋藤杏花 (さいとうあんな) 齋藤杏花 泊瀬・巻向・三輪 譬喩や序

前から思ってるんですけど、どう見てもカミナリには見えないんですけど…
あ、分りますよね?上の画像(押してみな)です。
ピッカリ・ビー、正しくは『かみなり坊やピッカリ・ビー』、白黒TV時代に一応流行ったTVアニメです。
この主題歌が、私、好きなんですよねえ。
幼稚っぽいと笑うなかれ、スタッフ陣見て下さいな、そうそうたる面子ですよ。
ねえ曲も、出だしから荘厳な混声コーラスが付いて。
古き佳き昔は、幼児向きでも、けっして手抜きはしなかったってことですよね。
さて、今日の話も雷の歌、歌は歌でも万葉集の歌です。
万葉集にも、はい、雷を詠んだ歌があります。
言いましたっけ?万葉集では鳴る神って云われ方します。
まあ、現代人すらも雷様なんて言い方するくらいですもの。
万葉人が神格化したのも無理からぬ事でしょう。
先ずは巻七から、以前やったのと同じく、柿本人麻呂歌集に出づ を持ってきましょう。
鳴る神の 音のみ聞きし 卷向の 檜原の山を 今日見つるかも
1092は 山を詠む と詞書された三首の一番最初です。
山…巻向山は奈良県磯城郡大三輪町にある山です。
泊瀬・巻向・三輪の近辺は檜が繁茂してたらしく、檜原と地名したのでしょうね。
さて、歌意からみるなら、雷のような大評判 ってことで、残念ながら自然現象としてもカミナリではありません。
それならもう一首、巻十二から持って来ましょう。
天雲の 八重雲隱れ 鳴る神の 音のみにやも 聞き渡りなむ
2658は作者不詳は、非常に分りやすい歌です。
成る程、自然現象としてもカミナリが明確に出て来る、しかし、この歌の三句までは四句にかかる序ですわ。
うーん…
が、譬喩や序に使われてることからすれば、万葉時代もカミナリが一般的に意識されてたものである事の証左と言えましょう。