伊豆の雨 (マゾヒズムに花札を!より)  ~ と何気なしに復刻してみれば、このネタ、今少々キナ臭く… 文末の角川さんの歌で昭和歌謡ワールドに思いを馳せて下さい

1xi9lv7mxe3bpx5r1604655810.jpg
さて、また今日も祝日です。
そうだよ、三連休とかでTVがバカ騒ぎしてましたもの。
はい、何の旗日だかは齋藤杏花(さいとうあんな)とて存じてます。
明治節…じゃないわ、文化の日です。
けどね、これもある意味疑惑の祝日なんですわ。
はい、当初は憲法記念日の筈だったんですわ。
それがね、進駐軍だかがなんのと横槍入れてきゃあがったんで、施行日の半年後、翌年5月3日が憲法記念日になったとかで。
ん?何の横槍?敢て触れません。
また、何らかの拍子でネタにする都合が出た時の為にとっておきます。

なんていうのはです。
愈愈今日、『マゾヒズムに花札を!』のパクリ返し復刻しようと、過去投稿を覗いて見るにですよ。
なんと、『文化の日』は去年復刻してたんですわなあ。
予定が狂った、懲りた、ネタは小出しにするに限る、って思い知った訳です。

今日は、明治節の明治を頂いて、これをやる事としましょう。

伊豆の雨

2006年11月13日 07時28分16秒 | 柳 - 11月

番傘60ceab25.jpg
柳(雨)の20点札の小野道風、花札48枚中登場する唯一の人間です、前に言いました。
この札もまた、花札名物ですよねえ。
ところがです。図柄が採用されたのは明治になってからだそうです。
それ以前、本来は、雨に番傘という図柄でした。

番傘ですかあ。
太い竹の骨に和紙を張り、その上に油を引いた実用的な雨傘。もと、商家などで番号をつけて客に貸したところからいう。
ふんふん。
こんな歌がありますよねえ。

1 宿の番傘 ふたりでさして
  行けば川面の 灯に泣ける
  愛しあっても どうにもならぬ
  恋のおもさよ せつなさよ
  頬につめたい あゝ 伊豆の雨

と、歌は歌でも昭和歌謡『伊豆の雨』、作詞 たかたかし 作曲 市川昭介 でした。
いいですよねえ。雨に番傘の情緒があります。

 ♪~ あーあぁー いーずのー あ~ーめ~

が『会津の雨』にならないように、ブレスに気をつけて。
伊豆は情緒的風雅漂うご当地です。
その根底にあるのは、やはりノーベル文学賞作家・川端康成『伊豆の踊子』あたり。こー、なんか日本人のDNA情報に刻まれているって感じです。

ところがですよ。
こともあろうに、『伊豆の踊子』を糞だと言った糞坊主がいるのです。
前にも話しましたか? 今東光。
ネット上でもときどき見ますよ。

まあ、それ自体は、ありとあらゆる創作は作者の精神的排泄物、ってまあ、目新しい話でもないのですが、なぜ和尚はこんな汚い言葉を使って人生相談の回答をしたのでしょう?

箇条書きにしてみますか。

① 文学者志望の青年からの相談であったこと。
② 青年がかなり行き詰まりを訴えていたこと。
③ 当時の作X家は(創作の行き詰まりから)自殺することが多かったこと。事実、川端康成も。
④ 東光和尚自身も作家であったこと。
⑤「糞の製造元」康成と和尚は非常に仲が良かったこと。

という理由から、「俺も川端康成も糞を弄んで悦んでるような人種だからあまり有難がるな」の回答がなされたと思われます。
これも再三くりかえしてる、時代と背景を元に戻さなければ正しく理解できない、の一例です。

と、この言い回し、



たまにゃ他ジャンルのテーマに出向くか

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


オーノー!
おのはおのでも、おの違い、
ですか。
斧定九郎に関してはまた復刻する機会もあるかもしれません。
何せ11月は始まったばかり、始まったばかり、慌てない、慌てない、で御座います。

んで、『目指せ!! 平成の女蜀山人!』の元記事である『たまにゃ他ジャンルのテーマに出向くか』なんですが、がー。
これまた復刻済みなんだ。

あぁあ!時節柄思い出したくないものを、また見ちまったいっ!
もうやめ、こうなったら。

歌謡曲の『伊豆の雨』で逃げることにします、あはっ!