齋藤杏花 (さいとうあんな) の BLOG

よくまあジトジト降りますねえ、降ってるんですよ。
でもまあです。
雨降りと言えば梅雨をイメージしますが、おらほう南関東、降水量とすれば秋の長雨の方が多いんでした。
例年こんなものなのかも知れませんね。

「あんな奴は死んでしまえばいい」…
これ、まだ話してませんでしたね。
あの田原総一朗さんが、衛星放送の１０／１９放送『激論！クロスファイア』中、高市早苗氏を指して吐いた言葉との事です。
まあまあ、直後からネット巷間はクーデターでも起こったかのような大騒ぎでしたわ。
そっかなあ、齋藤杏花(さいとうあんな)なんかは…
ま、ま、これは後から言うとして、成行を話しちまうことにしましょう。
なんとですよ、一昨日の日…
ってもったいぶることもなかった、タイトルで言ってしまってましたわ、
放送のテレビ朝日が、関係者の処分とともに番組終了を告知してきたんですよ。
こりゃアッコさんのトド発言よりも…

私にはどう考えてもやめる理由などは見つかりません。
本来、詫びるべきですらないものですが、世間騒がした手前、次回の冒頭にでも当の田原さんが、頭でも掻きながら「いい年こいてアツく成り過ぎた」とでも回想すれば十分ですよ、
勿論好ましくないせよです。
死んじまえなんてのは、我々の口をしょっちゅう突いて飛び出してしまう悪態ではないですか？！
それが一々咎められるってことならば、はっ！、世の中縮みあがって恐怖のタテマエ人間ばっかになってしまいますわ。

「日本死ね」
こんなのがありましたよね、
はい、流行語大賞として、我国国語の権威・俵万智ｾﾝｾｰが絶賛した言葉でした。
私も負けじと、これをモジって「持ち帰り残業増えた、まつり死ね」ってのを広めましたけど。
そういや、あの高橋幸美も高市が首相になったのみて、またしゃしゃん出、
おっとフライングだ、戻しましょう。
「死ね」の方が「死んでしまえばよい」よりもよっぽどきつい表現ですよ、なのに…

遺憾ながらおくたばりになる事もなく高市早苗、無事に日本国内閣総理大臣に納まりまして、そして今将に、懸念してた言論統制・文書検閲の締め付けの時代が始まりだしてます。
所謂オールドメディアも右に倣えで、高市ageに転じだしたってことっｽね。
ねえ、群がるのはコバンザメの如く張り付いてお零れ頂戴しようとする、さっき言いかけた輩ごときばかりです。

高市で末世。

でー、これは万葉噺でしたんですよ。
さあて、これを枕にどう本文に繫げよっか？
田原天皇なら、既に噺しちまいました。
そうだ、高市、地名でなく人名でつなげるなら高市皇子がいましたわ。
天武天皇の第一皇子である高市皇子の歌も万葉集に収録されてます。
本人の歌は巻ー収録の、異母姉の十市皇女が亡くなった折の挽歌３連作のみですが。
前に最後の158は取り上げました。
今日は残り２首でいきます。
先ず156が、

三諸の 神の神杉 夢にだに 見むとすれども 寢ねぬ夜ぞ多き

夢(=イメ)にだに　以下が古来難解で有名です。已具耳矣自得見監乍共寝ねぬ夜ぞ多き　と原文のままに近い状態でのせちまってる頁もあります。
が、ここでしたように岩波・萬葉集の読みにしちまえば、歌意は非常に簡単、せめて夢の中にでも十市姉をみようにも失った悲しみに寝られぬ夜の多いことだ、になります。
次の157が、



久々に三輪山です。その三輪山の麻と木綿ね、ともに神事に使うものだから続けていったものと思われます。
適当で結構、ここまでは短い、十市皇女の命が短いを導き出すための比喩ですから。
長いと思ったんだけどなあ、と。
ま、ま、歌自体は大した中味もありません、
何故ならばそれが歌、歌うものなんですから。

ここらの人物関係は、火の鳥・太陽編のアニメでは割愛された部分に詳しく描かれてます。
あれでは壬申の乱の犠牲となった弘文天皇妃の十市皇女ですが、実際はその後も存命でこの歌が詠まれた死の時点では３０にはなってたものと思われます。
そして高市皇子との…
挽歌を読む限り、仲のいい姉弟の域を出てるように、思えますねえ。
はい、恋人説、或いは高市の片思い説、色々言われます。
そうでした。

半血きょうだいの結婚は禁忌ではありませんでした。