黄 (マゾヒズムに花札を!より) ~ 『事実は漫画よりもマンガ的なり』 ~ 今日、9月26日は、亡祖母の忌日です
黄 マゾヒズムに花札を! 事実は漫画よりもマンガ的なり 亡祖母の忌日 祥月命日 キバナコスモス キズイセン 春の白一色 秋の黄一色 菊 - 9月 世説新語 捷悟篇 三国志 曹操 曹餓 楊脩 新渡戸稲造 杏花流『ウィークエンダー』 齋藤杏花 (さいとうあんな) 齋藤杏花
今日は9月26日、ばぁばの祥月命日です。
それに合わせ記事アイコンも、生前一度だけ好きと言っていた、コスモスの花とします。
今年初めて成功させたこれ、キバナコスモスですね。
はあ、玄関先の、駄バラ3きょうだい末子黄の根本には、キズイセン、
そして、再び庭に視点を戻せば、ヤマブキの狂い咲きが1輪2輪…
春の白一色の反対の秋は、黄一色となりつつある、我が家の庭園で御座います。
『マゾヒズムに花札を!』9月にも、その名もずばり、黄、という記事があります。
黄2006年09月17日 19時04分36秒 | 菊 - 9月
さてさて、お酒とかしこきあたりの話題に終始してる感のある9月菊の月。
今日は、何度かやった花札花言葉でいきましょう。
菊の花言葉は?
ちと複雑なんですよね。
まあ、原則は「真実の愛」とか「高貴、高潔」なんですけど、実は色によってその花言葉が異なるのです。
そういえば、もうせん、菊は色が楽しめるお花、花札の図柄も目立たぬまでも実はしっかり各色とりあわせていると言いましたっけ。
えー、すなわち、白い菊は「真実」赤い菊は「真実の愛」、ま、ま、ここらは似てるからいいとしても、一番代表的な黄色はと言えば?
なんと、なんと、「やぶれた恋」
いやいや、全然意味合いが変わってきます。
白と黄色ではそうそう情感がかわる訳でもないのに、ちょっと興味深いところ。
そこで、そこで調べてみるにです。
「黄」という字には、元々「色が付いた」「着色された」、自慢の英語で補足するなら「colored」という意味があるようなのです。
白に対峙する用例を一つあげれば、黄絹。これは色糸という意味になります、まあ少なくとも、中国はあの三国志の時代には。
世説新語 捷悟篇より、ご存知、三国志・曹操が準主役の笑い話です。
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評語
曹餓は後漢のときの会稽の孝女で、父の水死を悲しんで江に身を投げた。県令の度尚がこれをあわれんで曹餓の碑を立てた。
魏の武帝があるとき、その曹蛾の碑を見た。碑の裏には「黄絹幼婦外孫X臼」という八字の評語が刻んであったが、その意味がわからない。
「この意味がわかるか」供をしている楊脩にたずねると、楊脩は、
「わかります」
と答えた。
「そうか。まだ言ってはならんぞ。わたしがわかるまで待て」
三十里ほど行ったとき、武帝は、
「わかった」といった。
「黄絹とは色のついた糸で、文字にすれば『絶』。幼婦とは、少女で、文字にすれば『妙』。外孫とは女(むすめ)が嫁して生んだ子で、文字にすれば『好』。X臼とは辛(からし)をいれたあえものを入れる器で、文字にすれば『障O』(辞)。つまり、絶妙好辞(絶妙の名文)という意味だ」
武帝がそういってから、楊脩が書いた解答に眼を通すと、やはりそのとおりであった。
楊脩がほめると武帝はいった。
「わたしの才はそなたに及ばないこと三十里であることが、やっとわかったぞ」
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例の鶏肋の楊脩ですね。
一文字、どうしても出てこない字がありましたので逃げました。
大勢に影響はないと思います。
そうそう、魏の武帝とは勿論曹操のことです。
楊脩。
まあ、才が身を滅ぼした人物の代名詞ですけど。
民草はこの様な笑い話を仕立てて、バランスをとってるのでしょう。
と、この言い回し、
↓
事実は漫画よりもマンガ的なり
を丸写ししました。
いくら直しても『障O』になっちゃいますねえ。
受 へん に 辛 という じ (辞) の異字なんですが。
…って…
………
………
わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!
いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!
(;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!
先程、枕では言いそびれましたが、このとこ重い記事が続きましたから今日は、軽めに済ませます。
ほう。
そのこのとこの重い記事にも出てきた『事実は漫画よりもマンガ的なり』。
源流は
事実は漫画よりもマンガ的なり2005年09月17日
さて突然ですが、変な事件がありましたよねえ。
殺人依頼をした女が金を騙し取られたって警察に駆け込んだっての。
やはり新聞のコラム種になってました。
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新渡戸稲造は「武士道」に書いている。「『不可知』を意味する漢字の『妙』は『若い』という意味の『少』という字と『女』という字から成っている」
◆若い女性の身体の美と繊細な心情は、粗雑な男性には説明がつかないとつづくのだが、新渡戸の感懐とは違った意味で「不可知」な人も世間にはいる。不倫相手の妻を殺害するよう自称探偵業者に依頼し、公務員の女(32)が逮捕された
◆新渡戸の想定した年齢幅の範囲内かどうかはともかくとして、精神年齢は実年齢よりもだいぶ下らしい。多額の事前報酬を支払ったのに殺人が実行されない。「だまされたのでは」と警察に相談し、事件が発覚したという
◆お気の毒にね、被害届をお出しなさい。警察がそう言うとでも思ったか。邪悪な思慮は足りないに越したことはないから思慮不足を嘆くわけにもいかないが、つくづく不可知である
◆女はインターネットの犯罪請け負いサイトで業者と接触した。選ぶ業者によっては殺人が実行されていたかも知れない。無思慮であれ、浅はかであれ、いったん胸に浮かんだ邪悪な意思にすぐさま、現実への通路が用意されるのがネット社会であろう
◆どこで誰が害意の牙を研いでいるか、不可知の日常を人は生きている。記事を読み、おやおやとあきれたあとで背筋がふと冷たくなる。
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まあ、そのとおりなんですけど、またインターネットの話に結びつけるか、って感じですね。
因みに我が家の注目点は、コイツ(で沢山っ)が公務員だという点です。
そうでしょう?
コイツ、公務員試験にパスしたんですよ~
一体全体、どういう選考試験をしたんでしょうかねえ?
勿論本人が一番悪いに決まってますけど、上司・同僚や採用に関与した面々にも何らかの罰があってしかるべきですよ。
何せ、公僕…
って、きりがないですね。本題に入りましょう。
世説新語 捷悟篇より、ご存知、三国志・曹操が準主役の笑い話です。
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評語
曹餓は後漢のときの会稽の孝女で、父の水死を悲しんで江に身を投げた。県令の度尚がこれをあわれんで曹餓の碑を立てた。
魏の武帝があるとき、その曹蛾の碑を見た。碑の裏には「黄絹幼婦外孫X臼」という八字の評語が刻んであったが、その意味がわからない。
「この意味がわかるか」供をしている楊脩にたずねると、楊脩は、
「わかります」
と答えた。
「そうか。まだ言ってはならんぞ。わたしがわかるまで待て」
三十里ほど行ったとき、武帝は、
「わかった」といった。
「黄絹とは色のついた糸で、文字にすれば『絶』。幼婦とは、少女で、文字にすれば『妙』。外孫とは女(むすめ)が嫁して生んだ子で、文字にすれば『好』。X臼とは辛(からし)をいれたあえものを入れる器で、文字にすれば『辤』(辞)。つまり、絶妙好辞(絶妙の名文)という意味だ」
武帝がそういってから、楊脩が書いた解答に眼を通すと、やはりそのとおりであった。
楊脩がほめると武帝はいった。
「わたしの才はそなたに及ばないこと三十里であることが、やっとわかったぞ」
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例の鶏肋の楊脩ですね。
一文字、どうしても出てこない字がありましたので逃げました。
大勢に影響はないと思います。
そうそう、魏の武帝とは勿論曹操のことです。
楊脩。
まあ、才が身を滅ぼした人物の代名詞ですけど。
民草はこの様な笑い話を仕立てて、バランスをとってるのでしょう。
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いくら直しても『障O』になっちゃいますねえ。
受 へん に 辛 という じ (辞) の異字なんですが。
さあ、明日は土曜で、また『事実は漫画よりもマンガ的なり』を面白おかしく噺す日ですので、今日のとこは、ここまでにしましょう。
最後に一言だけ、復習的補足を。
我が庭のキクが黄色の花を咲かすのは、いつも年が明けてから、あはっ!