去年の某国営放送大河ドラマ『光る君へ』に出てきた曲水の宴。なんと万葉時代には我国に伝来してたんですね

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五年に一度の国勢調査!
開始された当日である昨20日には、郵便受に調査票が入っておりました。
さあ、インターネットでやれば、あっという間!と手を付けてみるにです。

使ってる機器のスペックが不足だあ?!
随分とまたこうるせえ事云ってくるもので。
今更紙の調査票を提出する手もないし。
ままよ、WIN10ならば別環境としてインストールだけはしてあるんだ、メモリも積み増したし、立ち上げるのに不足は…
とやってみたら、今度はブラウザが古いと抜かしやんの。
お上はやっぱりお役所仕事ですね。
エラい手間取ってしまいました。

さて、そんなでガタガタしてる昼下がり。
そうなんだなあ、明日の万葉噺のネタを用意してないんだ、
はい、菊がないんですから、マゾヒズムに花札を!連動は不可能
再びままよ、花札九月は菊だけでないんだよ、杯だってパーツとしてタネ札に描かれてるんだ、こっちなら、あるに決まってる、
てー調べ直したら、意外な収穫ですわ。
そう、タイトルに記したよう、曲水の宴、去年の某国営放送大河ドラマ『光る君へ』でも出てきたあの、水の流れのある庭園などでその流れのふちに出席者が座り、流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読み、盃の酒を飲んで次へ流し、別堂でその詩歌を披講するっての。
あれが、万葉時代には既に行事として、我国に伝来してたってんですわ!
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三日、守大伴宿祢家持の館に宴をする歌三首、巻十九4151-4153にあります。

今日の爲と 思ひて標し あしひきの 峰の上の櫻 かく咲きにけり

奥山の 八つ峰の椿 つばらかに 今日は暮らさね 大夫のとも

漢人も 栰浮べて 遊ぶとふ 今日ぞ我が背子 花蘰せな


三日。天平勝宝2年(750年)3月3日と分ってます。
作者は言わずもがな、大伴家持です。
歌意の方は瞭然に付き、何もいう必要もないでしょう。

うーん…
またしても季節がねえ。
正反対の春になってしまいました

ここでまたしてもまた、ままよー

花見で一杯の出来役だ、あはっ!

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