さあて、本日の日曜万葉噺。一足早く重陽の節句で行こうと試みたのでありますが…

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台風一過のこの土日です。
足早に駆け抜けた台風15号、成る程一昨日の金曜はそれなりの恵みの雨を齎しましたが、なんか…
ヘンな言い方かもしれませんが、物足りなさを感じるとこです。
予報より大分早くに上がってしまいましたから、結局降水量は79ミリ止まり、三週間余り雨らしい雨など降ってなかったんですから、ホント、これじゃ全然足りませんよ!
ああ、残るは置き土産の熱帯由来の空気ばかり、と予報を信じてたんですが、流石は食中毒の予防薬・天気予報ですわ。
思ったより遥かに涼しくて、その意味では一安心といったとこです。

んな中、今日の日曜は7日です。
そっか1年収めの節句まであと2日…
いえね、もう既に言ってしまったように、万葉時代にはまだ菊が伝来してなかったんですよね。
ですから、『マゾヒズムに花札を!』連動は困難な上に、菊の節句でも話せそうもない、
と、言い切るまえになんとか…
と、節句の歌で探してみました。
万葉時代には既に、節句の行事はありますからね。

…けど、これも外れでしたわ。
そうです、出てくるのは過去にも触れたとおりの、端午の節句になってしまうのですよ。
桃の節句七夕は、節句として意識されてないようで、はい。
巡り巡って、再び菊に戻り、こんな歌が検索に引っかかりました。

秋の露は 移なりけり 水鳥の 靑葉の山の 色づく見れば


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ははは。言い忘れてた。
奇しくも今日は二十四節気の一・白露でしたわ。
移 は うつし紙の略、水鳥 は青に掛かる枕詞です。
それさえ言えば、この巻八1543の歌意は瞭然でしょう。
作者は天武天皇第六皇子の舎人親王の子である三原王です。

さて、件の頁の筆者の方は、菊酒について書くついでに1543を持ち出してますわ。
菊の節句から桃の節句までの間は、酒を燗する?
うーん…
悪いですが眉唾ですね。
菊がまだ伝来してなかった時代に、菊酒があったとは思えませんから。

それよりも別の頁に面白い情報がありまして。
琉球の地には、長寿を祈願する行事・菊酒(チクザキ)なるものがあるそうでして。
そうだよ、考えてみれば琉球ってのは大陸と本邦の両属国家だったわ。
大陸伝来の通り道と考えれば、奈良時代後期以降と推測される菊の伝来が本土より早かったかも…

根拠はありません、が、想像は自由です。

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