連日の某国営放送の番組からになりますが、齋藤杏花 (さいとうあんな)は回し者ではありません。いや、歴史探偵ってのでべらぼうコラボスペシャルってのやてたんで、それを今日の大河噺にしようとしまして

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えー、今日は26日、8年、正確には7年と11ヶ月前に他界したばぁばの月の命日ですね。
なんで、久々、月命日ネタなぞで入ったかというなら、どうもこのとこヘンな陽気のせいもあって、日付の感覚がメッチャクチャになってましてねえ、ここらで、って意図で。
そうなんだよ、日曜の日の投稿なんぞ。
はっきりし8月最終日曜の記事と書いてしまってますが、もう一日、31日が日曜でないの!
つーことは、大河べらぼうも月内にもう一話あるんで、つーことで本日の某国営放送大河ドラマ噺に入りましょう。

本稿は少し趣を変えまして、です。
いつもの如く、『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』第32話新之助の義 のレビューめいた投稿でなく、少し前に同じくNHKで放映された歴史探偵「べらぼうコラボスペシャル 田沼意次VS.松平定信」の事を書こうと思います。
えー、内容的には、意次と定信の二人の、イメージとは違う隠れた姿を探り紹介しようというものでした。
先ずは逆順で、定信の方から参りましょう。

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魂消ましたわ…
なんと、生涯に源氏物語を7回も写本してたなんて!
しかも、しゃかりきに専念してではない、いっぺんにやってしまったら楽しみがなくなってしまうからと、セーブし間に他の事を挟みながらの7回なのです。
文化人、学問好きである事は広く知られたとこですが、ここまでとはねえ。
それこそ、1800年代にウィークエンダーがあったとしたら、「読売ニ拠リマスト~」と面白おかしく報じられていたことでしょう。
それほどの驚異的ペースです。
凡人なら、それやってるだけでも一生分の時間などは塞がってしまいますよ、まあ天賦の才、音楽家でいうならモーツアルトやJシュトラウスのタイプの天才でしょうなあ、大いに再認識がありました。

で、もう片方の意次です。
何で逆順にしたかのご説明を兼ねて、もう一度番組を振り返りましょう。
ライバルの二人それぞれの意外な側面を紹介…
定信に関しては、寛政の改革をなしたビンビンの政治家の実の素顔はとてつもない文化人、という新たな発見があり、番組の意図通り請けることができました。
寛政の改革といえば、

世の中に かほどうるさき ものはなし ぶんぶと言って 夜も寝られず


表の意味は、

世の中に 蚊ほどうるさき ものはなし ブンブと言って 夜も寝られず


まあ他愛のない日常風景なんですが、実のところは。

世の中に 斯程うるさき ものはなし 文武と言って 夜も寝られず


見事、改革と実行者の定信を揶揄してる訳です。
教科書定番の秀歌ですが、何故かあんま見ませんね。
専らこっちばかりです。

白河の 清きに魚も 住みかねて 昔の濁りの 田沼ぞ恋しき


出てくるのはいいけど、何故か結句のが抜けてるんだなあ。
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ここは字余りにしないとオチが弱く、歌としては数段落ちてしまいますよ。
何より、文法的に間違ってますわ。
係助詞の ぞ があるからこそ、恋しき 連体形になるのであって、なければ 田沼恋し ですわ。
おっと、長くなった、戻しましょう。

えーイメージ通りの定信と、そのイメージの逆転。
ところが意次の、賄賂政治家実は内政の能臣って、イメージ逆転の方は番組意図通りには伝わって来なかったんですわ。
何故なら、元々認識にあったのが、とてつもない経済官僚というイメージでしたから。
そうでしょう?
日本で始めて、金本位制の体制を作った人物ですから。
それ以前は年貢=租税を負担するのは農民のみ、"何も生産しない"商人に税を課すなど考えも及ばない、って根底認識なんです。

むしろ逆の逆で意外に思えてきたのが、べらぼうのドラマ視る様になってからなんですよ。
果たして意次は優れた政策をしたのか?、と。
放屁賄賂御勝手次第、米穀売買御勝手次第なんての。
それやりゃ、余剰資本の参入を招き、却って米価を吊り上げるなんてのは、火を見るより明らかです。
だからこその株仲間制度で、それを見落としたなんてのは迂闊に過ぎませんか?
貸金改所令なんてのは、お粗末の極み、うつせみ花魁のおふくさんが詳説してくれたとおり、初歩的な価格転嫁にさえも考えが及ばぬ愚策でしたわ。

とー、評論できるのもまた、時間と空間を同じくしない後出しじゃんけん、
国大の『ボキの筆をとり世界を築く』各部で学ばしてもらったもんのおごりなんですかねえ?

いずれにしても、印旛沼干拓が水際でおじゃんになったのは、現代の地元民には幸いなことでした。

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