イサベル一世 - 一風変わった願掛けをしたレコンキスタ完成者 ~ それにしても『パンティ』とはねえ?我ながら

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えー、中味ともアイコン画像とも全く関係のない、大河べらぼう反芻会から噺に入るなら。
あの番組って、何気に大物がさりげなく出てるのが特色ですね。
ほら、前半の『尾美としのりを探せ!』みたくな。
直近の三平師匠は2度目ですよねえ?
只の豪商ってことで役名も貰えませんでした。

ある意味逆パターンの、歴史上の重要人物がチョイ役で出てるってのも。
前回だったか、白木屋が出てましたね。ほら、日本橋の呉服商。
西の方の方は馴染みないと思いますが、首都圏のモンならよーく知ってます、
白木屋の井戸に、白木屋火事
日本女性がパンツ穿く様になった切欠は既に噺してますので、今日は同じ『サディズムに花束を!』から、同じくおぱんつの記事を持ってきます。

イサベル一世 - 一風変わった願掛けをしたレコンキスタ完成者
(2006年)

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今度はスペイン黄金時代の基礎を作った女王にスポットライトをあてよう。
彼女は、かのコロンブスの支援者としても歴史に名を残す。

さて、レコンキスタとはキリスト教国によるイベリア半島の再征服活動の総称である。
なんとか自分の代でそれを完成させようと悲願したイサベルは、とある方法で願掛けをする。
そもそも、「欲しがりません。勝つまでは」が20世紀日本以外で行われていたこと自体が驚愕ものなのであるが、その方法を知ると更に驚愕することになる。

なんと彼女は、下着の履き替えを絶ったのである。
回教徒を駆逐するまでは下着を変えない、と誓ったイサベル一世のパンティは黄ばみ、やがては薄茶色に変色していった。
薄茶色のことを別名『イサベル色』という言い回しが今でもあるらしい。

いやはや、肌着フェチ諸氏にすれば垂涎のアイテムになろうが、なにか、聞くだけでも気持ちが悪くなってくる。
湯上りに再度同じ下着を着けなければならないときの、あの不快感!
こればかりは、異性には伝えようがない。
つくづく支配者とは忍従的なものだ。

ときに、禁欲とマゾヒズムの違いとは?
同質である、と、どこかで論じられているのをみたことがある。
して、もし論者がこれに反論するのであれば、やはり性的昂ぶりの有無を持ち出すことになるのだが…
「禁欲に昂ぶったらば?」と返されることを想定すると、少々自信がなくなってくる。

そうなんだなあ、って、タイトルに織り込んである"ソレ"なんです。
女は「パンティ」なんていい方しない、そう、私とて普通にパンツって云ってますよ。時にはショーツっていう事もありますが、パンティなんていう事は絶対と言っていいくらいありません。
なんでも、この言葉使うのは男性限定とか。
あの宮崎勤が「パンティ」と言った為に、偽女がばれて馬脚現したとも聞きます。
さして男性でも、年配の人ほどよく使いますね。
漫画家の手塚治虫さんなんかも、『和登サン』(三つ目)に「パンティあげる」なんてコロシ台詞吐かせてますね。

じゃなんで佐渡花の私は普段使ってないパンティって言い方を?
答えは単純。
どっかの通俗紙で見たソースを原文のまま引用したからです。そういえば、変のカエるもヘンといえばヘンだし。
さて、この齋藤杏花(さいとうあんな)が最初に手掛けた『目指せ!! 平成の女蜀山人!』の折は、曲がりなりにも一応は、自分なりに咀嚼した知識の元に書いてはいました、少なくても万葉集に関する辺りは。
ところが『サディズムに花束を!』になると、どうもそこらが怪しげとなります。
まあ、諸事情はありますが、やっぱ一番大きいのは…
平成の女蜀山人著者・「あはっ!」のミユと同一人物と知られたくなかったことでしょうな。

最終(佐渡花)稿でサプライズ的にネタ晴らしして遊びました。

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