本稿は『私の夫と結婚して』日本版漫画のレビューではありません。火曜大河噺として『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』最新話にふれようとしてます。いや過日とアイコンバーターした訳でもないのですが

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じぃじ命日翌日の6月10日はふたりがこの家からいなくなってしまったブラック記念日、そしてその為に可哀相な事となってしまった末っ子の時姫の誕生日です。
きょうで6つ、来春からはガッコに上がりますか。
思えば昨年、クォーター成人(式典ベース、と注しなければならぬか?現在は)だった折には一言も触れず仕舞いでした。
余りにも不憫なので、禁忌を破ってこうしてさりげなく触れてみました。

で噺です。
そうなんですよ、大河べらぼう最新話のレビューなのですよ。
えっと、第22回・小生、酒上不埒(さけのうえのふらち)にて。
繫ぎの回でした、そんで終わり。
考えてみますれば、今回の大河は地理的移動が全く言ってもいいくらいにありません。
んなん、今までにあったでしょうか?舞台が固定された状態で1年間バリュエーションを持たせるのは大変だと思いますよ。
更にもう一ついえば、今回の主人公の蔦重は47歳で没してますし、更に既に成人してた時点からの開始です。
そうなると描ける年数が極端に少ない、ですから今までのように「月日は夢のように過ぎ」で年を飛ばすこともできない、
それ故に、一昨日のような繫ぎの回もでてくる訳です。
いえいえ。
念には及ばぬと思いますが、決してつまらなかったって意味ではありませんから、誤解なきよう。
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ここでの興味は、予告編でちらっと出てきた『眼鏡ブス』なんですわん。
眼鏡ブスといえば、ねえ?、冒頭画像で紹介した『私の夫と結婚して』の主人公・美紗、そして大河べらぼうでは主人公重三郎の妻となる『てい』です。
そうなんですよ、そういった意味で繫げてみたわけです。
ていは、日本橋の丸屋小兵衛の娘とか。
この丸小こそが少なくても史実では蔦屋に買収されて、通油町耕書堂となる老舗ですわ。
そうなると…
最大公約数的直感で行き着く先は一緒と思料できますねえ。
最初は、私、スカしたイケメンの蔦重が、娘のアイアンメイデンと重ね斬りで頂いちまうのかと思ってたのですが、小耳にした情報ではていには夫がいて吉原通いま末に店を傾かせちまったって設定とか。
そっか、それが(身売り先は)蔦屋耕書堂だけはNG、発言になるんですね。
そうなると愈愈…
蔦重は私の夫~の友也ですわ。
冒頭CGでいうなら麗奈が誰袖ですか、大したワルカップルです。

主人公の闇オチが大河の定番なれど、陽のまま闇に飛び込んでしまうのがべらぼうの蔦重…

そこらへん、どう描かれるかが注目です。が。
それはそれとして、ていは本当に処女なのかしら?
こないだもご紹介の支那の笑い話集・笑府にこんなのがあります。

ある博打好きな男が負けが込み、切羽詰ったとこでこうの給うた。
「よし、ここは女房をカタにして一発逆転の大勝負だ!」
君の細君にそれだけの価値があるのか?に返してきっぱり「ある!」と。
続けて言うには「何せ女房は生娘だからな」と。
そんなバカな!の声に、

「実は小生、このとおりの博打場詰めで、結婚の晩以来ただの一度も家で寝てないんだ」

さてはて、齋藤杏花 (さいとうあんな)も眼鏡っ子、果して如何ばかりのものですやら?、あはっ!

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