あやめも知らぬ (マゾヒズムに花札を!より)  ~ 『再び福知山線脱線転覆事故を考える』 ~ いえいえ!出だしは現在開催中の大相撲の話からなんですがねえ

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先ずは、お相撲の話題。
そうそう、北勝富士が引退ですねえ。
やっぱ髪の毛が寂しくなって髷が結えなくなったから?
残念です。

残念、残念。
それにしても、今場所、予想通りのクソ面白くもねえ展開で、残念でしかたねえですわ。
序盤からも終わらないうちから、大の里の連続優勝&綱取りが確定的な状況になっちまいましたわ。
勝負の世界も、ホント、他実社会と同じに、地道にやってる者がバカをみ、図々しい奴ばかりが得するのではたまりまセブンであります。

さあ、そんなクソ面白くもない気分な中、今日の噺を行きましょう。
『マゾヒズムに花札を!』復刻です。
うん、この流れに続けるなら…
ま、先にお読み頂きましょう。

あやめも知らぬ

2006年05月06日 06時28分19秒 | 菖蒲 - 5月

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5月は菖蒲、描かれているのはハナショウブ、万葉時代はこれをあやめ草といいました。
時代をあがった古今和歌集に初夏を詠んだ名歌がありますよねえ。

ほととぎす 鳴くや五月の あやめ草 あやめも知らぬ 恋もするかな


五月に飾るあやめ草、そのあやめではないが、物のあやめも分からぬほど理性を失った恋をすることだ…
いいですよねえ。恋は盲目、ロマンチックです。

恋で物のあやめも分からぬほどになるのはいいとしても、理性であたらなければいけない社会現実が、物のあやめも分からない状況になっているとすると…
野暮な話ですが、どうもこのところの日本はその傾向です。

と、この原稿を書いてるたった今、あやめも知らぬニュースが飛び込んできました。
キャバクラ女がホントに国会議員になっちまったんですねえ!
いやいや、決して職業差別の意図ではありません。
キャバクラ女だったってことが、選挙戦での後押しになったってことを言ってるんですよ。
それが、庶民派だなんてことになって。

なにか思い出しませんか?
今は刑事被告人となってしまった、ライブドア前社長の堀江貴文氏。
彼が時代の寵児ともてはやされていた時代の事情とそっくりではありませんか!
あの事件にせよ、太田センセーが所属している民主党が巻き起こしたメール問題にせよ…
喉もと過ぎれば熱さ忘れる。本当に熱しやすく冷めやすい日本人です。

日本のよさをは紹介しているこのブログですが、公平を期すため今日はこの日本の悪しき面をテーマに押しましょう。

さてさて、投稿日付が形式的な本ブログ、実際にこの記事を書いているときは、かの福知山線の脱線大惨事から一年も経ってないんですよ。
にも拘らず、もう世間の話題に上らなくなっていくばくか、といった感じです。
久々にされている報道をみるに、鉄道会社の体質は何も変わってないとか。憂慮するところです。

こういった意見に否定的な向きもあります。
「被害者でもないものがなぜ文句をいうのか?」と。
この場で愚見を述べておきましょう。

まずは、鉄道というものの公共性。
僕もそうですが大概の人は、一生涯鉄道に乗らなくて済むというわけではないでしょう?
一歩間違えれば自分が被害者になっていたかも知れない、或いはこれから被害者になるかもしれないのです。
だからひとごとではない、これが一つ目の理由ですね。

そして二つ目。僕的にはこちらの方が大きいのですが。
関係者に鉄道マンとしての誇りが感じられないのが情けないのです。
日本の鉄道は世界一、資源も何もない小国が世界に誇れるもののひとつ…
僕はこれを信頼して彼らに命を預けて来ました。いや今現在も預け続けています。

でも、どうやら彼らには、日本の国が世界に誇れるものを担っている、という自意識はないようで。
かつて蒸気機関車の時代、時刻表どおり、一秒もたがわぬ時間に、停止線と1cmと違わない位置に機関車を止めることのできた運転士が何人かいたとか。
こういう先人たちが持ってきた鉄道マンの意地や自負はどこに行ってしまったのでしょうかねえ?
猛省してください、大いに恥じてください。

と、この言い回し、



再び福知山線脱線転覆事故を考える

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


そうなんですよー、って何がそうなんでしよう?
文中のね、大田センセーってのが現在の柏市長なんですわ。
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相撲処の柏の市長が女性というのはなんとも皮肉なんですが、無理矢理こうして相撲から繫げたって次第なんです。
まあ、相撲とキャバクラは付き物ですからねえ。
朝乃山、なんと負けてしまいましたわ、
これで関取復帰はお預け、

って色々話が飛躍しちまって、書いてる自分もワケワカメになってきました。
振っちまいましょう、『目指せ!! 平成の女蜀山人!』の元稿がこれです。

再び福知山線脱線転覆事故を考える

2005年05月10日


JR西日本のトップはとっとと謝罪しろ!

>344 :ミユ ◆MIYU/7A.SM :2005/05/09(月) 12:07:58 ID:gsVer+QE
>
>   立場上、遺憾ノ意ヲ繰返シツツモ、ソノ内心貧乏籤ヲ引イタモノヨト、唾棄シツツ詠メル
>
>                   村上ノ大幹部 恒美
>
>
>  ゆーなれば 定番のタタキ おとづれて 首のあたりに 秋風ぞ吹く
>
>346 :ミユ ◆MIYU/7A.SM :2005/05/09(月) 18:45:23 ID:EMtbvmyM
>人事 = ひとごと を じんじ と読んでしまった。
>
>もう一首
>
>    相次グ親睦行事発覚ニ世論ノ矛先ヲ向サセルベク詠メル
>
>                       大手マスコミ ノ 大輔
>
>  見せばやな 謝罪のあとの 社是だにも ズレにぞズレし もとは変らず



既報を書いたスレに二首書き付けてきました。

さてさて、その後も色々出るわ出るわ。
私は、事故を知りながら懇親会をやっていた社員の件と事故車に乗り合わせた2社員の件とでは温度差があると思うんです。
前者は、休みで気がゆるんだ、軽率だった、不謹慎だった、で済むでしょう。
けど後者は言語道断です。

まったく関係のない方や軽症の方が必死で救出作業にあたるのを横目でみながら、立ち去ってしまうとは!
救出にあたった消防関係の言葉を借りるまでもなく、
「人の命を預かっているという認識の下、執務してると思っていたのだか…。…信じられない」
です。

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かつての原子力潜水艦『なだしお』と釣り船との衝突事故のときと同じですね。
あのときも、釣り船乗客を助けようと海に飛び込んだ潜水艦乗務員はたった3人だけ。
残りは甲板で、多くの乗客が海の藻屑と消えるのを、馬鹿面下げて見てただけとか。

「それでも海上自衛隊員か?!」「海の男の風上にもおけない、ばっきゃろー!」
記者会見にあたった海幕長が怒号を浴びる様が容易に推察できます。

こういった意見に否定的な向きもあります。
「被害者でもないものがなぜ文句をいうのか?」と。
この場で愚見を述べておきましょう。

まずは、鉄道というものの公共性。
私もそうですが大概の人は、一生涯鉄道に乗らなくて済むというわけではないでしょう?
一歩間違えれば自分が被害者になっていたかも知れない、或いはこれから被害者になるかもしれないのです。
だからひとごとではない、これが一つ目の理由ですね。

そして二つ目。私的にはこちらの方が大きいのですが。
関係者に鉄道マンとしての誇りが感じられないのが情けないのです。
日本の鉄道は世界一、資源も何もない小国が世界に誇れるもののひとつ…
私はこれを信頼して彼らに命を預けて来ました。いや今現在も預け続けています。

でも、どうやら彼らには、日本の国が世界に誇れるものを担っている、という自意識はないようで。
かつて蒸気機関車の時代、時刻表どおり、一秒もたがわぬ時間に、停止線と1cmと違わない位置に機関車を止めることのできた運転士が何人かいたとか。
こういう先人たちが持ってきた鉄道マンの意地や自負はどこに行ってしまったのでしょうかねえ?
猛省してください、大いに恥じてください。
私が考えるとこの「謝罪」とはこれに他なりません。

さて、『なだしお』の件なんですが、胡桃沢耕史さんの人気小説『翔んでる警視』で、私はこの件を知り調べてみました。
『翔んでる~』の中の海幕長は、単身自衛隊本部に乗り込んできた主人公『岩崎白昼夢』を、記者会見で見せた低姿勢な態度とは正反対、いつものこわもて軍人の顔に戻って、今にも斬り殺さんばかりの勢いで迎えたのですが…
さてさて、垣内社長以下JR西幹部の面々、今現在どんな顔でいることやら?


挿絵のは原文になかったものを加えてみました。
『なだしお』とは懐かしいねえ…

それにしても『目指せ!! 平成の女蜀山人!』、詩歌にサイトながら、時折こうしたシリアスに時事に斬りこんだ記事が挟まるのですよ。
当時のBLOGブームも手伝って、面白いくらいにアクセスがあった…

これまた古き佳き日々です。

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