平賀源内退場で再度。某国営放送『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は『ドラマ10大奥 』と「混ぜるな危険」とか。なんの、私は去年の『フジ大奥』と3種混合のごちゃまぜで楽しんでますよ!
春の白一色 某国営放送 大河ドラマ ツツジ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい) 安田顕 平賀源内 齋藤杏花(さいとうあんな) 齋藤杏花 フジ大奥 田沼意次 小芝風花 どう考えてもあったとは思えない絵空事 一橋治済 ドラマ10大奥 ごちゃまぜ料理 平賀源内を演じた役者の妙 大河べらぼう 森下佳子 白河の 清きに魚の すみかねて もとのにごりの 田沼ぞ恋しき
シリーズでお伝えした(?)我が庭の『春の白一色』。
さて、どん尻に控えしは、これ、小粒のツツジです。
そうなんだなあ、大木の下に居るもので万年陽の目見ずで成長が遅い、
なのに、一階茶の間からはよく見える位置に植わってるもんで、座ったままで結構楽しめるんですわ。
今年は、他につられたか花も多めで、当分は楽しめそうです。
んで噺。
そう、一昨日の晩の某国営放送・大河ドラマべらぼうなんスよ。
思えば先週火曜は一日更新を休んだ為、2週間ぶりの大河噺ということになります。
私ね。瀬川が吉原去ったあの回に、これで第一部終了ってことかな?っていいましたっしょ。
観る限りそれで正解、事後の回はがらりと感じが変わりました。
そして、第16回・さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)です。
…SNSなんか見るに、多くの人たちは絶賛一色ですけど、うーん。
へそ曲りの私としては、第16回にして初めて森下台本に翳りが見えたかな?って感想です。
そうなんだ、結局ね。
今回は、主人公でない源内の物語一色だったんで、それで物足りなさ感じたんですわ。
そして世の絶賛は、源内を演ずる安田顕の、怪演絶賛、これまた一色。
いかなへそ曲がりの齋藤杏花(さいとうあんな)とてそれに異議がある訳ではないのですが、がー。
どっかで視たような怪演だったんですよ。
そう、去年の事。
今現在火の車のフジTVで看板時代劇の大奥やってたんですよね。
知る人ぞ知る、小芝風花の大根演技が祟って予想だにしなかった低視聴率…
あの大奥にも、安田顕は出演してたんですわ。
役はといえば、言った様、田沼意次で。
あのストーリーに於いては、結構なキーパーソンですぞ。
何せ、従前の定番歴史分析の如く、悪役中の悪役に描かれてましたから。
そしてドラマ後半の大どんでん返し。
主人公達の味方と思われてた松平定信が、実は最大のヒールだったと判明するのです。
そして意次…
善悪逆転とまでは行かぬものの、彼なりの幕府への忠誠心から定信に対峙しようとするわけです。
が、力及ばず…
そのシーンが、ちょうど一昨日の源内そのものだったもんで、新鮮味がなかったって訳なんですわ。
さてさて、こうした個人的事情を割り引いてみても、16話の脚本は前回までの冴えがありませんでした。
いきなりの冒頭。
田沼家三浦の芝居がかった芝居はいいとしても、あれも話がへん!
件の手袋は、白眉毛武元の形見じゃないじゃありませんか?
取り乱すというなら、初っ端の源内もヘンだし、最後の主人公蔦重の乱れ方もヘンです。
いくらなんでも天下の老中に、あれだけ激しい態度が採れるわけはありません。
毎度口を酸くしてる小説に於ける、『あったかもしれない可能性』と『どう考えてもあったとは思えない絵空事』の区別。
後者の典型があれでした。
そして極めつけは、ついにベールを脱いだ真の黒幕。
ドラマ10大奥同様、一橋治済であることはみえみえ。
けど…
どうして、あんなにも杜撰な完全犯罪なの?!
重要証拠の(源内)遺稿を一枚だけ現場に残しとくってのは、幾らなんでも迂闊に過ぎますし、何より持ち帰った残りの遺稿を見てる前で焼き捨てるなんてこれまた考えられない絵空事です。
ねえ、芋焼くのに使うなんて、余りにも漫画チック!
まあ、甘藷がちょうどその頃普及しだしてたのは確かですが。
そうそう、ドラマ10大奥では詳しく触れられてましたね。
やっぱ、本年の国営大河『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、件の『3種混合』で楽しむべきストーリーのようで、あはっ!