三波春夫でございます (マゾヒズムに花札を!より)  ~ 『ミ ユ の 掲 示 板』 ~ 令和6年年度末は三波春夫先生をたっぷりお聞かせしますよ!

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今月は、ホント、頑張りましたよ。
久しぶりに月間投稿数40超えです。
というのは、『マゾヒズムに花札を!』のパクリ返し復刻があったから、
んで、まだまだ残ってますよ~!
ってことで、月末の今日も2発目の投稿、
どうしてもやりたいものってことで、これに絞りました。

ね?大好きな三波春夫、さあ行きましょう。↓

三波春夫でございます

2006年03月16日 21時40分30秒 | 桜 - 3月

たばこ桜e8dd0498.jpg

  逝く空に 桜の花が あれば佳し

投稿日では晦日になるものの、その実は以前書いたあの記事にちらりと触れた三波春夫さんの句です。
平成13年4月14日逝去。
いや、西行ばりに本当に願望が適ったのでしたね。
と、今日はこのように3月テーマ・桜との因縁も浅からぬ三波さんの話をしましょう。

先ず一曲目は、これでしょう。

 こんにちは こんにちは 西のくにから
 こんにちは こんにちは 東のくにから
 こんにちは こんにちは 世界のひとが
 こんにちは こんにちは さくらの国で

せんきゅーひゃくーななじゅー~ねんの ~♪
ってことで、日本万国博覧会テーマ・ソング『世界の国からこんにちは』ですね。
万国博においても、日本を象徴する花として三波さんに歌われた桜です。

それから9年後。
東京12チャンネル(現・テレビ東京)が開局十五周年を記念してつくった『大東京音頭』も有名です。
レコード会社十社が、それぞれの看板歌手で競作したんですよねえ。
えーっと。
手元の古文書によれば、事前の予想では各社横一線なるも、本命をあければ橋幸夫・金沢明子デュエットのビクター、対抗が都はるみのコロムビア。
ところがどっこい、蓋をあけてみれば、テイチク・三波春夫の圧勝という結果でした。

 ひーぃとがわになーる わがはなにーなる
 えーどののこりが ほのぼーのとーけて
 かよーこころに さきほこる~

そうですよ。こんな歌詞、なんていったらいいだろ? 花札に象徴されるような日本の明るさを歌いこなせるのは、三波春夫ただひとりですよ。
繰り返しになりますれど、三波さんはすばらしい方でしたね。
歌唱の業績はいうに及ばず、俗謡に関する造詣の深さ、そしてなにより、
「私にはすでに月会費100円の後援会がありますから」(某政治家が後援会を作ってやるといった折にそれを辞退)
の庶民精神。
三波春夫の前に三波春夫なし、三波春夫の後に三波春夫なし、といったとこでしょうか?

さて、僕のお薦めの一枚は、「長篇歌謡浪曲全曲集」です。
8曲に歌われてる10人あまりの登場人物はいずれも、今の日本人がすっかり忘れてしまった日本人のよさを持ってます。
 
と、この言い回し、



ミ ユ の 掲 示 板5月21日(土)12時02分40秒  

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!

あ、そうだったかしら?
これ↓
↑そんなに売れたっけかなあ?
ま、オリコンてのはアテんならない、金目でどうにでも動くし、なにより昔の事、
どれも皆真実ってことにしときましょう。
ただ、『題名のない音楽会』でやった、出演者総出演のラスト・三波春夫リードヴォーカル版は圧巻だったは聞いてます。

それと。

『ミ ユ の 掲 示 板』?
残ってましたよ。
また念を押さなければならぬのは、ミユてのが齋藤杏花 (さいとうあんな) 最初のHNってことです。

そうだなあ。
ちっと工夫を加えて復元しまみましょうか。

お客様は神様です  投稿者: (管理人) ミユ  投稿日: 5月21日(土)12時02分40秒

ご来訪&書き込みどうもありがとうございます。
三波春夫さんではありませんけど、本当に『お客様は神様です』。

三波さんはすばらしい方でしたね。
歌唱の業績はいうに及ばず、俗謡に関する造詣の深さ、そしてなにより、
「私にはすでに月会費100円の後援会がありますから」(某政治家が後援会を作ってやるといった折にそれを辞退)
の庶民精神。
三波春夫の前に三波春夫なし、三波春夫の後に三波春夫なし、といったとこでしょうか?

さて、私のお薦めの一枚は、「長篇歌謡浪曲全曲集」です。
8曲に歌われてる10人あまりの登場人物はいずれも、今の日本人がすっかり忘れてしまった日本人のよさを持ってます。
是非、聴いてみるといいでしょう、ってことで一曲だけちびっと。(ごめんなさい! 程なく落としますから見逃してやってくださいまし)

『唄祭り矢之助笠』

いいですよねえ、 【秩父夜祭り】を舞台に展開される物語…
生まれ育った土地に対する特別の思い入れ…
島国農耕民族の血を受け継ぎ、この風土に生まれ育ったものでなければわかりませんよ。

ってことでまたしても、和の心を大事にしようと呼びかける私でした。
1200x1200bf-60.jpg(おまけ)
続・お客様は神様です  投稿者: (管理人) ミユ  投稿日: 5月22日(日)12時36分30秒

昨日の続きで『唄祭り矢之助笠』。
ほかの、長篇歌謡浪曲とおなじく、歌謡曲流行歌をベースに2番と3番の間にあれやこれやが入ります。
もっと時間をかけて歌える舞台では、また違った構成になるようですが。
これは、古い歌本にでてた、最も有名な長篇歌謡浪曲『元禄名槍譜 俵星玄蕃』(「先生っ!」「おゝ、そば屋か~」ってやつ)の段で確認しました。
いずれにせよ、これらはすべて三波さん自身の構成であるようで。

さてさて『唄祭り矢之助笠』、聴いてみましょう。

♪ かりもー わーたるーか あのやーまーこーぇーて~

と出だす。

♪ もみーじ いーろーづく ちちぶのさーとーへ~

メゾピアノで歌うべき2フレ目を、こんなに強く出しちゃっていいんかいな?
などという気を回すのはシロートの赤坂見附、サビの部分まで、ホントに劇的に創っていく三波さんです。
同じ部分の2番、

♪ きしーのー おーばーなは なみだで ぬーれーぇる~

これなんか、英訳したらどんな感じになる? ちょっと興味あり。
そして2番と3番の間に、台詞による一人芝居、浪曲、講談等々フル導入で語ります。
一人オペラなどもこんな感じですか?
語り終えたところで転調し歌謡曲部3番、いよいよフィナーレへと、

♪ こころー はーればれ おやまーのーあーかーり~

土着大和民族にとってのお山は神様。

♪ とーくおーがーんで たびだつわーらーじ~

さてさて、翻訳専門家のみなさん。
「草鞋を履く」、これ 縦→横 の変換ができますでしょうか?

♪ すてるー こきょうにー みれんはーないが~

大陸を跨ぎ移民した人たちの感覚で聴いたら大間違い。

♪ そーっと~ よりそー~う~ ふたつのー かー~さー~に~

サビの部分。
歌謡浪曲には珍しいラブソングです。

♪ なぜーかー せーつないー まつーりー~うー~た~

これですよ、これ!
「心晴れ晴れ」「未練がない」のに、なぜ「切ない」のか?
これは、代々本邦に住まい、父祖の血を脈々と受け継いだ者でなければわからんでしょうな。
何年何十年にわたり日本に住まい、畳の上に寝て、米のメシを食べ和式便所で踏ん張ってる外国人の皆さん、
ざ~ん念でした、っとまで言ったら減らず口が過ぎるね、失礼しました。

そうそう、曲中ながれていた秩父音頭。
「男声で一番の美声は三波春夫だろう」と評された歌唱のあとに、合成音声でお耳汚しでしょうがクリックしてみてください。

以上、再び「お客様は神様です」
、ミユ のお礼口上でした。

さて、そうなんですよねえ…
って、何が、さて で、何が、そう なんですかねえ?
そうだ、そうだ、今年も間もなくも、また大阪で万博をやるんでした、でしたわ。
最後、冒頭でもちらりお見せした、『世界の国からこんにちは』で、令和6年度を〆ることにしましょう。

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