一刻千金 (マゾヒズムに花札を!より)  ~ 『掲示板への書き込みありがとうございました』 ~ 知らずに書き出したけど今日は『さくらの日』

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駄バラ3きょうだい今シーズン1号は、やっぱ、長子桃からです。
今シーズンなの…かな?
いえね、目の前に蕾があるのは冬のうちから知ってたですよ。
けどいかんせん気温と湿度が…
朽ちるかと思いきや、暖かくなるのを待って開いたってことでしてねえ、
いやはや、大した生命力です。

どうもこのとこインターネッツの機嫌が悪い、そして泣きっ面に蜂でアクセスも沈みがち…
ままよ、こういうときは数で勝負!ってことで、本日"も"2発目の投稿です。
3月、サクラの開花便りも舞い込みだした27日さくらの日は、『マゾヒズムに花札を!』を徹底復元ですわ。

一刻千金

2006年03月13日 21時54分10秒 | 桜 - 3月

葉隠花札308d551e.jpg
3月のテーマ植物は、日本を代表する花である桜、そして古来単に花と言ったら桜の花を意味する、繰り返し話してきました。

ところで、滝廉太郎の歌曲で『花』と言うのがありますよねえ。

 ♪~ はーる~ うらーらーの~ すーみーだがわ~

いやいや、『隅田川』ではありません。この歌は『花』という題です、よく間違えられるんですけどね。
ともかく、隅田川沿いの春爛漫を歌い上げた名曲で、僕大好きなんですよ。
あー、三番は宵から夜にかけて、それこそ夜桜の景になります。

 ♪~ げに いぃーこくも せんーきんの~

一刻千金にあたいする春の夜という訳ですねえ。
日本人の美学の共通項という感じです。

ところがところが、江戸の狂歌師・大田蜀山人は少し変わった賛美のしかたをしてますよ。
 
  一刻を 千金づつに しめあげて 六万両の 春の曙

江戸時代の一刻は2時間、その一刻の値が千金すなわち1万両というのなら、ひと晩つみあげて春の朝をむかえたときは、しめて6万両、というワケ。
いつの世にもへそ曲がりがいますよねえ、はい。

因みに一刻千金は大陸からの輸入品のようでして。
ほら、中学の授業でやったでしょう?
蘇軾の春夜です。

 春宵 一刻 直千金
 花に清香有り 月に陰有り
 歌管 楼台 声 細細
 鞦韆 院落 夜 沈沈

韻は金、陰、沈。
承句が句中対、転句結句が対句ですか。

そんなことより、
最後の二文字が(爆)

と、この言い回し、



掲示板への書き込みありがとうございました

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!

花ならこれですけど、midは読まないか。
『目指せ!! 平成の女蜀山人!』の元稿ならこれです。

掲示板への書き込みありがとうございました

2005年05月11日


本日のラストは、「赤壁賦」作者・蘇軾の有名な七言絶句を持ってきます。

春夜eb168799.png
  春夜 蘇軾 

 春宵一刻直千金
 花有清香月有陰
 歌管楼台声細細
 鞦韆院落夜沈沈

 春宵 一刻 直千金
 花に清香有り 月に陰有り
 歌管 楼台 声 細細
 鞦韆 院落 夜 沈沈


うーん、百人一首なら、
 36 夏の夜は まだよひながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ
あたりのイメージですかねえ。

韻は金、陰、沈。
承句が句中対、転句結句が対句ですか。

そんなことより、
最後の二文字が(爆)ですね、あはっ!

そうなんだ、女蜀山人の折には、漢詩を積極的に集めたんだなあ。
例によって朗読動画は下記です。

んで、最後の二文字が爆。
年代を超えてそうみたいですね。

親の世代なら真っ先に加藤茶ギャグの「う○こちんちん」が出てくるみたい、あはっ!

うんこちんちん.png