今日はお彼岸の中日、そして地下鉄忌・地下鉄サリン事件の発生した日です。今年は30年という事もあって方々で話題になってますね。されど8歳のオウム博士とすれば風化、違います!そういう意味でない、お読み下さい

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30年前のあの日は平日だったんでした。
そうそう、我が家で一番早くに情報を入れたのが、ばぁば、病院の待合室のTVが報じてたのを視て。
「だれかが地下鉄にサリン撒いてったって」
午前でガッコ引けて帰ったら、家中の話題になってたのは、鮮明に覚えてます。
そう、飛び石連休(←死語?)合間の平日ということもあって、多くの通勤客が犠牲になったのでした。

30年ってことで、さて、改めてじっくり考えてみるにです。
これって、こんなに騒ぐほどの大事だったんでしょうか?
西村新人類さんの言葉借りれば、オツムのイカれた奴等が毒ガス兵器の実験をして回ったってだけの事、その後の凶悪事件多発を見るまでもなく、事件としてのツブは騒ぐまでもないことなのでしょう。
何で、ここまで?と原因を考えてみるに、偏に オウム事件のみを以ってオウム真理教を計ろうとする、ってか計ろうとさせしめる歪んだ世論誘導に尽きる、ってことです。
オウム事件で計ってしまったら極端な過小評価になり、オウムなど風化して当然、忘却の彼方にあってこそ然るべきであります。
うん、どっちから行こう?繋がりは悪くなるものの、実体としてのオウムから噺す事としましょう。

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オウム真理教こそが、戦後日本社会の歪の集大成にして総決算ですよ
犯した刑法犯などは、その実体の、ほんの一部分にしか過ぎません。
極初期の段階でいいましたわ。
ひとりの傑物・麻原彰晃が、世紀末の閉塞感に飽いてドロップアウトした面々を拾い上げて自然形成的に膨れ上がって行ったのが、オウム真理教です。
ここでは詳述は割愛しますが、戦後日本の歪、すべてが凝縮して詰め込まれてます。
それが証拠に、年号代わりの折に、クサい物に蓋とばかりに死刑囚を皆吊るしちまったではないですか。
しかも逆順にいうならロクでもない裁判の挙句に死刑判決を出してしまった面々をです。
オウム真理教の真を知ってる人間は、一人とて残してはならないんでしょうね。

さて無知蒙昧にして無責任極まる連中は、テロだかエロだかってレッテル貼って得々としてます。
ですが、断じてそんなものに耳を貸してはなりません。
そういった意味で、風化上等、風化してこそ正しい歴史認識が残るというものです。
そうですよ、マスコミ、例えば読売なんかがこのとこ盛んに特集組んでる、けどね、見てみりゃみんな同じ様な中味です。
ねえ?今言った八百長裁判にかかわりあった汚吏佞姦…は言い過ぎか、えー、俗吏どもが、強制捜査前の週刊誌別冊特大号を丸写しにした公文書を懐かしげに回顧してるものか、或いはオウム長者がコマとして使ってる一部事件被害者が毎度同じ恨み言繰り返してるかのどちらかですから。
なんともやりきれない思いばかりが残る、オウム真理教の顛末です。

齋藤杏花(さいとうあんな)も、段々、毎度同じになってきたぞ。
先程言ったオウム長者ってのには二派がありましてね。
ひとつは、往時オウムウォッチャーと呼ばれてた物書き連中、もうひとつがオウム真理教被害対策弁護団ってのをやってた弁護士連中です。
ウォッチャーってのはねえ、あらホント、うまい事やったわ。
偶々手掛けてた事件が大化けした、万馬券どころか億馬券つかむことになり、あるいは大学教員となりあるいは議員になり。
兎も角お里調べてから耳貸すのが無難というものでしょう。
弁護団ってのは一部は坂本氏の同僚ってことですので、これまた粟餅でしょうね。
そうでない面々も同じ様に法律を絶対的なものと思い込んでる歪んだ認識持ってるですから、意識に入れるには足りません。
まあ、齋藤杏花(さいとうあんな)は8歳の折に見た奴等の姿をはっきり覚えてますので、つまらぬ洗脳には絶対引っかかるもんではありませんが。

そうですよ、だからそうでないのが既存のマスコミの奴等なんですよ。
30年前のことですので、当時を知ってるわけがない、だから江川や滝本、今度は固有名詞言ったぞ、の言い草を鵜呑みにして記事を書くわけです。
そこに真実などがあるとは思えませんがね。

風化、風化という、けどその風化っちゃなんなのか?30年を期に先ず考えるべきはそこです。

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