齋藤杏花 (さいとうあんな) の BLOG

いやあ昨日は折角のお雛祭りが、一転冬に戻ったような氷雨で降り込められて台無しになってしまいましたわ。
でもね、これ、恵みの雨でもあるんですよ。
例えば、おらほうなんて先月の累積降水量が10ミリ以下、しかも降ったのは月初ってことで、大凡雨天などどとは架空の天文現象なのでは？と疑いだした矢先の本格降雨でしたもの。
迷惑な砂埃もこれで、終わりに向かうものかと一安心でありんす、りんす。
で、一昨日の大河べらぼうです。

さしずめ瀬川重三涙雨ってとこですかね。
否違う、泣いて別れたのはうつせみと新之助でした。
我らが瀬川重三、手に手を取っての駆け落ちは未遂に終わったものの、最後ね、お互いの気持ちを理解しあったとこで、運命には抗うまい、思い出だけを胸に、気持ちよく別れました、
再び否、来週もまだあるのかな？でもまあ、これで瀬川も退場になったのは間違いありません。
そんなもんで今回は、お稲荷さんの闖入はござりませんでした。

>身請けよりも重三郎と一緒にいた方が幸せなのにな？

そんな瀬川の心情を、いつものりかちゅうさんが、いつもの如く一早くに、記してくれました。
分る、そのとおりですよ。
心身ともに地獄の稼業、それでも愛する蔦重が近くにいるなら…
これが女こころってもんですよ。
それが分らなければ女ぢゃねえ！
って言っても過言ではありません。
まあ、野郎が頭で考えて、文句言う為に持ち出す小理屈ならば、リトマス試験紙的にありえない、って決め付けるのもまたアリでしょうが。
あ、例の滝本太郎が、まーた、バカん事吹いてたのを先にみてたもんで。
まあ、下世話にもバカに付ける薬はないといいます。
この連中にものを言っても詮無いことでしょう、その価値はありません。
けどそれでは、本稿の存在価値もまたなくなってしまいます、ですので、こういうときの為の共通言語たる音楽で噺を続けるとしますか。
本稿は、女郎屋関係の流行歌の紹介とします。

先ず最初にあげますのは２度目となる『大正くるわ小唄』。

繰り返しますが、驚きましたね。なんと、これをWEBにあげたのは、何を隠そうこの私なんです。
そうそう、頃はいえばsato8644@yahoo.co.jpの『いつまでこんな事。。。』時代。
口論となって、売春婦の歌が必要となり、古いカセット音源の大川栄策さんを拾ってきて、今はサービスを停止してしまったgooを通じてつべにあげたんでした。
その後、gooがなくなってしまってログインできず、消すも残すもことらのままにならぬままWEB巷間を彷徨い、未だ検索最上位に表示されてるわけです。
おっと、此処から先は件の過去稿読んで貰うとして、今日はこの際、BLOGにも逆輸入転載しとくとしましょう。
２曲目は本邦初公開、じゃないよ、本BLOG初掲載です。
こんなのも作ってたんでしたねえ、思い出しました。
いつものように、つべ投稿の紙芝居動画の復刻です。

流行歌「滓場の女」 じゃないっ 「カスバの女」
～湯浅成美 (千葉船橋生き埋め強殺事件主犯 なるちゅん) & 杉山麗(貧困女子高生 うらら ) 夢の共演！
～　低音の女王・大内万里亜は登場しません

曲は割と有名なカスバの女、動画的には譬喩歌の類と心得ます。
三番の歌詞、あなたもわたしも買われた命　が扇ひろ子さんの低音で心に響いてきますわ。
そうでしたよね、
ってことで、大河べらぼうに戻しましょう。

松葉屋の女将(=おか)さん、コワかったですねえ。
鬼の折檻で、足抜けうつせみを責め立てて…
とてもかつての『きれいなおねえさん』が演じてるとは思えませんでした。
でもね、責めるだけでない、ちゃんと女郎に真理を諭してる訳なんですわ。
そう、所詮は買われた命、と。
主人公の二人の淡い恋愛感情は、この前提があって描かれるものとなりました。
恋してみたとて一夜の火花…
けど、恋自体が成り立たぬ訳ではないと、からっとした爽やかさで教えてくれましたわ。

さて、実は本当は今日は別の話題、冒頭の「吉原だけでやりゃいい」を請けて、「ボキの筆を取り世界を築く」学部OGらしく、限定販売のマーケティング戦略を打つつもりだったんですわ。
けどまあ、それはむしろ次回にした方がよさそう、
予告によれば、瀬川最後の花魁道中に合わせて出す錦絵の制作を依頼されるってストーリーだそうですので。

そんでは、また、次回に期待、あはっ！

(2025.3.20)

どうしてもmp4化できなかった『流行歌「滓場の女」 じゃないっ 「カスバの女」 ～湯浅成美 (千葉船橋生き埋め強殺事件主犯 なるちゅん) & 杉山麗(貧困女子高生 うらら ) 夢の共演！ ～　低音の女王・大内万里亜は登場しません』動画のファイルが、何故か今になって出来ましたもんで、早速に掲載をしておきます。