さて、昨晩から新しい大河ドラマが始まったわけですが、前作の轍を踏むことなく一年間、一貫した筋のドラマを描いてもらいたいものです

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さあて、カレンダーを見るに、何か今日が官公庁御用始と記されてますねえ。
そうなんだ、どうも仕事始めが何日なのかはっきりしないのが、今年の暦なのです。
因みに、かのオウム長者江川紹子は、3日が仕事始めとか申しておりました。

話さなかったんだなあ。その江川がtwitter改メXで去年の某国営放送大河ドラマ『光る君へ』が雅で、その翌年である今年の『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の舞台・吉原が受け入れられるか?なんてとんでも発言してたってのは。
どこが雅?
繰り返した如く、光る君は全編色欲と権力欲ばかりのドロドロした劇で、雅の欠片すらもありませんでした。
いえね、今更なんですが始まる前は、私こと齋藤杏花 (さいとうあんな)も、公任が大所で出ると聞き和漢のうたくらべなぞを期待してたのですが。
蓋を開けてみればかくの如し。結局何を描いたドラマなのかすらもはっきりしないままに終始してしまいました。
その感想が独りよがりでない証拠に、年間視聴率が『いだてん』に告ぐ史上ワースト2位、実質最低だったとか。
見落としてんですが、(一般紙である)読売も報じてました。

前置きが長くなりました。
昨日から始まった『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の噺でしたね。
実は例によって例の如く、BLOGの原稿を起こしてるのは前日の午後昼下がりの自分ですので、私メ、また放送を視てないのですわ。
何とぞ、その点をお踏まえの上でお読み下さい。
ただでさえ、前年から引き続き、馴染みのない時代が舞台なのに…
あった知識は、フジ大奥の五十宮倫子さまがお女郎で出るってこと位。
お正月番組の合間縫って入れてた予告によれば、他にもフジ大奥の役者が、あっと驚くような別役出でてるような…
意次が源内に化けたとかね。
他にも、去年のドラマ10大奥からの転生も多いわ、あ、脚本が同じでしたからね。
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べらぼうの予備知識の仕入れ元として大きいのは、なんたって元日の日にやってた『英雄たちの選択』です。
あれみれば少なくとも吉原を舞台とする事への偏見が払拭されるのは確実です。
ん?ですから、主人公蔦重は江戸のメディア王。
丁度今で言うとこのゲームショーやコミケみたいなニューメディアをサブカルとして日本に定着させた人物なのです。
そうなると、吉原ってのは淫靡な娼界というよりは、幕張メッセみたいなとこだったと捉えたほうがいいでしょう。
これがわかって視だすのとそうでないのとでは、大きに差が出るものと思います。

反面心配タネもまた持ち上がりました。
蔦屋重三郎の生涯…
サブカル発信地たる吉原…
元禄繚乱期を過ぎて退廃しかかった時代背景(ライトサイド『闇の狩人』)…
梁山泊に集う好漢たちの如、次々舞台に登場する歴史上の著名人たち…
描く事があまりにも多すぎるのです。

そう。去年の轍。ねえ?紫式部の自伝なんかドラマ化源氏物語なのか、はたまた別物なんだがとうとう分らずじまいだった。
今年こそはどうか、挙げたどのテーマに沿って進むにせよ、一年間通して一貫した筋で描いて欲しいものです。
それが大河ですから。
それにしても、あんなのを雅とは…
って噺をまた出だしに戻してるんですが、ひょっとして江川は光る君へを視もしないで、イメージからのしったか講釈並べたのかもしれませんね。
うんうん、見た振りレビューはりかちゅう氏でなく江川紹子だった!
それでほぼ決まりです。
だどもよ、世の中とは広いもので、その逆に視てるくせに視てない振りして講釈ならべてる香具師も居るかもしれませんよ。

今度のべらぼうは、#昼べら でいいのかしら?、あはっ!

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