某国営大河『光る君へ』は最後の佳境『望月の歌』をやってましたよねえ。それはそうと兵庫県では失職した斎藤前知事が選挙で返り咲いたとか。目出度い事です

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16日の日のビーバームーンが、その昔、藤原道長が観て、この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事も 無しと思へばと詠んだ時の月と丁度同じ見かけだったとか。
どっかで、道長と同じ月をみよう、とかの何かどっかしらんヘンなキャンペーンを張ってましたが、残念ながらおらっとこは曇天でさっぱり。
翌日の十六夜がぼんやりみえたので撮ったのが冒頭の一枚です。
うーん…
肉眼では接近してる木星も見えてたんですが、写真には入らなかったようですね。
ま、地上用デジカメじゃ無理な話なんでしょう。

で、某国営放送大河ドラマの『光る君へ』が一昨日の第四十四回・望月の夜で、ずばり、この逸話が登場しましたね。
思えば先ほど触れたキャンペーンは、光る君へを意識したものだったのかもしれません。
ドラマの方も愈愈佳境、てか、実質四十四回が最終回とみました。
ねえ、全員の唱和に重ねて、序盤のあばら家の月を重ねて…
残りの回はエピソード的なストーリーになるのでしょう。

このドラマは、歌を歌うことはしないのですね。
そう。クレージーききょうの時もそうでしたけど、折角の歌を教科書読みしてるだけなんですよ。
実資が教壇に上がった教師よろしく先導して読み上げると、教室の生徒一同が続けて、
なんかガッコドラマみたいで。
書にはあれだけこったんですから、歌の朗誦も本格的にすべきだったと思います。
ま、何はともあれ佳境の回でしたので、途中無粋な選挙結果のテロップで汚されなかったのは幸いでした。

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うん、愈愈本題の兵庫県知事戦なんですよ。
このとこ、8時丁度、開票が始まったとこで選挙結果が出て大河の画面が汚されるのが常だったっしょ。
何故か、開票がハンパな時間からってことで、代わりに『坂の上の雲』の舞踏会之景が汚されましたが。
おっと!肝心な事を云ってませんでしたね。
失職した斎藤元彦前知事が、なんと、事前のマスコミ予想を覆して返り咲いたというのですよ。
政治に無関心の齋藤杏花(さいとうあんな)のことですので、事前はまったく関心しめしてなかったんですが、これはちょっと意外、それ故こうして話題にする訳なのです。
そして、好意的に請けてる、タイトルに織り込んでありますが。

うん、理由はというなら、バカッターどもが騒いでる右翼の左翼のってんじゃないんですよ。
はっ!どっちが右でどっちが左なんだか、正真正銘今でもわかってませんもの。
これ以上、マスコミに選挙結果を左右されて堪るか!との理由からで、事前予想が外れたのをざまあ!と溜飲さげてるからなのです。
なんですか?まだ投票にもなってない時点から散々に結果予想を記事にし、云ったように開票が始まった途端に当選当確情報を出す…
これでは、愈愈投票に行く気などなくしますよ。

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それに、こと斎藤氏に関して云うなら、失職に至った理由、マスコミが人民裁判で悪人に仕立ててしまったからではないですか。
これを称して、マスコミのマスコミによるマスコミの為の政治、議員なんてのは哀れなもんで、マスコミの顔色ばかり窺う始末。
これでは信念のある政治家など誕生するはずなどなく、ひいては民主主義すらも危うい、マスコミと言う絶対君主に未来永劫支配されるばかりですもの。
もういい加減にうんざりです。

それにしてもバカッター!
まあまあ、相変わらず右翼だか左翼だかに、森羅万象のすべてを二分して抗争をやろうしとしてまして。
何度も言わさせないでくださいよ。
右翼左翼ってのは思想に付いた名称で、人を分類する為の概念ではありません。
増してや、ベルリンの壁やらソ連邦やらの崩壊から、既に30有余年、とうに陳腐な概念なのです。
識層と評される著名人までがかかる不毛の論争に顕名で参戦するtwitter改メXは、将しく80億総白痴化ツール
やめといたらいいと思うんですけどねえ。
そもそもを云うなら何より…

地方政治にはイデオロギーは不要なのです。

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