八木原亜麻 - 別れ話に彼氏を蹴殺した道産子ギャル ~ 令和のうわなり打ちは追剥に同じと見たり

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前稿の後編をば。
件の事件を八木原容疑者の心裏の方向から、昔取った杵柄、『サディズムに花束を!』の一人称論者で書き下ろしてみましょう。
このカテゴリを始めたときと同じ、北海道の凶悪女を俎上にあげてます。

それでは本文を、と入る前に一つ、慌てて書いた昨日稿の補完をば。
八木原の在学してる札幌学院大学、川村の北翔大学に触れるのを失念しました。
今、在学してると云ったっしょ?そう。
両校とも初報段階で一通りのコメント出して以降、なんら口を開く事はないのですよ。
つまりは、二人は依然女子大学生の肩書きのままなのです。
こりゃ一言あびせないといかんですよ。
てめんとこは、人殺し飼ってんか?!
ふう、すっきりした、
おまたせ、以下が本文です。

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hokkaido_yagihara_ama_sotsuaru-500x750.jpghttps://news.yahoo.co.jp/articles/686ff7d1fb49e626047f3b3f8562ea8749a3ab1f【続報】交際相手の女ら2人再逮捕 被害者カードで12.7万引き出す 江別・大学生集団暴行死北海道・江別市で男子大学生が集団暴行をうけて死亡した事件で、警察は2024年11月16日、男子大学生の交際相手だった八木原亜麻容疑者(20)と川村葉音容疑者(20)を強盗・詐欺・詐欺未遂・窃盗の疑いで再逮捕しました。

八木原容疑者らは先月25日深夜から26日未明までの間、江別市内の公園で、千歳市の大学生・長谷知哉さん(20)に対し、「金払え」などと言い、顔面などを足で蹴るなどの暴行・脅迫を加え、長谷さんのクレジットカードおよび、キャッシュカードを奪い、その後江別市内のコンビニエンスストアで、長谷さんのクレジットカードを使用して、タバコなどをだまし取り、札幌市内のコンビニのATMで長谷さんのキャッシュカードを使用して現金合計12万7000円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。

警察は八木原容疑者らの認否を明らかにしていません。

警察によりますと、キャッシュカードの暗証番号は暴行中に、長谷さんから聞き出したとみられています。

長谷さんは先月26日、江別市内の公園で全裸で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。

この事件では、長谷さんと交際していた八木原容疑者と川村容疑者のほか、16歳~18歳の少年4人が傷害致死の疑いですでに逮捕・送検されています。

捜査関係者によりますと、少年らは暴行の様子をスマートフォンで撮影していたことも新たに分かりました。

警察は、少年らについても強盗などの疑いで近く再逮捕する方針です。

11/16(土) 15:40
時間は悠久に流れ、論者がこのような論説をした折からかれこれ20年にもなんなんとする時が流れた。
勿論、あの折の発言は全てを保存してる。
そして今見返してみるに…
これはよく書けてると自画自賛するものもあれば、よくもまあこんないい加減な事をと赤面するものもある。
その後者の典型である『うわなり打ち』の稿を、現在進行形の事件を使って訂正することとしよう。

今云った現在進行形の事件とは、先月北海道江別市で起きた大学生暴行死事件
一昨日進展のあったとこによれば、なんと、件の学生は主として交際してた八木原亜麻やその友人・川村葉音の手、ならぬ足で殺されていたらしいのである。
極めて至当に、助っ人の男4人に撲殺されてたと思ってた、論者等々の皆は驚愕した。
「金を払え!」と言いながら、件の犠牲者・長谷知哉の顔面その他上半身を蹴り付け、カード暗証番号を吐かせてたというのだから。
まるでハードボイルドの世界の拷問…
これは、別れ話の縺れという痴情というよりは、追剥ではないか?!
こんな事が現代の日本で、否、平和ボケの戦後日本で起きてたなどとは俄には信じられぬことである。

卑しくも付き合ってた彼氏にここまでできるものなのだろうか?
繰り返してるよう女のサディズムというものは集団心理でエスカレートするものだが、こと本件に関してはとてもそれだけでは説明が付かない。話を聞く限り、間違っても逆上しての犯行ではないのである。
かといって所謂精神異常の範疇とも思えない。
少なくても一片でも理性があるなら、かかる暴挙には至るまいて。
法定刑が無期以上となる、とてつもない原価に相応しいだけの収益がある『うわなり打ち』とは、どう考えても思えない。

一体、何で…

気の毒すぎるのは、蹴り殺されてしまった長谷知哉だ。
とんでもない女を彼女にしてしまった人を見る目のなさに、ここまで惨い最期を遂げねばならぬだけの罪があろうはずがない。

完全に後先になってしまったが、心よりの哀悼の意を表し冥福をお祈りする。

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で、です。
往時書いた『赤面する』投稿とは、以下の事です。

江戸・長屋のおかみさん衆 - 『うらなり打ち』で横暴亭主に反撃
(2006年)

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そもそも歴史の担い手は名前を残した人物のみにあらず、
前投稿に引き続き、もう一例名無しを主役にする。

この稿のヒロインをつとめるのは、時代劇でお馴染み、たくましいあの貧乏長屋のおかみさん達だ。
時代劇においても大体は暴力的に描かれる人物像である。
惚れに惚れた長屋小町のお花ちゃん、嬶にしたらば角丸出し、
お陰でオイラは生傷だらけ、でもさ、オイラにゃ過ぎた女房さ。
こんな感じであろうか?

前置きが長くなった。
うらなり打ち、これは女房に離縁した男を、長屋の女衆が打ち据えるという儀式である。
打撃具として使われるのが、しゃもじ・おたま等々の台所用具、女性が男性をスパンキングするにいかにも相応しい。

岡口逸堂の稿で触れたように、日本におけるスパンキングの歴史はかなり古い。
江戸時代どころか平安時代あたりにも記録を見ることができる。
子の出来ぬ女を神前に引き出し、男根状の棒で臀部を打ち据えるというものだ。
うらなり打ちは、将にこれの逆転、子が出来ないという理由で女房を離縁した男が女たちに打たれるのである。
セックスに関して受身の女性の反撃、ということで女性サディズムの正道と言えるだろう。

もうひとつの注目点は、子が出来る出来ないの生殖関係に直結したサディズム事例であることだ。
掲示板サイトで、「セックスとSMはイコールでいいじゃないか」などという突拍子もない意見を目にしたことがある。
突拍子もないと言った。事実そうなのである、が。
今この稿を書いていて、ふと、件の発言はスパンキングマニアの手によるものなのか、と考えた論者である。

なんなんだったんでしょうかねえ?
『うわなり(後妻)打ち』を『うらなり打ち』と読み違えたどっかの記事を目にして、別物と思い込んで書いてしまったんでしょうね。
直後から気にはなってたんですが、誤りを確信したのが、一昨年の某国営放送大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を視たときです。
ほら、亀の前宅が破壊された上に放火で全焼するってエピソードがあったっしょ?
政子はうわなり打ちの風習に従い、入り口を壊してくるように、って依頼したんですが、偶々居合わせた義経が、徹底的にやってしまった、と。

翌朝の視察で頼朝の吐いた「ここまでやるかあ?」の台詞が印象的でした。

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