BLOG説明文を改変してます。 齋藤杏花 (さいとうあんな) の BLOG

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早速ですが、随分久々、本BLOGの説明文をいぢってみました。
そうですよねえ?今更、2022.3.10まで、新型感染症関連の意見頁だったんだって掲げとく必要もありませんもの。
で代りに一言として追加したのがこれです。

「何が年収の壁だ。老若男女拘らず働いて収入を得たなら、相応の公租公課を負担するが当たり前でないか?!
税金を"取られてる"って感覚があるうちは、その国には民主主義は成り立ちません」

うん、齋藤杏花(さいとうあんな)がそれこそ意見として、本BLOGで繰り返してることです。
時折りしも強調すべき局面でありますので、この際思い切ってメスを振るいました。
まあ政治のことはとんと疎いんですが、何やらとんでもないことになってる事だけは間違いないでしょうね。
玉木某の党の機嫌をとるため、それこそドブ板、恒常的なばら撒きが行われる為の制度改悪が、真剣に議論されてるとの話です。
要は票が欲しい為にまるっきり考えもなしに、時の政治は動く、と。
将しく衆愚主義と訳すに相応しい状況でしょう。
改めて、選挙ってのは何の意味もない、いやそれどころか、害悪そのものだと憂うばかりです。
齋藤杏花(さいとうあんな)が政治に関心がない理由は或いは、関心を持ってしまう事を恐れて、無意識下に自己洗脳掛けてるからかも知れません。

さて、積極的に大いに関心を持つべきことに噺を移しましょう。
そうなんだ、今日は日曜で万葉噺の日なんですよ。
けどまあ、どうやってもこの流れからは噺をつなげることは出来ませんね。
ままよ、なら先週の流れから、ってことで今日は、割愛した相聞歌を取り上げてみる事とします。

えっと、巻十六でしたね。
3841の左注、或いは云はくに続き出てくるのが次の相聞歌です。

3842の、平群朝臣の嗤ふ歌一首

小兒ども 草はな刈りそ 八穂蓼を 穂積の朝臣が 腋くさを刈れ


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そして続く3843が、穂積朝臣の和ふる歌一首

何所にそ 眞朱掘る丘 薦疊 平群の朝臣が 鼻の上を穿れ


ってことで纏めて解説しちまいましょう。
穂積老人と平群広成の毒舌合戦…
逆順ですが、3843は3841と同じく、相手の赤鼻をからかった歌ですね。薦疊は枕詞とだけ云っておけばいいでしょう。

3842が腋毛の歌なんですよ。
否、腋草が腋臭に通じて、ケじゃなくてガ、ワキガの歌とさえ云るのですわ。
いかに肉体の欠点をからかいあった歌とはいえ、あんもこんなもん持ち出さなくてもねえ…
大凡雅でない、ともすれば歌は雅の遊びと思われ勝ちですが、それとは正反対方向のベクトルもあるわけなんです。
よくも悪しくも人間歌謡万葉集です。

そういや、ずっと初期の頃に、時々肴にするドロッ糞婆が、「こんな言葉の汚い人の万葉集なんか読みたくなーい!」と私を毒づいてきました。
お互いブロックし合って久しいですが、届かぬことを承知の上で是非にも本稿を、香具師の鼻っ面に叩き付けてやりたいですね。

以上、記憶力のよさと執念深さには自信のある齋藤杏花 (さいとうあんな) の、売り言葉に買い言葉万葉噺でした。

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