願わくは… 今日もこの流れでお噺しするとしますか、もののついでです
デブしょー 花札の桜&坊主20点札のいいとこ両取り 西行 齋藤杏花(さいとうあんな) 齋藤杏花 齋藤杏花facebook Facebook 万葉集 万葉のこころ 万葉の人々 犬養孝 お釈迦様入滅の日 佛造る 眞朱足らずは 水たまる 池田の朝臣が 鼻の上を掘れ 東大寺大仏 大神奥守 池田真枚 願はくば 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月のころ 僧なら釈迦入滅の日に死にたいと願うもの 「ぶつぞう」「どうぞう」
つーことで(?)昨日は一日降り込められた訳ですが、さりとて、おらほう、日中は傘を差して歩くほどではなかったです。
再びさりとて、デブしょーの齋藤杏花(さいとうあんな)の事ゆえ、積極的に出歩く事はありませんでしたが。
ねえ?どっか行かなくたって、庭に出ればこうして色々楽しめる、シュウメイギクが盛りです。
こうして写真に収めてみれば、ホント、わが庭、将に庭と原野の中間くらいだなあ、と認識されられるところです。
さあて、昨日はでございますが、思わぬ事で複数投稿した訳でしたね。
後のほうの記事から繫げますなら、西行という人は2月15日に死ぬ事を願った訳でした。
別に花札の桜&坊主20点札のいいとこ両取りしたような光景を見ながら生涯を終える事を望んだわけではありません。
そうですよ、花札なんてのが出来たのは江戸時代になってからの事ですもの、ギリギリながら平安人の西行が知るわけがありません。
正解は、2月15日がお釈迦様入滅の日だから、そうですよ、って掛詞ね、少しでも仏陀にあやかりたいと願うのは極自然な事です。
んで今日は日曜で、万葉噺の日でした。
このとこのいつもの流れ、万葉集で仏の歌は?ということであたってみるに、なんと一首しかないのです。
少々意外ですが、巻十六の3841がそれです。
佛造る 眞朱足らずは 水たまる 池田の朝臣が 鼻の上を掘れ
真朱=マホソです。
マは美称の接頭語でホソは赭土。
但し硫化水銀のことで、それに金を混ぜ、アマルガムとして仏像を鍍金するために使うという説もあります。
東大寺大仏鍍金の際の水銀不足を語るものとするなら、天平4年前後の歌なのでしょうか。
水たまる、は池に掛かる枕詞です。
池田朝臣という人は赤ら顔で評判だった人で、作者大神奥守がそれをからかった歌なんでしょうね。
但し、但しです。
その一つ手前の3840を見なければならないでしょう。
池田朝臣こと池田真枚が大神朝臣・奥守をからかった歌が出てるんですよね。
将しく3841は逆襲カウンターと言ったとこです。
更に、ってことで一つ後の3842を読めば。
これまた歌は割愛しますが、或いは曰くに続き別の朝臣どおしのからかいあいの歌が続くのですよ。
いつぞや云ったかしら?腋毛の歌っての。
いやはや、敬虔なお仏像とはおおよそ程遠い、ハラスメント合戦が記されてる寸法です。
「ぶつぞう」「どうぞう」、って何だっけ?
万葉集って、ホント、何でもあり、あはっ!