そういや某国営放送ニュース7で食品ロスの特集してましたね。って、ふざけんなよー、糸井羊司、てんめえ! なんで無理して完食する事を強要されなければならんのか?!

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えー、夕べは満月、ハンターズムーン、しかもスーパームーンということでした。
しかし残念なお天気で。
まあ、最初からわかってたことでしたので、精精前々日の十三夜を大切に、とスルーした次第です。
てな訳で記事アイコンは2日続けて、無粋なおっさんの写真となってしまいました。
と、書き付けて噺に入るつもりがです。(注;舞台裏言うなら本BLOGは原則前日起稿)
宵の口になって子どもらが「月が出てるから、またお歌歌って」と。
云われて覗き見るに、雲のブロックを突き破ってくっきりと月影が。
いやはや満月っちゃ、ハンパない照度!
それとまあ、子どもらもいい加減お歌に飽きて貰いたいと思うとこです。

噺は今となっては一昨日のニュース7でやってた食品ロスなんです。
はっきしいって何をいっとるかの一言です。
まあ刷り込みの為に口汚いタイトルをつけてしまいましたんで今更なんなんですが、あの論調には首を傾げるばかりでした。正直怒りすら覚えてるところです。
元より、食べ物を粗末にするのはとんでもない話という事は、齋藤杏花(さいとうあんな)も平素より口を酸くしてるところであり、異議などあろう筈もありません。
が、フードロスの話は必ずしもこれと一致することではありません。
増してやそれがすべて消費者の責めであるが如くの、あの論調…
そうですよ、糸井アナはニュースが流れた時と番組終了時の2度に亘って、食べ残さないように、と結論付けてましたわ。

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それが成り立つのは番組であったようなバイキング形式のときでしょうよ。
色々目移りして皿にとってきたものの、結局食べきれなかったと。
こんなんはいわれるまでもなく、消費者が100%悪い、異論などあろうはずもありません。
けど、外食のバイキング方式なんてのは、むしろ例外なんじゃ?
お仕着せの盛り込みで提供されるのが主流でしょうよ。
そうなったら、人それぞれ、アレルギーのある食材があることもあるし、食べきれないこともあります。
そうですよ、宴会なんか!喰い切れない量を並べるのが贅との哲学ですね。
それを喰い残すな、残した奴は食べ物を粗末にしてる、と吹聴するとは何事ですか。
起因して身体壊したらどうする?本末転倒もいいとこじゃないですかよう!

遠い昔、それこそ私(中の人)もほんのちびっこだったときの記憶なんですが、大ばぁば、じぃじ母は農業の手伝いもしてましたけど、決して喰い残すなとはいいませんでしたね。
食べ残しは灰と混ぜて、軒下の畝に埋めてました。ロスでなくて再利用です。
これを大規模にやることこそが、採り得る食品ロス対策と思料します。
そう、資本主義経済の宿命で受注生産ではない訳ですので、食べられる事がなかった食料も必ず出ます。
これを一括して堆肥に作り変え、有機農業に使えばいいのです。
ねえ?いったよう食べ物が再び食べ物になるように再利用されるのですから、ロスではありません。

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えっと。
先に大きな話をしてしまいまして後先になるものの、戻って食料提供者の採り得る対策です。
同じく今となっては一昨日になる16日読売の読者投書欄に『食品にシニアサイズを』って投稿がありました。
あのねえ、お子様ランチ、そうそう、このような旗がたってるのね。
百貨店の食堂で主に食べてるのって、誰だと思います?
お子様よりもおばあさんなんですよ。気流投書者の方と同じく年が行って食が細くなった。

割高になっても残す罪悪感を抱くよりましだ…

この投書者の方がおっしゃってることが尤もだと思います。
いいですね、塩分や油分を抑えた年寄り向け。
こうしたアイデアはむしろ提供者の側がだしてしかるべきでしょう。
それがね、『店員様は神様です』のご時勢になって、消費者の側が頭を下げてやって頂く時代になりまして。

原因の一翼を担った読売新聞の責は大きいです。

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