某国営放送の今年の大河ドラマ『光る君へ』って各回の副題に凝ってるんですね。第39回になって漸く気付いたもんでこの際一記事入れるも苦しかるまいでしょう

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一時期の長雨から解放され、秋めいた上々の天気の続く今日この頃です。
そうなると、また、隠れ道楽の天体観測の楽しみもできるというものです。
これ。俄か道楽の写真撮影も若干の進歩をみたようで、夕方の時刻までなら月星の撮影もみられるようになりました。
今となれば一昨日の夕方、お月と宵の明星です。
そっか、丁度今夜が十三夜ですね。
また楽しみが膨らみました。

さてまあ、久方ぶりの火曜大河噺
光る君も、一昨日の第三十九回・とだえぬ絆は、色々突っ込めるものがありました。
家族血族の絆というものは切ろうとても切れるものでないと。
ドラマの最初(の方)とおわりを、ふたりの主要人物・伊周と惟規の死で挟んだ形でそのテーマを描いた回でしたのですが、それだけでないのです。
ちゃんと他の形の絆を織り込んでる、それも縦糸と横糸という2次元構造でなく、3次元方向、4次元方向…の糸を織り込んだ巧みな構造…
本年大河には専らケチをつけるばかりで(タイトルの巧みさには)今まで気付きませんでした。
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成長著しいキャラが多々登場したのも第三十九回の特徴でした。
えーっと。
前回はヨックモックとしか思えないような菓子を食べてた脩子内親王。
ほんのちびっこだったのが、一夜にして立派な娘さんになってましたね。ババアになった清少納言がめっきり僻みっぽくなりました。
後からゆっくり言いますが、賢子も本役に替りました。成長著しいにして成長目まぐるしいってとこです。

なんてったって、アータ、敦康親王ですわ。
彰子懐妊の為に元服延期となってる間に、文字通りの別人になっちまって。
中の人の年齢比較なら、思慕する義母さまを追い越しちまったのでは?
成長著し過ぎますよ。あったな、ほら『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の密室竜宮城、あれを思い出しました。

中の千之助って人ね。
太平記の後醍醐天皇からすれば孫んなるんですよ。
私ったら、倅と思い込んで、おかしいなあ、年が会わない、なんて。
許せ、齋藤杏花 (さいとうあんな)は大河は視ますけど歌舞伎なんか観ないもんで。
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さて賢子チャンでしたね。
母まひろと反目、っと。
これも上述した"ひとつの糸"で冒頭に伏線がありました。
真の父親についてです。
惟規が知ってて為時が知らなかったとは、少々意外でしたが、そうだよ、誕生時は越前守でいなかったんでしたわ。
で、肝心なご本人様なんですが。ネットを覗き見るに、どうやら薄々気付いてるんじゃないかとの説も人もいますねえ。
それが母に対する反発の原因の一つ…
そうねえ、「左大臣様って紙を下さった人」「(贈り物など)いらない」台詞の端々に現れてますわ。
一方の道長くんといえば?これが知ってか知らずか皆目解らない、柄本祐って役者の演技の妙です。

そうそう、役者っていうなら賢子ですよ。
回の冒頭から本役になった訳ですが、これ、出だしは先週までの役者の方がよかったのでは?
そして裳着の景、正面向いたとこで本役に替るって構成。
吉宗の包帯が取れたとこで西田さんになってたとか、家重のナレ元服で梅雀に替ったとかのある手法です。
せっかく頻繁に…そうだよ、主人公まひろなんか第二回冒頭から本役だもんね!、えー頻繁に入れ替えたんですから、その方が生きたと思います。

とまあ、反目しあってた母娘が最後、肩抱き合って号泣するとこでENDなんですが、ひとつ疑問。
結局惟規は何の原因で死んだんでしょうか?
直前までピンピンしてたのが、いきなり旅中で倒れそのまま帰らぬ人と。
それ、ただの手紙一通で実感できるんでしょうかねえ?
あんですよ、どっきりカメラじゃね?なんて。
ん?ですから、まひろ、賢子、いとの3人が泣きじゃくってるとこに、ピンクのヘルメット被ったおやぢがプラカード持って闖入して…

昭和だねえ! 、あはっ!

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------------------------------【翌日追記】----------------------------------

いえいえ!
こと本記事に関しては、

>ネットを覗き見るに、どうやら薄々気付いてるんじゃないかとの説も人もいますねえ

と書いてるだけですが…

何の事かといえば下記。リクエストにお応えして、後ほど犯行声明にあがりましょう。↓

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