ノーベル賞にせよ大リーグにせよ、国を代表する人たちの活躍ではない。その点、万葉集は文句なし、日本国を代表する歌集です! …ん?

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先ずは初っ端からー、
ふざけんなよ、受信料けーせ!
で御座います。
えー、今となっては一昨昨日、一昨日と2日連続、ニュース7のダマテン時間延長!
一昨昨日はまあ仕方ないかもしれない、何せ新総理大臣の会見かなんかだから。
けど一昨日の日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞っての、
関係ねえよ、天下の国営放送が特定思想に肩入れするとは、とんでも八分歩いて十分です。
おまけに繰り返し流してるのは、綺麗事ばっかで公平に見てもニュースバリューはありませんでした。

いや一人だけ。
取材に答え、米帝の核の傘の下にあることとのジレンマにまで踏み入った発言をしてた代表委員の方がいましたね。
アテが外れスタジオの高井アナが面食らいがちでしたが、これで"いいん"です。
戦争をなくそうの綺麗事だけで終わってしまったら、ホント、切ないばかりでしたのでほんの少し救われました。

さて、国営放送が繰り返し言ってたのは、日本(人)の受賞です。
これに反感を感じるのですよ。
偶々日本なり日本人のやってる団体なりが受賞したってことであって、国の代表が国際競争を勝ち抜いて受賞したわけでもなんでもないのです。
ですから、公平を建前とする報道機関はさりげなく事実だけを伝えればいいんですよ。
それを…ね?!
現在進行形で喧しく耳に入ってくる、日本人大リーガーの活躍っての。
あれと同じでないの、ってのが齋藤杏花 (さいとうあんな)忌憚のないとこの感想です。

そうですよ、その点でいうなら、万葉集っては本邦を代表…
ってつまんないギャグは二度は云いません。今日はその万葉噺の日です。

えっと。
10月第一日曜であった先週、神無月には未だ早いか、って保留にした歌があったんでしたね。
二週になって大分10月らしくなってきた今日、それを取り上げるとしましょう。
巻八1590です。

十月 時雨に逢へる 黄葉の 吹かば散りなむ 風のまにまに


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十月と書いてカムナヅキですね、ついでにサービスで言えば、時雨=シグレ、黄葉=モミチバ、です。
橘朝臣奈良麻呂ノ集宴ヲ結ブ歌十一首と題司さける一群の歌の、終わりのほうに、
右の一首は、大伴宿禰池主のなり、と左注されて登場します。
大伴池主。前に云いましたね、我国におけるLGBT先駆者だって。

歌意はもういいでしょう。
やっぱ旧暦10月は少し早かったようで。
私ね、この1590みて、オールド歌謡曲を一曲思い出しました。
落葉しぐれ 昭和28年のヒット曲(唄:三浦洸一)作詞:吉川静夫 作曲:吉田正…
将に現代に生きてる古典!
というよりもですよ。

私って何でこんな古い歌、知ってる?、あはっ!