齋藤杏花 (さいとうあんな) の BLOG

はは、随分ひさしぶりぶりに、お庭の写真。
角度はずれてしまってますがキズイセンです。
場所は玄関先の、例の、駄バラ３きょうだいのいるあたり、ほら、鹿沼土が敷いてあるっしょ？
異常気象が手伝ってこの一角にも雑草がニコニコ。
今まで我が家がハギと読んでなんの疑いも持ってなかったアレがでしゃばってきましてね。
多少気温が下がり庭いじりのできる気候になったので引っこ抜いたとこー、
あら不思議、見る見るうちにスイセンが伸びてきましてね。
ついには蕾を付けるに至ったという事情です。

さてまあ、一昨日終わった…筈の自由民主党総裁選挙です。
終わっても尚、喧しいこと、喧しい事。
えっと、史上最大数の立候補があったせいで、未だ余韻を引き摺ってるの？
少なくても某SNSは、この話題一色で、内輪の話ながらそういった意味で昨日の記事は当てが外れてしまいました。
なんだあ？ドロッ糞婆さんまでが政治ゴロやってんの？
ん？高市信者だったんだ。
そりの高市さん、もし男なら決選投票で逆転されることはなかったろう、って言ってる人が居ますが、仮にそうだったとしてもです。
それなら、とうの昔に足すくわれて潰され、選挙に出ることはなかったと思料します。
早苗ちゃんもまた、女だから許される日本社会に乗じて台頭してきた一人に、私の目には写ります。
おっとさて、今日は日曜で万葉噺の日でした。
万葉時代の政治交代劇というなら、なんといっても壬申の乱に尽きるでしょう。
壬申の乱の歌ねえ。
前に万葉最長の歌ってことで、高市皇子の 挽歌をやった事がありましたよねえ。
今日は時間的にはそれより少し前、乱の導火線とも云うべき天智天皇崩御のおりの挽歌から見繕いましょう。

天智天皇の挽歌なら、巻二に連続して並んでます。
いやはや実に色んな歌人が次々と。
一番最後155は額田王ですね。
山科の御陵より退り散けし時に、額田王の作れる歌一首、ってくらいですから、間違いなくオーラスです。

やすみしし わご大君の かしこきや 御陵仕ふる 山科の 鏡の山に 夜はも 夜のことごと 晝はも 日のことごと 哭のみを 泣きつつ在りてや 百磯城の 大宮人は 去き別れなむ

同様に長歌でした、反歌はありません。
山科の御陵とは京都市東山区御陵町、今でも地名として残ってます。
中味に関しては非常に解りやすいので言葉は要しないでしょう。