ようやっとの事で源氏物語の執筆が本館的に始まった『光る君へ』。歴史探偵とコラボ特集やってましたね

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処暑を過ぎてまた暑さがぶり返したおらほうですが、自然とは正直なもの、玄関先の駄バラ3きょうだいはこのとおり夏枯れの時期を脱しつつあります。
ね?真ん中の真紅が大分色が戻ってきたっしょ?昨朝の撮影です。
ううん、雨じゃない、散水のあとです。
いや、ホント、来る来る詐欺のインチキの、台風10号にも困ったもんです。
今日の午前は降る予報ですが、それはそれで困ったもの、マリンピアまで行く事ができなくなってしまいます。

さあて、某国営放送大河ドラマの噺なんですが、第三十二回「誰がために書く」、冒頭いきなり寺院の梵鐘音から始まり、某一休さんがはじまったのかな?と錯覚したあの放映からは若干時間が空きました。
というのはです。
歴史探偵がコラボ番組をやるといってたので、その放映を視てからと端から考えてた次第で御座います。

予想どおりですね。
源氏物語のプロデュースは道長だってのは、ドラマの筋というわけではなかった、
学術としても有力説で間違いないとの事です。
そして、これだけの長編が完成できた理由が紙の流通、と。
史実を積み上げて行けばそれ以外の答えはありません。
役場の公文書が丁度木簡から紙へと切り替わっていった時期と重なったとなったら、至極尤もといえましよう。
が。
平仮名の発明はどうなんでしょう?
歴史探偵では説明が大幅に割愛されてましたが、違いますよ、今使ってる平仮名が使われるようになったって訳ではありません。
意外に感じるかもしれませんが、今の平仮名が出来たのは極最近の事、なんと明治33年のことなんですよ。
同じ音に色々な字が使われてたとなるなら、万葉仮名も同じであえてこの平安中期のトピックであげる必然性はありません。
ですがまあ、一音一字の標記方法は本邦国語にとって、偉大な発明となったことは間違いないでしょう。

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ドラマに行きましょうか。
本作も一つの特徴として去年の『どうする家康』同様に予告詐欺が行われてることは否めないとこですね。
数週前から流れ続けてた倫子さまの「何で殿がまひろさん」、今回も肩透かしの不発に終わりました。
ん?わかってるくせに!
亭主の意中の女に年上女房が気付いて大修羅場になる流れですよ。
それを期待して視てる視聴者も少なくない事は間違いないでしょう。
まあ、このブス年増、気付いてない訳は絶対にないですからね。
いつダイナマイトに点火されるか、それを期待してまた視聴しちまう人も多いでしよう。

それに引き換え野郎なんてのは実に単純なもの。
あわやぶん殴りあいの修羅場になったのが、行成と隆家でした。
前々からくすぶってたのが、放火騒ぎで高ぶってるとこで表に出ちまいましたね。
水際で道長がストップ掛け事なきを得なしたが、またひとつしこりを残しました。
そうそう単細胞というなら乙丸。
気付きました?回の最初こそは正しく「お方様」と呼んでたのが、いつもまにか「姫様」に先祖返り、
別れに感極まってって訳ではないですよ、その前も姫様返りしてました。

それにしてもですよ。
これで8月の放送まで終わっちまったわけですよ。
放映回数考えたら7割は過ぎちまったのです。
でもね、紫式部はまたまひろのまま、ええ、三十二回はラストにいとの強化版みたいなごつい女房が、台詞なしで出てきただけで、そこで終わってしまいました。
後の4月、また終盤のパラパラ漫画?
ま、それはないでしょうけどね。

だって紫式部は没年不詳ですもの、いくらでも話を作れるというもの、あはっ!

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