続・高校野球の中継などという世にもまた低俗な番組が、長々昨日まで天下の国営放送で完全中継されてたんですね。 ~ SNS全盛が先祖返りさせたスポ根神話

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参ったわねえ…
処暑過ぎて確かに心なしか涼しくなったと思いきや、また元に戻ってしまった一両日です。
それというのもひとえに、カンカン照りのせいなんですよ。
嘘吐き天気予報が!暫くは晴れマークは一つもなんったというのに、なんの、カンカン照り!
曇るのは日が落ちてから?これじゃあ、室温はついに30℃を割らずじまいにもなるというものです。
とまあ、さて今日の話は先ず昨日の続きから入りましょう。

京都国際高校という名の朝鮮学校が全国制覇をしたとなれば、確かに由々しき問題ですよね。
さしずめSNSあたりでは大問題になって然るべきです。
事実確かに問題にはなってるようですが、何かちっと様子がヘン。
即ち、少し方向がずれた民族批判のポストと、それに反論するいわばスポーツ真理教狂信者とのバトルに挿げ変わってしまってます。
明らかに、京都府知事の介入を請けての言論操作です。
いやいやあてづっぽうではない、その手のポストしても全くといっていいほどインプレッションがありませんもの。
自分以外は非表示になってるものと容易に推測できます。

気に入りませんよ、何もかにもが気に入りません。
他の方はどうか知りませんが、齋藤杏花 (さいとうあんな)はチョーセンの話なぞする気はありませんわ。
本記事のタイトルでも繰り返してるとおり、こんなものに国営放送が電波ジャックされてしまってる事が問題だと言ってるのです。
明らかに依怙贔屓だ、ですから今までも、それを悪用したカルトが全国から野球バカをかって来て、国営放送を使って散々にプロパガンダしてきました。
今般偶々そのカルトがチョーセンに置き換わったってだけの事でしょう。

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一方のスポーツ真理教ねえ。
こんなのがまたぶり返してきたとはねえ!
そう、皆が皆、カルトやチョーセンの回し者とも思えませんから、確かに狂信者です。五輪があったばかりってせいもありますか。
おっと。
アンチスポーツの歴史を紐解くに、弓月光『おたすけ人走る!!』
アンチエリートに続きアンチスポ根を描こうとした作者意図は、これが連載された1980年はまだ次期早だったんですよね。
殺到した「正々堂々闘って下さい」の読者の声に押され、同作は尻切れトンボ気味に終わりました。
まあ幸いな事に、私なんかが育った次代には、スポ根などお笑いに過ぎませんでしたけど。
これがね、東京2020と大谷のあたりからまたスポ根に先祖がえりしてきたようにも感じられます。
まあ、今までその場しのぎの後伸ばしばかりに終始してきた高野連が付けを払わされる段になったといえましょう。
ある意味心地よい事です。

さあて、今日は日曜で万葉噺をする日なんでしたわ。
この流れから万葉に入るとすれば先週に引き続き、遣新羅使人の歌しかないでしょうナ。
といっても遣新羅使人は晩秋から初冬の歌が主だし…
季節感のないものをと見繕うに、こんなのが。

韓亭 能許の浦波 立たぬ日は あれども家に 戀ひぬ日はなし

ぬばたまの 夜渡る月に あらませば 家なる妹に 逢ひて來ましを


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巻十五3670-3671は遣新羅使と記されるのみで共に作者不詳です。
連作という訳ではありませんが、纏めて噺すに向いてますので続けてみました。

ね?韓亭=カラドマリ。この地名は現在の福岡県北部、糸島郡あたりになります。
そうでした。一行の船旅は難儀の連続で、海の廊下・瀬戸内海を抜けるのに1月以上掛かったのでした。
そしてやっとのことで海の向こうに目的地の新羅のある場所まできたとこで、急に家が恋しくなってきた…
その心情を素直に歌ってる訳です。

にしても、空のお月であったなら、妻の待つ家まで渡れるのに、なんて!
思えば、万葉人てのは帰巣本能が、異様に強いんでしょうね。
いえいえ、犬養先生はそんな事は仰ってない、

齋藤杏花 (さいとうあんな)オリジナルで御座います、あはっ!

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