朝乃山関。関の敬称で呼べるうちに、今度こそ引退して下さい。バカッターども。贔屓の引き倒しということをお知りなさい

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昨日で梅雨が明けちまいました。
その詳細はまた後日として、もうひとつ、画像と関係ない噺を。
国営放送版・大岡越前、まだ続いてますね。
直近の『物乞いになった若様』、面白かったっス。
一言で言うなら江戸版『王子と乞食』で、一橋宗尹の少年時代のエピソードです。
一つ首を傾げたのがラスト近く。若様の正体が明らかになった小五郎宗尹と越前の会話です。

「越前感服つかまつりました」「…忠相」

これ、逆だと思うんですよ。
諱は忌み名、これって最下位の呼び方なんですよね。だから姓名の名、諱をいうのは最高の謙りなんです。
水滸伝の贋判子でお馴染みでした。
例えば、松平信康が面前で酒井忠次のことを「忠次」と呼び捨ててムッとされた、家康の叔母婿ですもの、せめて雅楽頭と官職名で呼ぶべきでした。官職には敬称の意味があります。
ですから、先ほどの会話の正解は、

臣下の大岡が「忠相感服つかまつりました」といい、それに返して主筋とはいえ子供の小五郎が「…越前」と返すのが礼というわけです。
とさて、敬称ってことで噺です。

普段なにげなく遣ってますが関ってのは、十両以上の力士に付ける敬称です。
ですから、関付けで呼べる力士は70人しかいない訳ですよ。それだけ希少な地位…
その一人である朝乃山関が、名古屋場所4日目に大怪我をしてしまいました。
今入ってる情報によれば、復帰までは半年以上もかかるとか、つまり時間の問題でまた関でなくなると確定した訳です。

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twitter改メXでは同情の声一色です。
けどまあ、つむじ曲がりの齋藤杏花 (さいとうあんな)とどうしてもそれには同調できない、キャバクラ野郎ざまあ!とまで口にしてる始末です。
そうなんですよ!皆勘違いしてる、前に大関から三段目にまで陥落したのは誰のせいでもない、すべては身から出た錆なんです。
それをあたかも悲運であるが如くに思い込むなんて、バカげてるにも程があります。
復帰、復帰と口にするは簡単ですけれど、現実は容易なもんではないですよ。皆同じく大関から序二段まで陥落し復帰し綱にまで上り詰めた照ノ富士関が頭にあるのでしょうが、あれが奇跡なんですわ。
別の切り口から見れば当時日本人でなかったからこそなし得た事であり、従前の不文律からいえば陥落大関は十両陥落を以って引退が通例でした。

回りくどかったか、言いたかったのは前の不祥事の折、協会は『大関』が提出した引退届を受理すべきだったってことなんです。
当時から、私以外にも言ってる人もいました。将来嘱望されてる大関とはいえ中味は20代の小僧っ子ですよ、長い人生を考えればケチの付いた世界に押しとどめるよりは新規一転別世界を目指さしてやるのこそが温情というものではないでしょうか?
論より証拠、こうして復帰したはいいものの直近1年、休場が半分以上なんです。
運ではない、必然なんです
人生100年時代などというのはインチキにせよ、高々30歳などというのはまだ人生全体からするなら黎明期に過ぎません。

人間到る処青山有り、といいます。

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------------------------------【2024.7.20】----------------------------------

何でも、パリ五輪体操代表の宮田笙子選手が出場辞退したとかのニュースがありますので、関連情報として追記します。
事の発端は19歳の彼女が喫煙したことが発覚した事。
まあ至当ですね。
飲酒喫煙とかでない、いわんや規約違反などではない、紛れもない触法行為なのです。
日本国の法規を守る気がないと意思表示したものが、日の丸背負って国を代表していい訳がありませよ。
冗談じゃないスよ。ケチな私的大会ですら喫煙発覚で辞退は相場、どれだけの球児が甲子園を断念した事か。
五輪出場を止めたのは入り口に過ぎず、問題は選手を今後も続けさせていいかの検討と思料します。

呆れ返ったのでです。
宮田笙子選手を庇う、バカッター著名人が少なくない事です。
出場させるべきだと本気で名出し投稿する輩すら。
例を言うなら、本BLOGではお馴染みの江川紹子・滝本太郎ですよ。
婆心ながら余り喋らない方がいいですよ。
19歳の喫煙は違法と、明治の頃から法律で決まってますので。
これは成人年齢が18歳に下がっても変更されてません。

そう。案外知らないで喚いてるのかってね、あはっ!

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