齋藤杏花 (さいとうあんな) の BLOG

昨日の１０日の昼下がり。
いつものようにTV録画を確認すると『大岡越前』がない…
そうだった、そうだった、月－金の昼間、チバテレでやってる大岡越前再放送が、何故か月末までお休みっていってましたわ。
何故かっていえば、ほれ、高校野球の県大会。
まあ、私なんかの世代にすれば、あんだよ！ってとこですが、これが親世代だと、これこそが出来たばかりのuhf放送の存在意義といっても過言でない看板番組だったとか。
兎にも角にもあまりTVを視ない齋藤杏花 (さいとうあんな) の視聴時間が更に一段短くなりました。

んで今日の噺。
ネタが拾いにくい状況っｽねえ。
またまた兎にも角にも、宇宙一忌々しかった都知事選の顛末が未だ覚めやらずってことでねえ。
そう。副次的に某国営放送大河ドラマまでが一週おやすみになっていしまう始末で、こっちからも拾えないし。
仕方ない、連日の復刻で逃げましょう。
今日は『サディズムに花束を！』から、あえてぐっと卑近なのを選びます。

客氏 (中国・明)　－　宦官・魏忠賢をクリンガにした皇帝乳母

(2006年)

本来、主役として語るべきなのは魏忠賢の方であろう。
これも女性のサディズムがテーマであるためと許されたい。

宦官…　去勢された官である。
日本では例をみないものの、西は小アジア半島から東は朝鮮半島まで全アジアにあった制度だ。
中国の歴史を覗くに、ともすればこの宦官よって政治がゆがめられることも多い。
この明の時代が特にひどかった。

魏忠賢なる人物は、博打がもとで宦官になったと伝えられる。
さながらやくざ者が、指を詰めされられたようなものであろう。
官になったものの無頼の本性はおさまらない。
時の皇帝の乳母である客氏に近づき「舌と唇」を使って彼女の寵愛を得ることになるのである。
そうなれば、ということでお決まりのパターンとなるのであるが、本論に入ろう。

口唇性愛…　かつては変態呼ばわりされていたこの行為がノーマルな性行為と認められたのは、日本では昭和３０年くらいのようだ。
非常にＳＭ的な性行為である。
とはいうものの本件の例では、男性、否、元男性に性器を舐めさせていた客氏がＳと言い切っていいのであろうか？
確かに、奉仕させる、汚いものを口で扱うことを余儀なくさせる、という点からすればそうといえる。
が、しかし、見方を変えて、愛撫だけで昂ぶらされてしまう、その乱れ姿をさらしてしまう、という点に着目すれば…

奇書『家畜人ヤプー』には舌人形、唇人形という雌雄ヤプーが登場する。
それぞれ、逆性の人間に奉仕するための道具である。
ただ論者が読む限り、どうも作者意図どおりには見えない。
とりわけ、男性が雌ヤプー唇人形を使う場面である。
どう読んでも、逆にキミーがウィリアムスを責めているようにしか感じられなかった。
掲示板サイトでは、舌人形・唇人形のマゾヒズム性はその仕事にはあらず、肉体加工されているという一点にあり、で逃げた論者であるが。

ここで一つの叩き台めいたものをあげれば。
口唇性愛のＳＭ関係は、どちらがイニシアティブを握っているかにより決定する、というのはどうであろう？
舐めさせる舐めさせられているは関係ない、安っぽく昂ぶったほうが負けということで。

こうしてみると、「セックスに関しては女性は受身」、どうもまたお決まりのこの壁に阻まれてしまうようだ。

ここまでお読み頂いたご奇特な方のご期待を裏切るようで心苦しいのですが…
よくもまあ、我ながらですよ、娘だてらにこんなおっ恥ずかしいもんを書いたもんですよ。
今読んでも赤面してしまいます。

昨今、舐め犬募集なんて出会い系掲示板も目にしますよねえ？って皆さん知ってるわけでないか、検索掛けてみたら出てきますよ。
大半は業者としてもさりとて全部が全部そうとは言い切れない…
齋藤杏花(さいとうあんな)は絶対ダメ！
男の人(昨今そうとばかりもいえないのかな？)に陰部をなんて…

冒されるより恥ずかしいです。