『光る君へ』第二十回・望みの先に、よかったっスよ。これは一稿あげねばなりませんね。そう。杏花流へそ曲がり開祖の意地にかけても、茶化す内容に加工して

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すっかり記憶の奥深くになってしまい完璧に忘れちまった事を思い出すならです。
紫式部のお札ってのがあったんでしたよね。
記憶同様、文箱の奥深くの忘れられた存在を、確認したとこです。

同じく忘れがちなのが、本年の某国営放送名物大河ドラマが紫式部の生涯を描いた作品だって事ですよねえ。
何度か言ってる様、すっかり忘れがち、なぜならば架空人物『まひろ』のみた平安絵巻ってカンジで、どうしても紫式部の物語ってきになれないのです。
とはいうものの、第二十回「望みの先に」はよかった、嫌味も当てこすりもなく楽しめた回でした。
そうなると本BLOGの方針とすれば面白くないのですが。

いやはや。
まひろこと紫式部とききょうこと清少納言っちゃ、滅茶仲いいじゃないですか。
なんですか?あの変装。
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板についてますよ、どうみても変装ではなくモノホンの野良女ですわ。
まひろの農作業は、同じくどうみても、家庭菜園にしかおもえないのですが、中に入ってるのは正真正銘の百姓女です。
うん何てんだ?役者の品性ってのかな?
比較すれば、女城主の時のとわに戻った直虎が百姓女にみえなかったのの、裏返しとでもいうか。
吉高由里子さんって役者さん?
整った顔立ちかもしれませんが、お品がなく野良着がよく似合い、そんでもって紫式部ってイメージがどうしても湧かない訳です。

もうひとつの原因をあげるなら、光る君へは清潔すぎるんです。
こんな綺麗な訳がない、完全に現代人が頭に描く貴族絵巻を作画してます。
排泄物垂れ流し入浴なしに続く第三弾と参りますか。衣料です。
まあ、そうそう洗濯なんて出来るわけがありませんから、着たきりすずめに近い状態だったてったでしょうね。
ここで興味ある記述を披露するなら、高貴な人の使用済み衣料は下賜に利用されてたとの事です。
高貴な人の汗染み肌着を頂けるのは何よりの名誉…
平安どころか幕末の一橋慶喜にさえもその記録が残るとか。
そうだ、今の三代前の上皇にあたる、同じく江戸時代の後桜町帝。
その退位の朝議に加わった者には褒美として、彼女の使用済みがプレゼントされたと伝わります。
そう、彼女、女帝は当時30歳・正真正銘の…
なにやら艶かしいと、磯田道史さんは記述してました。

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おっと脱線。
元に戻して、平安医療事情。
貴族の着てたのは絹布ですね。
そうそう、吸水性に優れた綿布が普及したのは遥か後のことです。
それを重ね着してみなさいな。
兎も角蒸れて暑くて暑くて堪らなかった筈です、汗染み当然です。
加えて動物性の繊維を地肌に付けてれば、アレルギー症状も懸念されますし。
結論。
平安の姫様方は定めし、汗疹で痒くて堪んなかったでしょうね。
そうした鬱憤もあって、低次元な嫌がらせが横行してたのかもしれません。

定子さま、発作的に断髪式をしてしまいましたよ。
ん?当時の女にすれば髪を切ることは命を絶つに等しい、今の感覚で考えるな!とな?
ま、それに関しては是非は云々しません。
只当時の女って段には一言。専売ではないでしょうと言っておきます。
例えば、相撲取りですよ、あ、しもうた!先に断髪式とおどけるんじゃなかったわい。
力士は曲げ結えなくなったら強制引退ですよね。
そうだ!力道山がそれこそいきなり髷切っちまったのは有名な話ですよね。

で、女の命が髪というならです。
これがもしも、アタマジラミに取り憑かれたら、どうなったでしょうねえ?
それこそ汗も拭けぬ風呂にも入れぬって状況では、頭髪を清潔に保ててたとも思えませんし。

何やら考えるだけで、てめえのおかっぱ頭が痒くなってきましたわ、あはっ!

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