高橋お伝 - 日本最後の斬首刑に処せられた明治の猛女 ~ 令和の毒婦・平沢俊乃に誘発されて18年の時を経て再び日の目に当ててみる
高橋お伝 - 日本最後の斬首刑に処せられた明治の猛女 サディズムに花束を! ナガミヒナゲシ デジカメ 新宿タワマン刺殺事件 ウィークエンダー 三面記事好みのニュース ネットニュース 某SNSのトレンド 和久井学 被害者の平沢俊乃に同情できる点は微塵もない 齋藤杏花 (さいとうあんな) 齋藤杏花 平沢俊乃 明治三大悪女 平成の毒婦・畠山鈴香 令和の毒婦・平沢俊乃

これ、なーんだ?
季節の花・ナガミヒナゲシですよ。
例年に比べ今年は、まめに草むしりしてるせいもあってか、ナガミヒナゲシも生ゴミ置き場付近に生えてきたこれきりです。
勿論、手製画像。
病膏肓のデジカメで盗った一枚です。
フォーカスがプラスチック踏み石にいってしまった為に、肝心の花がピンボケにしってしまったって事情であります。
新宿タワマン刺殺事件って名称になったんスね、
ああ、杏花流『ウィークエンダー』でお噺しした、三面記事好みのニュース。
翌日の日曜、どこぞのネットニュースが話題にしたとかで、某SNSの戻りトレンドになってました。
論調というなら、和久井学に同情的なネット世論は変、と。
そっかなあ?ってとこです。
うん、前提がビミョーに違ってるんです。
和久井に同情的なんでない、被害者の平沢俊乃に同情できる点は微塵もない、
こうです。少なくても齋藤杏花 (さいとうあんな)はそう思料します。
世の中には悪い奴ってのがいるもんですよ。
ここまで来たらもう、一切の弁解めいた補足は不要でしょう、殺された平沢俊乃がそうした人種です。
程度は、というなら、かの明治三大悪女に匹敵するような。
この三大悪女、『サディズムに花束を!』の折、私もしらべてますわ。
今日は最もマイナーで、それなのに唯一処刑された高橋お伝の稿の復元です。
高橋お伝 - 日本最後の斬首刑に処せられた明治の猛女(2006年)
阿倍定を論じてから随分たった。
日本三大毒婦…
『明治一代女』花井お梅に加えた、もう一人の女性が本稿の主役である。
三大毒婦といわれるだけあって、彼女もかなり攻撃的な女性だ。
先ずは初婚の時の逸話である。
現行民法のように16歳の年齢制限はない。早熟だったお伝は14歳の時に宮下治郎兵衛の次男・要次郎を婿養子にとった。
まあ、これが婿養子を絵に描いたような温和な男、それをいいことに件の猛女、いやS女といったほうがよいか、が、鉄の長火箸でメチャクチャにブチのめすので三カ月で逃げ出したという。
そして最期、副題にしたように斬首刑に処せられるのであるが、その折も逸話を残す。
刑場に現れ出でたお伝のあまりの迫力に、さしもの首斬り浅も手元を狂わせてしまったというのだ。
さて、ここで考察するに。
一口に日本三大毒婦といわれるが、処刑されたのは彼女一人だ。
あまつさえ他の二人は、世の喝采を浴びることにすらなる。
この差は何ゆえなのであろう?
大胆に仮説するにである。
お伝が犯した罪は、生活費が欲しいが故の淫靡な売春と強盗殺人、他の二人のようにより大きなものに対し、持ち前のサディズムを爆発させたものとは温度差がある。
判官贔屓が日本人の気風、強い者を甚振らなければ、民草の支持も得られまい。
さてさて、連続殺人の猛女、平成の毒婦・畠山鈴香が今日、否認のまま追起訴された。
あの折は、平成の毒婦・畠山鈴香を持ち出すために…
今般、令和の毒婦・平沢俊乃で、それを蒸し返した訳です。
トピックになった某SNSのコメントで、私、和久井学は復讐遂げた時点で自死すべきだった、これで我が人生に悔いなしとニッコリ笑って果てるべきだった、といいました。
一方の平沢も…
地獄の釜の蓋が見えてきた時に、「ああ…もう助からないな…でも一人の人間をここまで狂わせたんだから悔いはないわ、ふふ」位の感慨が、脳裏によぎったんでしょうかねえ?
うーん、ハードボイルド、、、