やっぱ『光る君へ』の記事をあげときますわ。第十四回「星落ちてなお」は、まあまあ、ながら視には耐えられるレベルでしたし

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流石春だけあって、このとこ連日お花情報からの入りです。

大ばぁば曰くのコゴメザクラ正式名称ユキヤナギが終わったと思ったら、今度はばぁば曰くのムラサキシキブが替って白い花を付け出しました。
昨日は降りそうで降らなかったもんで、伸びすぎた庭木の床屋さんをやって回ったんですが、待望の黄色い花が。
ヤマブキが日当たりのいい奥の部分から花咲きだしてましてね。
そして足元に目を転じますれば、あれま何と、噺したばかりのアマドコロが一本、ハナニラの群れの中から顔を出してるではありませんか!
ウチのお庭は最高、これで(花も何もない)雑草が出てこなかったらいう事なしであります。

さあて、噺は某国営放送大河ドラマなんですよ。
なんだかんだいっても、twitter改メXでそこそこアクセスが稼げるネタですので、記事は用意しておく必要があります。
うん、冒頭画像に触れる前に、もう少し寄り道をしましょう。

実際、一昨日の第十四回「星落ちてなお」は、まあまあ、ながら視には耐えられるレベルまで回復しましたよ。
先ずは冒頭、兼家勇退の後釜選びで一山ありましたね。
ストーリーとすれば低レベルですが、役者の演技がカバーしましたよ。
少なくても、まひろが土御門家の申し出をウソ言って断ったなどという分かりきった事を、くだくたと種明かしして尺取るよりは数段マシです。
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それより何よりも。
ききょうこと清少納言の再登板が大きいですよ。
どうなんだろう?光る君へストーリーの流れからすれば、今後も大きな役どころになると期待していいんでしょうが、なら最初からこっちを主人公にしといた方がよかったのではとさえ、個人的には思うとこです。

夜をこめて鳥のそらねは…

ついつい見落としがちですが、本光る君へは小倉山百人一首の姫(札)が多く登場しますね。
紫式部清少納言は言うに及ばず、赤染衛門なんてのも早くから。
一昨日の放送も道綱の母がカルタの歌ともどもウェイト置いてとりあげられました。
すっかり見落としてたのが儀同三司母ですよ。
そうだ高階貴子が伊周の母だわ。
いつぞやのりかちゅう氏が放送直後に書いてくれてて、正直それで気付いた次第です。
参ったね、私がこんなことしようととしてたんですが。
すっかりお株取られてしまいました。

源明子(めいし、あきらけいこ)女王は、和歌集には名はありませんね、
ってようやっと冒頭画像になった。
星落ちてなお、の呪詛のシーン鬼気迫るものがありました。
お陰で腹の子を流す事になってしまいますが、ご心配なく、その後も子宝には恵まれますから。
先週も言ったとおり、俊成は玄孫、定家は来孫です。
この中の人は、男女逆転大奥の阿部正弘ですわ。
あの折も最後は病の激痛の内に死んだのですが、不思議と悲壮感のない演技でした。

噺を明子女王に戻しましょう。
この人は同じ道長の妻でも妾妻に位置づけられるとおり、その多く授かった子たちは冷や飯を食わされることになりました。
子孫の藤原と名乗る事もなかった御子左家なんてのが、ねえ。
ところが2-3代置くと婚姻を通じ、王家や摂関家にも繋がる者がでてくるんですよ。
姻族で広げたらみんな親戚になっちまう、
げに恐ろしきは女系
おっと、噺を広げすぎてもいかんから本稿はここまでにしときましょう。

以上、最低最悪のレッテルを貼った某国営放送大河を再利用しようとする齋藤杏花(さいとうあんな)の、アクセス稼ぎ狙いの記事でした。

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