負けたぁぁぁぁぁ! でもまあ、いい夢見させて貰いましたわ。中央学院の皆さん、大儀!
センバツの 地元チームが 大負けで テレビのスイッチ 付けたり切ったり 中央学院、準決勝で散る 中央学院 万葉集 万葉の人々 万葉のこころ 犬養孝 大利根 湖北 防人の歌 利根川 印旛沼 潮船の 舳越そ白波 にはしくも 負せ賜ほか 思はへなくに 丈部直大麿 齋藤杏花facebook Facebook 齋藤杏花 (さいとうあんな) 齋藤杏花
センバツの 地元チームが 大負けで テレビのスイッチ 付けたり切ったり
この狂歌、いつの作だったかなあ。
ま、周知のとおり、我等が中央学院高校、準決勝で散りました。
結果は大負けってほどでもなかったんですが、勝てる気はしませんでしたよ。
時間を勘違いし、試合開始前から観てたのですが、同点直後にまた勝ち越された時点でTVのスイッチ切っちまいました。
そして家事を片して念のために再びつけると1-4、相も変らずで再び切って、ゆっくり座って8回の裏の守りのとこからまた観出したのです。
ご愁傷様、とうとう4度目の校歌を聞くことはありませんでした。
校歌の歌詞の、大利根、湖北で立地は分かりますね。
利根川と印旛沼に挟まれた場所にあるわけです。
そっか去年も専大松戸で、どうもこのとこ常磐線沿線の学校が千葉の代表となってて、ピンと来ないものはあります。
でもね、間違いなくおらっとこの県なんですよ。
これがね、万葉時代になると却って、ああやっぱおらほうだな、と感じる事が多いんですよ。
さて、今日の万葉集は、久々に防人の歌をやりましょう。
巻二十4389にこんな一首があります。
潮船の 舳越そ白波 にはしくも 負せ賜ほか 思はへなくに
作者は印波郡の丈部直大麿、つまり今の印旛郡の防人の作です。
印旛と来れば当時は、内海である広大な香取海の広がるところ。
将にご当地名物の船上の風景から入ります。
賜ほか=タマホカはタマフカの訛、東国の田舎訛がでてきますねえ。
思はへは思ひあへがつまったもの、ここらもローカルがにじみ出ます。
だからこそ、いやに急なご命令であったなあ、なんて変哲のないフレーズが、心の音楽になるであって。
万葉集はそこらかしこに、人の情が満ち溢れます。