強姦魔・植園貴光と41人の傍観者たち - 一体、日本人とは? ~ 北陸新幹線延伸で大阪から金沢へ一本で行けなくなった折、強姦特急サンダーバード噺を復刻

yukiyanagi_n05.jpg
昨日のあの風はなんだったんでしょうかねえ?
外に干し物ができないどころか、物干し竿そのものが捲くれ上がる始末でまた、ちょっとでも窓開ければ一発で土埃が吹き込み、とてもではないがマトモな生活の出来ない状況でした。
ニュースや天気予報じゃ暑くなるの寒くなるのの洒落くさい事ばっかり言ってて、こうした肝心な事は云いません。
分かってりゃ、ホント、もう少しマシな対応もできたものと、腹が立ってならないですよ。

んで。
これで、バカ陽気は治まったの?
拾いに行ってはまた飛ばされるバケツの蓋と格闘してるうちに、冒頭画像ですね、コゴメザクラ正式名称ユキヤナギが多少花をつけてきてたことに気付きました。

去る16日の日に北陸新幹線が敦賀まで延伸され東京から一本で生けるようになりました。
と、その見返りに、大阪や名古屋から一本で行けてた北陸路が、敦賀乗換えになったんですよね。
そっか、あの折ちよっと流行った、強姦特急サンダーバードで行く淫靡と無節操の北陸路も過去のものになってしまったんですよねえ。
かの事件は、個人的には随分ショックを受けたものです。
当時19歳だった嬶ちゃんが、らーじポンポンで法廷に立って弁明して。中の人と同い年なんです。
んで、植園貴光波及稿をそれとなく復刻したのみで、肝心の本尊はまだだったんですね。
いい折です。
大公開と参りましょう。

強姦魔・植園貴光と41人の傍観者たち - 一体、日本人とは?

[2007/04/22 13:21]

「日本は安全な国。信じ愛した娘を殺した犯人は、日本を侮辱した」

2007年3月、市橋達也なる者に娘リンゼーを殺されたとされる英国人ビル・ホーカーはこう語った。
水と安全はただで手に入る国…
外人の目から見た古典的日本観である。

果たして、その実態は? と問うも陳腐である翌4月、マスメディアは、その陳腐な話題を訴えかける。

拳銃
暴力団山口組系水心会幹部・城尾哲弥による長崎市長・伊藤一長銃撃殺害…
その衝撃覚めやらぬ耳に飛び込んできた、指定暴力団極東会系金原組組員・竹下祐司の拳銃立てこもりの報…

いずれもショッキングな事件だ。
欧米ばりの銃器犯罪であるか?
物騒な話である。
だが…
論者には、これをもって日本安全神話の完全崩壊には結び付けられないのである。

前者については、遠い遠い世界の話だ、不謹慎ながら。
権力と裏社会の関係など知る由もなければ、恐らくこれからも関わりあうこともなかろう論者だ。
そして、後者。これは少しは関わりのある世界だ。論者の近くにもヤクザ者はいる。
我々とともに暮らしている。竹下祐司が町田の団地でしていたように。
ヤクザ者と言っても、誰彼構わず危害を加える特殊な人種ではないのである。
実際、竹下が弾丸を発射した相手も、特定の人種であった。

いささか、論者個人事情に傾斜した感があったか。
けど、多くの一般人にすれば、同事情であるものと思料する。
スケベ心を起こし、或いは野次馬根性に取り付かれ、自分から積極的に近づきさえしなければ避けて通れる危険ゾーンである。
完全ではないにせよ、普通に生活している分には依然安全…

しかるに。

これが、普通の人間が普通に暮らしていてもなお安全を脅かされるということになれば、話が異なる。
という理由で本稿論題にしたのが標記の事件だ。
そう、誰しも電車には普通に乗る。
であるが故に、2銃撃事件よりも、むしろ重きをおきたい事件なのである。論者が女だから重きを置いているわけでないことは、ここまでの論述でご理解願えたと思う。

少々触れよう。
JR西日本名物・強姦特急サンダーバード之図


なんでも、昨2006年8月。
植園貴光なる解体工が、富山発大阪行きの特急「サンダーバード」の車内で女性を暴行したとして強姦容疑で逮捕されたとか。
こんなことがありえるのか?
論者には、にわかには信じられなかった。

特急には他の乗客はいなかったの?
車掌は乗務してなかったの?

更に読み進むに、40人の乗客は植園に凄まれ制止するはおろか、車掌に通報することすらも出来なかったという。
何とも早…

それこそ任侠精神をもって、賊を取り押さえてくれと言っているのではない。
ただ見たことを、車掌に伝えてくれれば、被害者は助かったのである。
車掌も車掌だ。
自分が乗務する列車のかくも重大な異変に気づかぬものか?
一体、何のために給料を取っている?
口をついて出るのは、このような月並みな言葉だけ、繰り返すが、本当に信じられない。

こんなクイズは、ご存知か?

「大量の札束を持って電車に乗り、居眠りをするためにはどうしたらいいか?」

答えは、こう。
透明のビニールバックを入れ、わざと見えるようにして持ち歩く。
そうすれば、皆の目が札束に集中するので、盗まれることもなく、安心して居眠りができる。
と。

植園貴光<br><br>強姦:特急内で暴行、容疑の36歳再逮捕 乗客沈黙<br> 大阪府警淀川署は21日、JR北陸線の富山発大阪行きの特急「サンダーバード」の車内で昨年8月、大阪市内の会社員の女性(当時21歳)に暴行したとして、滋賀県湖南市石部南、解体工、植園貴光被告(36)を強姦(ごうかん)容疑で再逮捕した。当時、同じ車両には約40人の乗客がおり、一部の乗客は異変に気付いたものの、植園容疑者にすごまれ、制止できなかったという。植園容疑者は、昨年12月にも同様に車内や駅構内で女性に暴行したとして今年1月、滋賀県警に逮捕され、強姦罪などで現在公判中。<br><br> 調べでは、植園容疑者は、昨年8月3日午後9時20分ごろ、福井駅を出発した直後に、6両目の前方から2、3列目にいた女性の隣に座り、「逃げると殺す」「ストーカーして一生付きまとってやる」などと脅し、繰り返し女性の下半身を触るなどしたという。さらに、京都駅出発後の午後10時半ごろから約30分間にわたり、車内のトイレに連れ込み、暴行した疑い。女性は車両前方のトイレに連れて行かれる途中、声を上げられず泣いていたが、付近の乗客は植園容疑者に「何をジロジロ見ているんだ」などと怒鳴られ、車掌に通報もできなかったという。<br><br> 植園容疑者は昨年12月21日、JR湖西線の普通電車内で女性(同27歳)に暴行し、さらに大津市のJR雄琴駅で電車を降り、同駅のトイレに女子大学生(同20歳)を連れ込み、暴行したとされる。<br><br> JR西日本によると、同社の大半の車両には連結部付近に通報ブザーをつけているほか、トイレにも体調悪化などに備えたブザーを設置。いずれも車掌に連絡が届くようになっている。また、特急など停車駅間が長い列車の場合、車掌の車内巡回を励行しているという。同社広報部は「引き続き車掌の見回りなどを強化し、乗客の安全確保、防犯対策に努めていきたい。事件を目撃したら通報ブザーを活用してほしい」と話している。<br><br>「交際女性と別居、性欲解消のため」電車内強姦男、起訴事実認める 過去にもわいせつ行為<br><br>電車内で女性を乱暴したとして強姦(ごうかん)罪などに問われた滋賀県湖南市、解体工、植園貴光被告(36)の初公判が大津地裁(長井秀典裁判長)で6日あり、植園被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。<br> 検察側は冒頭陳述で、「被告は交際女性とけんかして別居中で、性欲を解消するため女性を物色していた」と述べ、被告が過去にも電車内でわいせつ行為を繰り返すなどしていたと指摘した。<br> 起訴状などによると、植園被告は昨年12月21日夜、JR湖西線雄琴-京都間の普通電車のボックス席で、20代の女性に抱き付き「逃げたら殺すぞ」と脅し、乱暴。さらに雄琴駅のトイレに別の女性を連れ込み、乱暴した。
これが、閉鎖集団における安全性の確保の仕方なのだ。
互いに監視しあう、であるか? 
奇麗事はいうまい。どんな集団においてもはみ出し者はでる。
そして、人間皆変態、状況しだいでその内面に持つ強姦症が頭をもたげることもある。
奇麗事を奇麗事として残したいのなら、集団における相互監視は欠かせないものなのだ。

歴史を見るに、江戸時代の五人組、戦時中の隣組
島国であるわが国においては、よくも悪しくもこの方法により集団の安全性を担保してきた。
而して、紹介のクイズがある。
いや、あった…

日本社会の安全性は本当に崩壊してしまったのだろうか?
所詮神話に過ぎなかったのか?
植園貴光事件の報を聞く限り…

失語症のように繰り返すが、論者には未だ信じられない特急「サンダーバード」車内強姦事件である。
先程は、いい折といいましたが…
遅かりし由良助だったかもしれませんねえ。
日曜の晩の某SNSでは #くたばれ北陸新幹線 ってタグがトレンドになってました。

最大公約数ですかねえ。
新大阪までの延伸が経過されるも建設の目処も立ってないってんですから。
あっち方面から来る人は、直通で行けなくなって不便になっただけといっても過言ではありませんから。
名目上の時短など、荷物持って乗り換えする手間隙考えれば吹っ飛んでしまいますもの、
実質只の値上げです。

逆に首都圏から敦賀に行かなければならない需要などがどれほどあるというのでしょうか?
北陸観光地ひとりが、首都圏からの観光客で潤う程度の効果しか期待できず、原価倒れもいいとこでしょう。

地方新幹線同様、程なく貨物用になることが目に見えてます。

logo.png