我らのプリンス・琴ノ若関、大関昇進おめでとうございます。ん?優勝決定戦?これでいいんです。階段は一段ずつ上がるものです

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いやあ、何と入ったものやら?
って何と書くかはまったく迷いはありません。
念を押しますが、私・齋藤杏花 (さいとうあんな) は大の琴ノ若ファンです。
そのプリンス押しの立場からみて、最高の結末となりました。

まあ実際、本令和6年大相撲初場所はやきもきの連続でしたよ。
聞くのは霧島綱取りばかりで、何で琴ノ若関の大関取りの場所って声がないのだろうか?
終盤に掛けてフラストレーションが溜まりに溜まってた事は、このとこの投稿をお読みいただければお分かりいただけると思います。
特に千秋楽なんか調べ物ばかりして、32勝でもって事例探して反対に、直前3場所三役34勝でも大関の声が掛からなかった例を見つけてしまって、却って不安になって…
そうですよねえ、千秋楽の対戦相手となった翔猿関はくせものの上にガッコの先輩で五分の対戦成績で、内心不安ばかり、負け前提で掛からざるをえませんでしたから。
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けどまあ蓋を開けても見れば、王子様の仇名に相応しからぬ鬼気迫る表情で、この難敵をねじり伏せて33番のノルマを達成し、漸く腰の重かった審判部を動かしたわけです。

よかったね、事実上昇進確定。

それと、技能賞という嬉しいおまけも付きました。
実はね、私、技能賞が来たらいいなって思ってたんですよ。
この場所のプリンスは、技能が光りましたから。
いったとおりの千秋楽に先立つこと、先ずは初日の阿炎戦。
回しには見向きもせず徹底的に突きましたね、押し相撲は押されると弱い、と。
このとこ上り調子の熱海富士には、起こす動作で頭を下げさせそれ利用して定石どおりの肩透かし、下位で星を挙げてる大の里には相撲とらせず両差しで電車道…
そして、天王山となった大関霧島戦は、自分が不覚とった若元春戦の逆を再現し見事に突破しました。
体格や強さばかりが云われる琴関ですが、よくみればこのように技能相撲なんです。

そして、舞台を千秋楽に戻せば、直後に星を延ばした横綱との優勝決定戦。
でー。
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ご存知のとおり真正面からぶつかるも、本割同様完敗。
そうです。横綱照ノ富士には歯が立たなかった…
でもね、それはそれでいいじゃないですか。
いえいえ!決してアイロニックな意味ではありません。
実はかねてより、齋藤杏花 (さいとうあんな)、大関だけにして貰ってむしろ優勝はして欲しくないとさえ思っていたんですよ。
何故なら、大関が最高の地位ではありませんから。
来場所の事を考えれば、引っ張り出されるのを少しでも押さえ、稽古に時間避けるようになるほうが好ましいです。
論より証拠、関脇以下で優勝した力士のその後を見て御覧なさい、
大概は碌なことにはなってません。

セレモニーで成り立ってる相撲という世界においては、新大関は勝ち越せれば合格点といいますよね。
それに力士には常に怪我のリスクが付きまといまいすし。
解説の龍二さん(九重親方)は正直な人だ、優勝決定戦に望む心構えは?と問われ、怪我しないように注意すること、といってましたっけ。
そうですよ、怪我しないように地道に努めていれば、幕の内優勝の機会なぞ、ほっといたってやってきます。
階段はいっぺんにあがらなくてもいい、一段ずつ上がっていけばいいのです

琴ノ若関。
決定戦に破れ引き上げる際の、悔しそうな表情…
さしてお立ち台での第一声が「出直してきます」…
更には聞けば、当面は琴ノ若の四股名のままで、琴櫻襲名は優勝してから、と本人が希望したとか。これまた私がかねてより…
いいですねえ、期待して間違いはありません。大関琴ノ若!

そして横綱琴櫻の姿をみるのも、そう遠い未来ではありません。

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