そうだ。火曜日で某国営放送大河ドラマの噺だった。そういや前回、積み残ししてたんだわん

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風は強いものの、いいお日和の続いてるおらっとこです。
お庭の景も画像のとおり、ウソ!紅椿は多数咲き出したもののウメの方は漸く一輪開いただけで。
鳥は来てますけどね。
でもまあ、新春の赤い一色がまた始まりましたわ。
これから先、白一色になるまで暫く続きます。

そっか、『セラムン』は初回きりだったのね。
三石琴乃さん、一話で失業…
あ、噺は某国営放送大河ドラマ『光る君へ』に入ってます。
第2話「めぐりあい」は初回から6年の段差があり、主人公まひろも冒頭で本役に替ってました。
先ずは積み残しから。
「貴族が雨漏りする家に住んでるか?」でした。

何を仰るうさぎさん。
平安貴族が物資豊かだったなんて誰が言ったの?
『芋粥』を読んだ事はないのかしら?
今昔物語の一節を芥川が短編小説にしてますので、容易に鑑賞することができます。

そうそう、平安貴族というのは貧乏の代名詞。
即ち、中世この時期は、地位と富は別ベクトルなんですよ。
というのはね、物流が今の感覚で考えたら大間違いの状況ですから、盆地の京にはそれほど物自体がないのです。
第一次産業の発展してる東日本の、当時未開の田舎の方が遥かに豊かだった…
西日本の第三次産業がそれに勝るようになったのは、近世に差し掛からんとした頃からです。
いや平安時代中期には、第三次産業自体がなかったといっても過言でないかもしれません。
ねえ、飛鳥時代に試しに鋳造した貨幣なんて流通する事はなかった、宋から輸入した銅銭で貨幣経済の始めを作ったのは、平清盛でした。

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ということで紫式部の時代の貴族ってのは、ホント、貧しくて。
下級どころか上級でさえ…
御堂関白道長の死因は、一説によれば栄養失調と聞きます。
ついでにいえば、衛生状態ね。
古くは頻繁に遷都しましたが、何でだか知ってます?
下水の問題ですよ。当時は垂れ流しでしたからね。
排泄物すら表にバッと撒いちまうだから、くさくてたまんねえ、いくらも経たない内に住めない土地になってしまうわけです。

さあて、んな訳であのドラマは完全に作り話ですわ。
万事あんな綺麗な訳がない。
原則風呂に入らないし、洗濯だってそうそう出来たわけでないので、ほぼ着たきりすずめです。
なのに儀式等々のある重ね着…
女房たちはあせもだらけで痒くて堪らなかったでしょう。
さても、さても、毎回、毎回、史実派が発狂しそうな大河が始まりました。
でもね、考えてみたら、『大河ドラマ』であって歴史ドラマではないんですもんね。
これもこれでありで、まあ、気楽な気分で毎回視られそうです。

さりながらですよ。
こうして毎回、視聴後のレビューが書けるとも思えません。
ここらで、火曜大河の恒例は終了すべきかも知れません。
更に一歩進んでいうなら。

よく続く本BLOGもここらで不定期にすべき段階になったとも思料します。

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