最終一話前の第47回では『どうする家康』も、大坂夏の陣まで行きませんでしたね。つーことですべては最終回回しに
第47回 どうする家康 大坂夏の陣 某国営放送 大河ドラマ 乱世の亡霊 伏線の回収 最終回 千姫 茶々さま 『乱世の亡霊』が実は秀頼の事だった 秀頼 最強勝頼 清盛 齋藤杏花 (さいとうあんな) 齋藤杏花 同窓会 滅びの美学 鎌倉殿の13人 北条義時 政子の大演説 清盛が始め頼朝がすすめた武士の世を完成させたのは、義時や政子個人でなく、北条氏という一族全体
先ずは昨日、何やら季節感がいまいち、といったっしょ?
まあまあ、その言葉が聞こえたかの如く、ツバキが一輪花開きましたわ。そう手前の邪魔なヤツデを整理したせいでよく見えます。
今シーズンは蕾が付くのが早いと思ってたんですが、花まで開いてしまうとはねえ。
突然変異でサザンカに代ってしまった?まさかねえ、で御座います。
さて、某国営放送の大河ドラマ、『どうする家康』です。
結局大坂夏の陣は、最終話回しとなった訳でございます。
で、一昨日は専ら、伏線の回収でしたね。
いやいや、子供茶々を再登場させて新たな逸話を披露するとは意表でした。
冷静に考えてみれば、以前登場した時と矛盾してるような…
即ち前の時は、家康が父だったかもしれないとはしゃぐ妹たちを叱り付けており、到底密かに憧れてる人のような雰囲気ではありませんでした。
それが第47回「乱世の亡霊」においては、賤ヶ岳よりは少し時間を遡った本能寺直後の回想に触れれており、茶々のホンネのドロが暴露され、信じてた者に裏切られた憎しみへと、パズルのピースが見事に嵌ったわけです。
そして、ここに来てその憎しみも微妙に揺らぎだした…
代りに台頭したのが千でしょう。
もうひとり心理態度に注目すべき人物が千姫でした。
既に述べたとおり、両家の間に板挟みとなり苦しんでた状態は、あわや大砲で撃ち殺されかけて雲散霧消したといえます。
シエもバカですね。
その状態で両家云々の古証文を持ち出せば、大概は怒りだしますよ。江戸に帰って泣いたってしょうがるもんですか。
少しは自分が相手の立場だったらと考えてから行動するといいですよ、ホント。
『乱世の亡霊』が実は秀頼の事だった…
この点に関しては印象が薄いです。
なぜなら、既に最強勝頼が同じような意思決定してる、二番煎じの感は否めません。
つーことで御座いまして夏の陣は次回回しとなりました。
SNSでは既に最終話の予告に関する意見が出回ってます。
どうやら、清盛の時と同じく最後同窓会でendになるようだ。
けど、清盛の時とは真逆に勝者の側の同窓会だから、滅びの美学がない分だけ盛り下がるのでは?
うーん、唸るばかり…齋藤杏花 (さいとうあんな)もそう思いますよ、
でもね、ここで大坂夏の陣を残した事が生きるとおもうんですよ、すなわち(大ネタの)夏の陣の回なんだから後はどうにでもなる…
ここでね。去年の鎌倉殿の13人を思い出しました。
最終話で大失速した為に今までいいと思い続けてたものまで含め、すべてがどっかに吹っ飛んでしまった、
その折に云いました。
そうです。
あれも政子の大演説を最終話にずらすべきだったんですよ。
政子が闖入するとこで切り、盛り上げて最終話に繋げるべきだった、
そしてその後はナレーション話にすべきだったんです。
そうでしよう、承久の変自体も殆ど触れなかったんだからこれで十分です。
そしてね、うんと先、過去大河で云うなら時宗の初回の手前まで語ったとこで終劇とすればよかったんです。
ねえ?北条義時という人物にはさしたる歴史上の重みはない、ですから彼の死で切る必要はなくまた切ったならあのとおり中途半端な劇となってしまします。
清盛が始め頼朝がすすめた武士の世を完成させたのは、義時や政子個人でなく、北条氏という一族全体なんですから。
と、最後に私も、一年前に中途半端にしてあった噺を、ここで完成させられました。