齋藤杏花 (さいとうあんな) の BLOG

お待たせしました！
今年もまたやって参りました大東亜戦争開戦の日です。
先ずは景気づけに一曲。
ん？
ちゃんと貼ってありますよ、画像をクリックして下さい。
ホントはね、この動画から音声だけを切り出して貼ろうと思ったんですけど、上手くいかねえでやんの！
なんだかねえ、直リンも同じ事なのになんかどんどんケチくさくなってますよ。
いや、勿論金取っちゃまずんですけど、念には及ばないと思いますが。

さて、噺は全然関係ないとこなんです。
うん表題に記したとおり、少し前にtwitter改ﾒXでトピックになってたことなんですよ。
色々書くべきお題が出てきた為後回しとなり、もう元データ拾えなくなってますので、それをご承知でご覧下さい。

いずれも税制、それも所得税及び住民税の話なんですわ。
一つは生命保険料控除のこと、もう一つは住宅ローン減税の事です。
んまあ、齋藤杏花 (さいとうあんな)は懐疑的、なぜなら納税者有利のように報ぜられてるものの見事なダマシだからです。
どっかしらん、てか、カンペキに昨日の教育無償化の亜流なんですが、先ずは後者から行きましょう。

住宅ローン減税ね。
こりゃ、所得税等の税額控除です。
目的は住宅ローンの借入者を優遇すべく、利子の一部相当の所得税等を戻そうって趣旨なんですが、もうここまで言えばお分かりと思います。
そう、潤うのは金貸しなんですよ。
昨日と同じ、納税者にすれば右から左の通過勘定なんですね。
しかも、しかもより始末に負えないのは、元々の納税額がなければ何にもなんないって事なんです。
だから税額控除なんですけど、結構ジョン・トラボルタになるんですわ、罪作りです。

生命保険料控除？なんか少子化対策の子育て支援とかでトレンドになってましたわ。
…今でも見間違いしたとしか思えん、何処をどう推したらこんな話になるのか皆目検討が付きません。
これも結局は保険会社の得になるだけって結論なんですが、生保控除とは？から噺しましょうか。
所得税等の所得控除です。
うん、さっきは税額控除だった、今度は…
所得税ってのは生身の人間の稼ぎに課税するものですから、課税標準である所得に税率を掛けるんじゃない、所得から何某かひいた金額に税率を掛けるのです。
その何某が所得控除です。
ですから納税者にすれば、控除の金額の得になるんじゃないんですよ、掛ける税率の金額が得になるのみです。
更にいうなら。
その控除を受けるためにはより多額の生命保険料を払うことが前提です。
なんが、こんなラチもないものが！

もう少しいいましょうか？
所得税は一律の税率じゃない、超過累進と言いまして所得が高くなるほど高い税率が適用されるわけです。
んで、所得控除の効果です。
限界税率で分かりますか？つまり一番天辺の税率の税額が減る、それこそ高額所得者の優遇です。
まあ、子育て世帯支援対策とは到底言いがたいとこです。

私はね。
かねてから、めんどくさいだけでなく業界の思惑に振り回される所得控除など一本にしちまったらいいと思ってんですよ。
基礎控除１０００万、こんなもんでどうですか？
更にもう一声、所得千万までは零税率、これで大概の者は所得税等を払わなくていいとこになりましょうから、税務当局も会社事務も大幅に手間が削減出来るはずです。
ん？なら基礎控除２０００万にしちまっても同じでないかって？
だから違うのよ、所得控除は限界税率部分が削れる効果になるから、高額所得者に有利に働くのです。
一律に恩典を与えるためには、超過累進税の一番下は零税率にしなければならないのです。
ここまでやって、殆どの者が所得税等を払わなくてもよくなった分、どこから取るか？

消費税です。
この国で暮らしてこの国の空気を吸うなら、その消費に関し何某かを平等に払って貰いましょう。
所得税の税収が減った分相当になる税率に挙げればいいのです。
細部に関しても色々ありますがこの際割愛し、ここは公平課税のみのお話に留めましょう。
平等と言いましたよね、そう、分かる人は分かりますね、居住者も非居住者も平等にで。

その為の前提としても、今般のインボイスに加えリファンドの導入が急務といえましょう。