万葉集にも師走があったゾ! ← どうもこのとこタイトルに凝り過ぎたのが裏目に出てるので、直球勝負してみる
万葉集 万葉の人々 万葉のこころ 犬養孝 齋藤杏花facebook 齋藤杏花 師走 12月 十二月には 沫雪降ると 知らねかも 梅の花咲く 含めらずして 旧暦 旧暦十二月は晩冬 紀小鹿郎女 紀鹿人 安貴王 市原王 齋藤杏花 (さいとうあんな) Facebook

昨日は第一土曜日、おらっとこの草ゴミ回収日ということで、底冷えする中はりきって無駄な木や枝を薙ぎ払って、出せる一杯出しておきました。
そうなんだなあ、もう12月になってたんでしたよ、てな訳で今日は12月最初の日曜となります。
12月、師走ね。
色んな事が言われてますが、これって当て字、使われるようになったのは平安末期と伝わります。
ならば万葉集に師走の歌などある訳がない、
筈なんですが、なんと、あるんだよねえ。
師走ではなく十二月と書いて"しはす"(=siwasu)と読ませる歌が、巻八1648にありました。
十二月には 沫雪降ると 知らねかも 梅の花咲く 含めらずして
相変わらず分かりやすいですね。
一箇所『含め』、"ふふめ"、そうでした、これがあづま訛だど"ほほめ"になるのです。
沫雪降ると…再びそうでした、そうでした、旧暦です。
旧暦十二月は晩冬にあたり、降ったのならなごり雪ってことになります。
詞書に『紀小鹿郎女の梅の歌一首』とあるよう、作者は紀小鹿郎女、本BLOG初登場の女流歌人ですね。
紀鹿人の娘で、安貴王の妻になった人…
而して設けた男子がいつぞやの市原王です。