黄葉も飽きたねえ…ここらで展開を変えましょうか、とまた『万葉の心』解説本を読み返すに。色彩の視覚から音響の聴覚へと、流れを変えられました

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毒喰らわば皿まで、つーことで今日もお相撲アイコンです。
これは今年の初め、東スポ記事で大関候補としてあげられていた3力士です。
…まあ、ねえ。よそうはうそよ、の典型じゃないですか?
ま、秀ノ山親方も同じ部屋の力士はあげられないでしょう。
そう、今現在、最も大関に近いといえるのが、弟弟子の琴ノ若なんです。
三役三場所33勝…
見落としてる人も多いようですが、今やってる九州場所で13番勝てば、王子様、この基準はクリアなんですよ。
こうなると先場所の千秋楽の1勝が大きい、これで先々場所の11勝が繋がりました。
年内に琴櫻が!
とか何とか云って皆さんがここをご覧になってる頃は、2連敗してがけっぷちかもね、
つーことで、そようはそようで噺に入りましょう。

さて今日は日曜で万葉噺の日、そうでした、直近2週、もみちの歌をやってたんでしたね。
がらり趣を変えるということで、また『万葉の心』の冊子を捲るにです。
其の四のA面の箇所にまだやってない歌が出てきました。
先ずは巻十1831の作者不詳の歌です。

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朝霧に しののに濡れて 呼子鳥 三船の山ゆ 鳴き渡る見ゆ


呼子鳥…そうなんだなあ、随分前に手スキャンでカラー写真を掲載してましたよ。
聴覚に訴える歌、ってこともありまして下句の、ゆ、ゆの脚韻も心地よいとこです。

続いて出てきたのは、逆順の巻六924、山部赤人の歌です。

み吉野の 象山の際の 木末には ここだも騒ぐ 鳥の声かも


そうでしたか、これ、まだやってませんでした?
ここだもーぉ さわぐぅ
犬養先生の朗詠が余りにもさやかの耳にのこってるもんで、とうにやってるものとばかり。
そう、この歌も音響の世界です。

実はこの歌ね、独立歌なんじゃないんです。
山部宿禰赤人ノ作ル歌二首并て短歌ヲ并セタリ
の詞書の付く、二首の長歌の最初の方の第一反歌なんです。

意外や意外ってことで、この点も意外でした。

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