齋藤杏花 (さいとうあんな) の BLOG

またぞろ、このとこ、お庭情報から入れるようになりました。
急にさぶくなって、一夜にしてもみじが黄色くなってきたって云ったっしょ？
進んでるか見に行くに、手前のボケの枝に一輪狂い咲きの花が。
結構蕾も出てきててまた楽しみが出てきました。

昨日は、ボケもボケ、またぞろポンチ絵を地で行くようなニュースを目にするこことなりました。
あー、これです。

女性用浴場に侵入の疑い、４３歳男を逮捕「心は女なのになぜいけない」

やるんじゃないかと思ってた、の世界ですね。
案の定、某SNSでは青筋立ててる向きを多数出没してました。
杏花流へそ曲がりの家元たる、不詳この私ﾒはその範疇に属よう筈がありません。
先程も云ったようLGBTとやらが法にまで登場するようになれば、必ずこの手が出てくるであろうことは想定内であります。
更に一段穿ってですよ。
私は、これ、わざとと思えてならないんですわ。
ううん、売名の類でなく、アイロニー、LGBTとやらと女性スペースとやらの両方をあてこすってるような気がしてならないんです。

そうでしょうよ。
女湯なんぼのもの？
人前で裸晒してて何言ってんでしょうねえ。
性別で分ければいいってんもでないでしょうよ。
何よりです。
これが性別があべこべだったらどうなる？
先程の青筋立ててる連中は、私から見ても滑稽で、件の悪戯には喝采したいとこです。

こんな現実ポンチ絵も、時代と共になくなっていきますよ。
LGBTなんてのが出たのはいつの事？
ちょっと前までは影も形もなかったものです。
自然科学の世界の原理原則ではない、只の価値観に過ぎないのですから、流行り廃りは当然あります。
話振れば、今は人としては許されない外道とされてるロリね。
これだって、ほんの少し前は、我国は言うに及ばす、本場の米国においてさえも、それほどは神経質でなかったものです。

お待たせしました。
史実の傍証、『サディズムに花束を！』から復元しましょう。

トレイシー・ローズ　－　後に未成年であったことが判明したハードコアポルノの女王

(2006年)

前稿に続き、近代の歴史である。
また別の意味で問題があるだろうか？　どうか好意的にお読みいただきたい。

さて、１９８０年ころ全米、いや全世界にその名をとどろかせたポルノスターである。
日本にも来た。
当時のわが国にとってはトレイシーの出現は蒙古来襲にも匹敵するような驚愕事であったはずだ。
なにせ、コリーダあたりがハードコアポルノ最高峰であった時節なのだから。
論者ですらその名を知りうるくらいの記録が残っているというのが、論より証拠といったところか。

ところが、この彼女、あとになって未成年であったことが判明したのだ。
而して我彼様々な反響があった。

まずはご当地である。
トレイシーの相手をした男たちは震え上がった。
刑事罰を受けるのではないかと。
そうである。権利関係を重視する移民の国においては既にその当時、未成年との性交渉が禁じられていたのである。

わが国の反応はといえば。
ただただ信じられないという反響が大多数であった。
こちらの国はといえば、儒教が根付いた国であるからまず年齢という序列に目が行く。
年限に達してないものが、より上位の行為を行ったということを事実として受け入れることを妨げる潜在意識があるという言い方でよいだろうか？
ともかく、かくのごとき反応であった。

そんな中で、ひとつの大衆評論があった。
「遥かに年上で性経験豊富な男性陣が、未成年のトレイシーにあえ無く昂ぶらされてしまう。これは見方によってはマゾ趣味の男性の興味をそそるのでは？」
以前、掲示板サイトにおいて論者は「儒教の根付いた国では、力の逆転ならぬ序列の逆転によるＳＭ関係が生まれる可能性があるのでは」と問題提起したことがある。
ある意味、この大衆評論がそれにあたろう。
ただ残念なことに、厳密なるＳＭ関係ではない。もっぱら男性マゾヒストたちの琴線のみにしか触れないイメージの世界、GBBの稿で論じたとおりだ。

もうひとつの注目すべき点は、当時の日本にはこれを男性マゾヒズムの範疇に分類するものが性風俗関係にすらもなかったという点だ。
今ならば…　繰り返し論述していることであるので以下は繰り返さない。

さて、いまさら言うまでもないことだが、現在では日本でも未成年との婚姻外性交渉は法規で禁じられている。
風習や歴史、国民性の全く違う国の制度に右に倣えするのは如何なものであろうか？
顰に倣うということがある。

米国がくしゃみをすると日本も風邪をひく…

これって。別に経済のだけのこととは思えませんがね、あはっ！