某国営大河『どうする家康 』も第37回にして初めて脚本に感服されられました。ん?平八郎の行き先…最後に少し齋藤杏花 (さいとうあんな) からのお願いがあります

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某SNSでお借りした夕べの居待月。木星と競演です。
おらっとこは逆に、朧に雲のかかった月の掛けた方向の木星が綺麗に顔を覗かせて。
中々の天体ショウでした。
今晩は寝待月ですが果たして見られるものやら。
見られるとしても時間は9時過ぎですしね。

で、某国営放送大河ドラマ『どうする家康』です。
まあねえ、色々云ってる人がいますよ。
面積から云えばむしろ広大な旧領を今までどうやって治めてたのか?(今になって今生の別れみたいなのはおかしい)…
秀吉と三成の接触が未だなし…
それはそのとおり(後者は厳密に言えば鶴松死の病床で同席してた)なんですけど、それはそれとして第37回「さらば三河家臣団」は中々の出来でしたよ。
タイトルで云ったよう、初めて脚本に唸らされました。
そう、今まで好意的な評は須らく役者の演技に唸らされてましたもので、これは初体験です。

やってくれましたねえ。
放送開始から15分で小田原落城・後北条氏滅亡…
ちょっと考えられなーい!であります。
先ず先に関東転封を出した事の勝利でしょう。
更には係り結び的に、瀬名の御花畑東方共栄圏構想を持ち出した事、
これは元々、時代遅れの後北条氏が発想のベースでしたから。
上手く纏めました。

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その間にもちゃんと、最恐茶々を登場させて。
世の評は壊れたムロ秀吉のほうにばかり関心を向けてますが、齋藤杏花(さいとうあんな)はそれには与しません。
ひとえに、茶々の恐ろしさに注目が行きます。
そうだよ、今は亡きカマキリ先生がやってたハリガネムシ。あれです。
思えば今回の秀吉は最初はお市さまにも茶々さまにも女としての関心はありませんでした。
むしろ子供茶々がユーワクめいた態度でたらしこんで…
そして大人になってみればかくの如し、その間にどのような経緯になってたかは推して知るべしです。
天下の関白が完全にいいなり、ハリガネムシにとっつかれてるって言い方が中りますね。久々に寧々からも秀長からも鼻をつままれる旧来型毒婦の淀君を見ました。

それが更に…
そうだ、予告動画がDLできましたから掲げましょう。
こんな中身の濃い30秒もありませんから。
匂ってきますねえ。
とてつもない生臭い匂いが。
どうする家康はボノ系お花畑大河ですが、唯一淀が生臭さの極みのキャラとして描かれるように思えてならないのです。
ずばり、秀頼(今回の鶴松を含めてもいいのだが)は誰の子なのか?
これは古くから云われてましたよ。否、当時から。治長説、三成説、そして家康説…
ねえ予告でもあったっしょ?将にどうする家康だあ!
先ずは手っ取り早く連環の計、
おっと。

数多くの妻妾と交わって子を成さなかった秀吉がなんで茶々との間にだけ子を授かったの?まあ最大公約数的な勘ぐりですからね。
ドラマに戻せば、茶々は愈愈発言力を増す一方、秀吉は下り坂。
そこで茶々さま、数多くの武将に思わせぶりな態度をとり、敢えて勘ぐらせ諸将の疑心暗鬼を惹起し争わせる…
こう、作戦を次のステージに移していく訳です。
茶々の目的は母のなし得なかった天下取りの遂行でした。
今後が目が離せません。

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さて、急ぎ足で後北条滅亡をすましたあとは、かなりの長い尺で三河家臣団のドラマが続きましたね。
今までの三河家臣団の場面は、ともすれば小学校の学芸会並みに芝居がかってて鼻白むことがしばしばでした。
一昨日に限ってはまあまあでした、そう、云ってみれば卒業式です。
早い時期から出てた多くの登場人物はこれがラストなのではないですかな。
うん、今後は側近は、紅白両名の参謀になるんでしょうか。
於愛と阿茶を完全交代にした理由も解りました。これもまた上手い尺の節約です。

んで。
平八郎の赴任地は上総の万喜でしたよね。
守備範囲に入った、おらほうです。
位置的には後の大多喜の一歩手前ってとこですか。
もっとも当時の交通からすれば逆に奥だったかも知れませんが。

その大多喜なんですが、ほら、先月の大雨で鉄道が不通になってしまってましてね。
いや、大多喜までは直ぐに復旧したんですが、その先の下りが復旧の目処すら立ってないんですよ。
まさかねえ、昔みたいにどさくさで廃線なんてねえ。

この番組の平八郎ファンのみなさん。そしてドラマ自体のファンの皆さん。
そんなシビアなことにならないよう、一緒に目を光らせてやって下さい。

以上、齋藤杏花(さいとうあんな)からのお願いでした。

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