市川猿之助容疑者がついに起訴されました。これで親殺しの異名が確定です! そっか、それでNHKオンデマンド…

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月日は進み、7月も29日になりました。
七福神の日?福神漬け…
あんまおもしっくねえな、他のを探してみれば1997年。
そう、7月29日に松山ホステス殺害事件の福田和子が福井市内で逮捕されました。
公訴時効の、なんと、20日前!
齋藤杏花(さいとうあんな)もリアルタイムの喧騒をはっきり覚えてます。
オウムでワイドショーをくまなく視てた事の副産物といえるでしょう。

さて、2023年においても、その前日にちょっとした歴史事実あり、ってとこでしょうか?
ご存知のように、逮捕勾留されてた歌舞伎市川猿之助がとうとう起訴される事となりました。
これで文句なしに親殺しです。
ここまで長かったなあ。
社会正義は、辛うじて維持されました。

今となれば、そっか、それでなんです。
うん、NHKオンデマンドが過日の(猿之助)逮捕を請け配信中止してた猿之助出演の『鎌倉殿の13人』を、8月後半に配信を再開する予定と発表してきましたから。
でね、それに関し読売が意見付きであげて来てる記事がある、本稿のメインデッシュがそれです。



 NHKの山名啓雄メディア総局長は26日の定例記者会見で、有料配信サービス「NHKオンデマンド」での配信について、たとえ出演者が逮捕されたような場合でも原則として配信を続ける方針を明らかにした。
NHK.png 両親への自殺ほう助容疑で逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者が出演する大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などが現在は配信停止となっているが、順次、配信を再開する。配信停止後、10日間で1000件近い批判の意見が寄せられたといい、山名総局長は「自ら選んで番組を見るという意識が高まっており、作品性を最大限尊重すべきだという結論に至った」と語った。
 大麻取締法違反(所持)で起訴された俳優の永山 絢斗被告の出演作も配信を再開する。(以下略)

…成程ねえ。
公共のメディアは使ってるものの、不特定多数に向けて配信してる訳でない、
視聴段階で課金という動作が入るから、そこで選好という意思のフィルターが掛かった特定多数になる、
ディスクメディアの販売が続いてる事を併せ鑑みれば、舞台に足を運んだのと同じになるだろう、
と。
納得できたような、何やら腑に落ちないような話です。
何故か?
少々考えてみました。

結論先に云えば、オンデマンドなんて商売が成り立ってること自体が間尺に合わぬ話なのです。
あ、どこまでも人がいいってか、間が抜けてるってか、そんな購入者たちです。
TVで放映された番組ですよ。
んなもん、ビデオがあるのが当たり前って時代に育った齋藤杏花 (さいとうあんな)にすれば、視たいのなら録画してあるのがいつでも何度でも視られるのが当たり前、って感覚なのです。
ま、当然、んなもん買ったことのない私ですからよく知らないのですけど、視る毎に某かとられるってんしょ?
バカバカしいことこの上ないですね。
なら、ディスクメディアにすれば?
買うのが惜しけりゃレンタルだってあるんだし。

ここでもうひとつ見落としがちな盲点をいうなら、オンデマンドで視聴してしまうと匿名性が保てなくなるのです。
すなわち、視聴の毎全記録を番組配信者に晒すことになるんですよ!
んなもん、番組放映後1週間無料どころか、何某かこっちが貰わなけりゃ釣り合いが取れないでしょう。
あ、私ゃ、いくら貰ったって真っ平ですけどね。

再度、録画に話を戻しましょう。
あれは実際、大したものでしたよ。
一度みたTVがほぼ永久保存できて、擦り切れるまで何度でも視られたってんだから。
そんな優れものの家庭用ビデオレコーダー、最終的には3000円くらいになってましたでしょうか?
古き佳き日々は、ウソのように消えてしまいました。

技術の進化って一体誰のためのものなのでしょう?
最終利用者のためのものでなければならない筈です。
それがね、100%運営者のためのものになっちまってるんですよ。
にも拘らず怒りの声をあげようともしない今の日本人は、羊のように飼いならされてしまった、
といっていいでしょう。

で噺をマイナカードに続けるにいい流れとなりましたが、本稿は雑記の部、文句はまた別の機会ということで、筆を置く事にします。

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