『どうする家康』第28回は最低最悪! もうストーリーにすらなってません。サゲマンお市の一言がやる気マンマンの家康を気を変えさせるとは、敵は本能寺でした
どうする家康 宵の明星 某国営放送 大河ドラマ 本能寺の変 史実云々以前 ストーリー自体が崩壊 お市の方 あったかもしれない可能性 どう考えてもあったとは思えない絵空事 ノイローゼを高じさせて気が変になっちまったとしか考えられない信長 卓袱台返し 人前で打擲 カマ掘り 家康黒幕説 本筋と回想を混在させすぎた構成 いだてん 心情描写劇 上杉謙信 謀反 BL漫画 風林火山 謙信女人説
そろそろもう、宵の明星も終わりに近づきました。
一昨日昨日と久しぶりに天気のよくなった宵の西空で、沈みかけの宵の明星を確認しましたわ。
そうそう、お借りした画像と同様の月星共演を何とか見ることができました。
共演は今月限り、また次回に期待ということで本文、大いに期待はずれだった某国営放送大河ドラマ『どうする家康』本能寺の変の回の噺に入りましょう。
ですからね、ああまでなると史実云々以前なんです。
ストーリー自体が崩壊してます、自己矛盾といってもいい。
ドラマの順に噺しましょうか。
噺が飛ぶのはご容赦、ドラマ自体が時系列が飛んじまってるので私に言われても困ります。
えっと。
信長の回想に続いて、前回ラストにもあった本能寺炎上の場面からはじまるんでしたね。
何で京雀はこの時点で、家康下手人と分かったんでしょうかねえ?
そもそも、家康が軍勢を連れてなかったことなぞ先刻ご承知の筈です。
そして家康自身も、信長本能寺入りの報告を受けてから堺入りを告げる、と。
いかにも話が後付に過ぎます。
そしてタイトルに織り込んだとおり、お市の方と別れた人に会った♪。
うん、この点は予想外だった。予想を立ててた者とすれば、素直に負けを認めざるをえないでしょう。
お市の方とばったりあったというのは、ぎりぎり"あったかもしれない可能性"としましょう。
けどね、その後の会話で俄然おかしくなります。
信長が自分のことを唯一の友と思ってるなどは、敢えて今になって妹のお市に聞かせて貰わずとも、前回の安土で先刻承知の家康です。松潤アドリブの涙は記憶に新しいでしょう?
信長の心の闇を知り、自分が十字架を背負うと覚悟を確かにした…
それをねえ。
直後の回で女に言われたのが原因で急激にやる気をなくしちまうなんてことになれば、前述の『可能性』は限りなく零に近くなり"どう考えてもあったとは思えない絵空事"の方に変質してしまいます。
いやはや、松潤一世一代の名演も、とんだ仇花になってしまいました。
信長も信長ですよ。
正直、いつぞやの信康同様、ノイローゼを高じさせて気が変になっちまったとしか考えられない言動です。
この時点の京周辺の纏まった軍勢といえば、光秀しかないことは子供でも分かる事、英傑たるものが何で武装兵が大挙して取り囲んだ時点で気づかないんでしょうか?
本を正せば対光秀に関しては前回から不可解さ爆発でした。
ねえ?結局、あの毒(と思しき物)は誰が持ち込んだの?
兎も角、いきなり卓袱台返しをし、人前で打擲するなんてのは、それこそ乱心以外には考えられません。
またそうなったら、ぶっ殺されて当然と百も承知だった筈です。
近世の治世と違って未だ乱世、完全な時代錯誤です。
景は堺の家康に戻り、家臣に優柔不断を詫びる場面。
何ですか?あのクサい芝居。
小学校の学芸会寸劇レベルです。本職の役者がやってて空しくならなかったものでしょうか?
クサい芝居でつづけるなら、本ドラマのムロ秀吉っちゃ、デリカシィもあればテレパシィもあるのね。
備中にあって本能寺の変をいち早く情報キャッチし、しかも家康下手人と一発で悟る、と。
荒唐無稽です。
ですからね。
ストーリーが本筋と回想を混在させすぎた構成になってるんですよ。時系列が徹底的におかしくなって…
唯一時間的に現実味があったのは、茶屋が(変のあった)2日の午後に堺に現れて一行に変を告げた事。
60kmの道ですからマラソン選手(中の勘九郎はいだてんの金栗)の走力ならば十分に到達可能です。
その直前の穴山のしみじみとした台詞が、唯一の救いでした。
どう家ってのは歴史小説でなく、心情描写劇なんです。
つまりBLの一話読切の週刊漫画。
ここで初めて史実を入れれば、その当時、男色は不潔視されてませんでした。
戦国大名同士が同盟を結んだ際、肛門性交、所謂カマ掘りで信義を確認しあったとか。
ですので、家康と信長がそーゆー関係だったとしても、一向に不自然ではないんですよ。
けどね、それが高じて謀反ということになれば、途端にウソの世界へと逆戻りです。
それこそ『風林火山』でしたよ、「謀反ってのは愛憎でするものでない」って台詞があったのは。
上杉謙信って戦国大名に古くから女人説があるのは結構有名。
そして、謙信って人は戦国No1の戦上手であるのにも拘らず、年がら年中家臣に裏切られてました。