今日は日曜日で万葉噺の日。世間がGWにはいったこともありますし、簡単に行きましょう
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さ檜の隈 檜隈川の 瀬を早み 君が手取らば 言寄せむかも
てなわけでいきなり歌から入れば、巻七の1109は作者未詳の歌です。
あなたのお手をとったなら噂されるかしら?からすれば間違いなく♀、身体も心も女性である人が作者でしょう。
「さ檜の隈」の『さ』は接頭語、「檜の隈」は奈良県高市郡明日香村大字檜前を中心とした一帯。近鉄飛鳥駅東方の山野。「檜隈川」はこの山野を流れ畝傍山の西をめぐって曽我川に入る小川。「言寄せむ」は、うわさを立てるであろう…
…ふう!結構手間かかった。簡単に済ませようと思って丸写ししたのですが、一文字ずつ拾うのは大変!
昔はOCRソフトでスキャナ経由で文字化ができてよかったんですけど今はなし。
技術の進歩が却って退化…
おっと、簡単に済ますのでした。
冒頭の手スキャン画像にお気づきでしたでしょうか?
犬養先生のカセット講座からの丸写しで済まそうとしたわけですよ。
文章も件の回、其の一B面『万葉の風土』から拾ったという種明かしでございます。
このカセット講座は、四点セット商品のメインだったのかな?
他の三点がなんだったかは定かではありませんが、一番いい本棚の一等地に鎮座ましましてます。
そもそもが右コラムにも貼ってあります『万葉の人々』のラジオ講座でして、高校一年の実父が偶々聞いたのが一家の心を掴みまして、その後に新聞広告によくある通信販売で買ったとのことなんですが。
明治100年よりは新しいものの、ときメモよりは古い…
あ、お隣さんです。
今見ればケースの止め具が飛んでなくなってますね。
ま、もういいでしょう。
どうせ象牙でなくプラスチックなんだから、あはっ!