適当なタイトルがみつからないな。読んでのお楽しみってことで、ご高覧賜りたく存じます

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昨日は雨の土曜日、一日降り込められました。
その割にはガタガタしてましてね、投稿はお休みしてしまいました。
いえね、書くべきトピックはあったんですよ。
けどまあ、連年娘の誕生日の翌日は父が誕生日じゃ芸がありませんもの。
本日の投稿で触れることとした次第です。

そうなんですよねえ。ずっと同居の実父の誕生日が昨日、そして昨日はTDL40周年の日、
そうです、そうです、「オレと誕生日が同じ、26歳年下の浦安ミッキー」さんざっぱら聞かせ続けて育ちました。
いやいや本家のミッキーは死んだじぃじと同い年で、遠く及ばないものの、それでも大好きなドナルドの友人としての親近感で、若いころはよく通った誰かさんです。
そしてネットでは「ミッキーは雨男」との噂仕切り、水向けて聞いてみれば、春雨にけぶるアメリカ河、あ、漸く冒頭画像(借り物)です、が風情があってよかったとか。
なんてえか、齋藤杏花 (さいとうあんな) の好きな杜牧・江南春
の転結の洋の東西を変えたような風情なのかな?
何だが分かりませんね、今日は日曜日、万葉集の歌でも見ていきましょう。
こんなのはどうです?巻四786はまた大伴家持です。

春の雨は いや頻降るに 梅の花 いまだ咲かなく いと若みかも


同じ春雨でも少し季節は逆戻りしてしまったかな?
大伴宿禰家持、藤原朝臣久須麿に報へ贈れる歌三首、のうちの一首です。
そう、娘が久須麿に求婚された際のお返事なのです。

いいですねえ、求愛の情を春雨に比喩し娘を梅に例える、と。
そこはかとない情緒が漂います。
お気持ち幸甚に耐えませんが、娘が余りにも幼すぎて…
ま、そりゃそうだ。この時家持の娘は12歳なんだもん!

負けた…
この齋藤杏花 (さいとうあんな)、繰り返しとおり中に入ってるのは学卒即永久就職の人で、今の時代とすれば可也の早婚なんですが、とてもじゃないけど比べもんにならない。
ん?19の年に実質結婚は既定の路線になってたんですよ。
下手すりゃ、恋愛経験零でいきなり結婚なのかもしれませんね。
そりゃ、そんな朴念仁にさえも気がある事が分かるほどに良くして貰って
って、脱線ノロケになってますね。
戻せば、そういうわけで、私の父は家持の歌の気持ちは知る機会もなかったわけです。

実はですよ。
万葉の歌から見つけたかったのは娘から父への歌で、一日遅れの誕生日プレゼントにするつもりだったんですけどね。
予想通り、出てきたのは逆パターンの父→娘でした。
ま、そうだわな。

以上、36になっても依然お父ちゃんっ子の齋藤杏花 (さいとうあんな)の万葉談義でした。

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