千数百年前の歌集・万葉集にも今旬のLGBTがあった?!何と古くて新しい古典!!

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数日前とは一転して今日はおらっとこ、春の陽気になるとか。
さもありなん。今日は二十四節気の一、雨水で御座いました。
天気予報は先取りして、タオルが凍った時期から桜の開花予想をしてました。
今日の万葉の日、お噺しするのは将に桜の歌なのですが、その前に似ても似つかない時事の噺をしておきましょう。

LGBT法。正式にはLGBT理解増進法ってんですか。
何やら今旬になってますね。
かの問題発言を期に超党派で盛り上がりを見せ、やれ差別禁止条項を外すのはまかりならんの、やれG7前には絶対成立させないとならないの、と。
気色悪いので意識的に目にせぬよう努めてきた齋藤杏花(さいとうあんな)ですが、話が此処まで現実化してるとなれば、否が応でも関心を示さざるを得ないでしょう。

バカげてます。何もかにもが。
中味もバカげてれば、動機もバカバカしいです。
G7だあ?!内心黄猿と蔑む白人種の顔色を伺って、今や言葉すらが陳腐になってしまった名誉白人に祭り上げられたいのでしょうか?
陳腐ですよ!その時期は我が国が圧倒的に経済力が強くて、鬼畜米英・白人種キリスト教徒も無視しては通れなかった時代ですから。
その夢がねえ。今でも続いてると思うとは、万年正月にも程があります。

性的少数者?じゃあロリ、少女愛だって同列に保護しなければならないじゃないですか。
しかるに現実は周知の通り、LGBTとロリの間の如何なるとこに如何なる違いがあって、かくも真逆に扱わせれるというのか?御都合主義もいいとこです。
さらにいうなら、少数嗜好、否、指向なのかな?、で、殺人淫楽症は?放火症は?盗癖は?浪費癖は?こんなのも同様に保護するのが成熟した社会なの?いうもバカげてるといったのは此処です。

人それぞれ性格は千差万別、誰しもが千人万人に一人という特殊な性格因子を持ってるものです。
それが一般的に受け入れられないという事であれば極力うちに秘め、各人が社会生活を営んできたのです。
何が価値観の多様化か?!
自己矛盾ですね。
多様化を許容するという単一の価値観以外は全て認めないってんですから。
パラリンピックの時に言いましたね。身障者を一番差別してるのは選手関係者だって。
同じですね。LGBTだかLGBTQだかってのを一番差別してるのは、その人達に他なりません。
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前段に熱が入ってしまいました。

桜花 今ぞ盛りと 人は言へど 我れは寂しも 君としあらねば


巻十八4074は、物に属きて思を發す、サクラの景に乗せた恋歌ですね。
但し、但しで御座います。作者は大伴池主 (♂)。越中守・大伴家持 (当然♂)に贈った歌なのですよ!
はい、早々タイトルで予告してありましたね、押しも押されぬ同性愛であります。
家持も満更でもなかったようで返歌してる、直後に収録されてます。
そうだ、池主をもう一首だしましょうか。番号的には前になる巻十七4010です。

うら恋し 我が背の君は なでしこが 花にもがもな 朝な朝な見む


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こっちの方がより艶かしいなあ。
結構ホンキの恋愛ですよ。
モテ男・大伴家持を巡る女性の噺はもうせんしましたが、女性ばっかじゃなかたんったんだ、
とんだとこで性におおらかな万葉集を再認識することとなりました。

いえね、タネを明かせばLGBTが先にあって万葉集にないか調べてみたら、ビンゴビンゴで発見できたわけで。
何と古くて新しい古典!!
であります。

…ウソです。
絶対あるだろうとは思ってました。
記紀なんてのにもあるじゃないですか。
熊襲が美青年のヤマトタケルにカマ掘られて屈服する段などをみれば、当時は男色は不潔視されてなかったんですよ。
古代から中世近世、近世に至るまでその傾向は続き、男色が不潔視されるようになったのは極々最近になってからなんですよ。
話を戻してLGBT保護なんてのは、むしろ復古に属するものといえましょう。

だからといって賛意などは到底表せません。
今のは動機が不純すぎます。
そして何より…

人の心の中は権力ではどうこうできるものではないのです。

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