姑息というのは本来、その場凌ぎって意味なんですよね。誤って用いられる言葉の代表例でよく挙げられます。税務当局が姑息な事をやったから、姑息なことやる不届者が後を絶たない…前が本来の意味です

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さぶくて布団から出るのがつらいっスね。
今となったら昨朝は参った…
夜中、ベランダに干しておいた洗顔タオルが凍ってやんの!
今シーズン2度目かな?
立春過ぎのこの寒波。
やっぱあんですよ。一年で最も寒い日があるのは春
そう、空気ってのは海ないし地面の放射熱であったまるものですから、タイムラグが生ずるのでした。
でも幸いなことに、おらっとこ、寒波は昨日限りで凍えるのも精精今朝までという予報が出てます。
今シーズン最後の寒波、さあ張り切って確定申告をやっつけましょう。

既報のとおり、昨日から所得税の確定申告の受付が始まってます。
消費税(個人事業者)の確定申告も同時に始まってるわけですよね。
最近余り言われなくなりましたが、それは何故か消費税の申告期限が3月末になったせいでしょう。
いや、何故かといいましたが、よーく存じてます。
税理士会が頑強に掛け合って後伸ばしにしたんですわ。
これ、変なんですよね。
ふん、消費税計算しなけりゃ棚卸が決まんないんだ、事業の決算もできず、当然所得税の申告もできず…
ま、便法で消費税のみ1年ずらすって方法で逃げてるんですが、便法が原則のように言われるようになった種種の渾沌の、これも一例なのです。
税理士会も、ホント、使えませんね。
だから納税者も当局も弛むだけ弛むのです。

でです。
しかしまあ未だに消費税の不正還付ってのが後を絶たないのですわ。
各メディアが一斉に報じてましたね。
読売のが、これです。

某国営放送なんか、まあまあ、バカん事いってましたよ。
仕入税額の方が大きい場合は還付を受けられる制度があり、それを悪用…
あのね、場合がある、じゃないんだ。
元々消費税ってのはそういう税目なのです。
ウソだと思うなら、消費税法ごらんなさい。
いくつも条文のない法律だから全部読んでもたいした時間もくいませんけど、それには及ばない、目次見るだけで瞭然です。

さあて、どこから話したものか?兎も角消費税法ってのは、定着を急ぐあまりその場凌ぎなことばかり繰り返したもので、啓蒙が真逆の方向に進んでしまってるのです。
いいや、何回か噺したこともあることだし、ここは一足飛びに結論にいっちゃいましょう。
今いろいろ言われてるインボイス方式になれば、こんな不正など自動的に消えてしまうのですよ。
税額控除のインボイスがなければ控除受けられないんだから、極めて簡単です。

ですのでね、某国営放送、これを言わせる為にわざわざ不正確な報じ方したのかもしれませんよ。
そうなると、天下の齋藤杏花 (さいとうあんな)、まんまとNHKに利用された事になりますね。
構いません。
インボイスが正しく理解され、消費税の公平がなるというなら喜んで道化になりましょう。
そもそもインボイスになって不利益を蒙る者など、ない筈なんです。
前に言った例えが上手く出来てるので、再度ここで云いましょう。
インボイス移行に文句言ってる輩は、新発売特別価格の期限が切れた途端に値上げだ!と騒ぐ大昔の主婦連と同じ行動様式です。
声を大にして繰り返しましょう。

インボイス制度にならなければ不正が後を絶たず、正直者がバカをみます。

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↑ この絵分かる?
インボイスに反対してる奴等ってのは「落したのは金の斧」(注)といってちゃっかりせしめてた連中。
それが今後、女神が落した斧しか持ってこないようになるというので、大騒ぎしてるわけです。

注:『税務湖』の女神様っちゃ、ホント、明き○くら、あはっ!